恐竜展へ エピソード3 最終回 | 新・坊主日記

新・坊主日記

2007年2月22日からブラジルの、サンパウロ別院でお仕事をする事になりました。
日本とは場所も言葉も文化も違うところですが、人間が喜怒哀楽の中で生きているのは同じです。
沢山の人たちに出会って共に学び合いたい!
坊主日記、2014年からはマリリア編に突入!

本光寺のでのイベント の準備も忙しくなってきました。当日22~24日は、晴れ模様のようだ。




さて、国立博物館を出て、上野の近くの牛丼屋でお昼を食べた後、いざ帰途へ。少々後ろ髪を引かれながら、東京を発つ。

途中インターで休憩を取りながら、帰途についたのは5時前、
はや~い!

そんなこんなで、この旅行記はあっさりおわりである。


しかし、その後実家の母親と話す機会があり、日帰り旅行の話をした。
すると、
そういや「あんたが中学に入学した年に上野の国立科学博物館に行ったね」
と言うのである。
そういわれても、まったく記憶になかった。
「二泊三日で東京に行ったんじゃけど、あんたは二日目も見たいと言い張って、一人で恐竜展に行ったんよ」

「 へ~ 」と、驚いたものの、力ない返事をした。

そこまで説明されても、やはり全然思い出せなかったのである。
「甲斐のない子じゃね~」と母。

「そういえば、東京に行ったのは覚えとるよ」
「でも、東京のおばちゃんと三人でどこかの洋服屋さんに連れて行かれたのと、そのあとおいしい料理屋に連れていってもらったのを覚えとる」

たしか東京のHおばちゃんが、「ここの店長は絶対このフランスパンをどこのパン屋から仕入れているかを教えてくれないのよ」と言ってたのを覚えている。
「洋食屋ではおいしいフランスパンの出所は絶対秘密なのよ」
フランスパンの出所が知りたいというよりも、そんな事情通ぶれる自分がうれしいという感じだった。

母は続けて、その日はプリンスホテルに泊まって、三人で寝たんよ。一つは移動式簡易ベッドであんたがそこで寝るはずだったのに、「ふかふかのベッドで自分が寝たい」と言い張るもんで、私がそっちで寝たのを覚えていないの?

う~ん(*^。^*) そういう自分がわがままだった時の記憶は無い。

さらに、
「お昼には、そのホテルでクレープを食べたんよ、それが、フルーツがたくさん入っていて、すごくおいしかったんよ。」「あの当時、初めて見る珍しいデザートで、コックさんが目の前で薄くクレープを焼くのを見てあんたビックリしてたでしょう」
「でも、わたしはその値段にビックリしたわ。3,000円もしたのよ。うっひゃ~」

なんじゃそりゃ。でも、確かにうっひゃ~である。

しかし、そう言われてみると、だんだんそのような気がしてきた。しかし
子供の頃、心をときめかせて恐竜の化石に見入っていたはずの記憶は全く思い起こされてこず、ある意味どうでもいい記憶しか思い出せない今の自分が、よその人のように感じられてきて、少し寂しくなってきた。

国立科学博物館へは、駐車場を降りて塀沿いに正面入り口まで歩いていくのだが、途中にペンシル型のロケットが空へ向かっていつでも発射OKと立っていた。
それを見たとき、初めて見たのではないという思いがよぎった、ような気がする。

あるいはそう思いたい気持ちが、そう言わせてるのかもしれない。

子供の頃好きだった恐竜は、ステゴザウルスとチラノザウルス、あと空飛んでるやつ。
恐竜展入り口には、子供ずれの親や中学生、小学生が、高ぶる気持ちを抑えられない面持ちでたくさん並んでいた。

並ぶ位置がわからない中学生が不安そうに係員に話しかけていた。が、目は期待に輝いていた。
これから探検に行く、冒険者の目である。

私が中学生の頃もそんな面持ちで並んでいたに違いない。


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