京都、役宅の荷物を広島へ | 新・坊主日記

新・坊主日記

2007年2月22日からブラジルの、サンパウロ別院でお仕事をする事になりました。
日本とは場所も言葉も文化も違うところですが、人間が喜怒哀楽の中で生きているのは同じです。
沢山の人たちに出会って共に学び合いたい!
坊主日記、2014年からはマリリア編に突入!


京都タワー 冬のイチョウ カギ  京都の本山役宅においている荷物を広島へ送りました。
あとは、広島に帰ってブラジルに持って行く荷物を再整理して送るだけです。


そして、今現在いろんなものが新たに私に備わってくるのを感じます。


本山の役宅の前の大きな木も、そしてイチョウの木も葉を落としました。

小松を出ていろんな手続きをしている間、いろんなモノが私を離れてゆきました。


免許証、住民票、保険証、年金手帳。すべて住所が小松から広島へ変わり。
こういう証明書の手続きをしていると、自分という人間はこれが無いと病院も銀行のカードも作れず、何ひとつ今の生活は出来ないという事を目前にします。

ブラジルに行くのにも沢山の手続きが必要でした。パスポートが無いと一歩も日本を出る事も他の国へ入る事も出来ません。

一番象徴的だったのが、小松を出た時カギが一つもないキーホルダーをポケットに入れたときでした。





 荷物も引っ越す時に学生時代から引きずっていたもろもろのモノを半分は捨てました。
身軽になるという事は何かを捨てる事なのかもしれなけれど、一抹のさみしさが着いてきます。

自由や気軽さを求める人間でも、いざその境遇に立つと恐ろしくなるのかもしれません。


  秋には黄金色に輝いていた役宅の前イチョウの木も葉を落としました。
また秋には黄金色に染まるのでしょうが、今見ると在りし日の面影はありません。

 
 私も最後のカギを返し、また新たなカギを得る日が近づいています。

実に不思議な気分です。自由と思っていたものと不自由と思っていたものが共に同じもののように感じます。

 イチョウの木のように葉をつけたり、落としたりと。人生はそのようにして導かれているのかもしれません。

 最後のカギを返す日まで。

 

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