その昔し、「東京ラブストーリー」というドラマが大流行しました。
昔から、あまりテレビを観ない私のことなので、やはりこのドラマも、リアルタイムでは観ていないのですが、当時はそのことで変人扱いを受けるほどに、大勢の方がハマったドラマでした。
その後、ずいぶん遅ればせながらそのドラマを拝見したのだけど、変人の私にはその妙味がしっくりと理解できず・・・とにかく腑に落ちないというか、釈然としないというか、モヤっと感が残るお話だ~という感想で・・・ (ファンの方、ごめんなさい)
東京ラブストーリーって、ざっくり言うと、
優柔不断な男女3人と、明るく自由奔放に見えて、実は健気で可愛らしい主人公の女の子「リカちゃん」のお話しなんですけど、
全日本優柔不断選手権、女子代表って感じの、「さとみちゃん」が、ものすごい生煮えさをまき散らしつつも、「私を構って」感がハンパない。
で、主人公の「リカちゃん」に惹かれつつあった主人公の男性「カンチ」は、これまた優柔不断さ故に、あっさりと「さとみちゃん」のほうへ取り込まれてしまい、結局「さとみちゃん」が、その見事な魔性ぶりを見せつけての大勝利。
主人公の「リカちゃん」の立場、すごく切なくて可哀想なんですよね。
そして、女性目線でみると、正直、ものすごく嫌なオンナなんですよ、「さとみちゃん」という女性は。
このドラマが大流行してからずいぶんたって、たまたまこの、「さとみちゃん」役を演じた女優さんが語っておられたのですが、当時、ドラマの視聴者だった一般の方からの、嫌がらせが凄かったんですって。
街を歩いている時に石を投げられたり、剃刀の歯が入った手紙を送りつけられたりということもあったのだとか。
テレビの中のお話と、現実との区別がつかないなんて、世の中には、なんと危険な人達がいるもんだろうかと思ったのだけど…。
このところ、問題を起こした俳優さんの出演作品が、放映・放送中止や過去作品の配信停止になることに対して、様々な物議を醸しているのですが、
確かに、知名度の高さゆえに、社会的な影響力も高いという理由は重々理解できますよ
ですが、映像の中の登場人物と、演じた生身の人間とを切り離して考えられるようになることも、私たちには必要なことなのではないでしょうか。
かつて、授業で児童心理を少しだけ学んだ際に聞いたのだけど、幼児期って、空想の世界や絵本やテレビのお話と、現実との区別がつかないというか、幼児期には、その境界線が曖昧なんだそうです。
だから、子供のつく嘘って、本人は嘘をついているつもりがなかったりすることがあるんですよね。
でも、4歳、5歳、6歳と、年齢が上がっていくごとに、人はだんだんと、現実との境界線をはっきりと認識できるようになってきます。
それは、人として少し残念でもあり、でも逆に人として、とても重要な成長であるように思います。
映画のファンタジーの世界にどっぷりハマって楽しめる心を持てる大人って素敵だけど、リアルな現実に戻れる頭の切り替えがきちんとできることって、それ以上に大事。
それが結局、日常を過ごしてゆく中で、自分自信を見失わず、しっかりと生きて行けるってことだと思う。
映画やドラマでその人が登場すると、どうしても犯罪のイメージとつながってしまうとか、犯罪自体を社会が容認することにつながるっていう意見もごもっともなんだけど、
悪人役の俳優さんが実生活で極悪非道な人間ってわけでもなく、スーパー清純派アイドルの実生活だって、ファンの方の妄想の世界とは、また別の話で、
「信じてたのに、ボクのイメージを台無しにした~」なんていう、逆恨み的な犯罪なんかを減らすためにも、臭い物にはすべて蓋をしとけば安心っていう発想は、けして安全な対策であるとは言えない気がするんです。
はい、確かにあたくし、個人的に、電気グルーヴが好きでした。
さて、今日は春分の日
「自然をたたえ、生物をいつくしむ」日です。
自宅の近所の駐車場で、こんな可愛いもの見つけました
春が来ましたね
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