トレイルカメラを設置して牧場内の深夜の様子を撮影して、信じられない光景に少しショックを受けた。
毎日川土手から刈り取ってきた青草が、完食されているので最初は、しろちゃんの食欲はすごいなと喜んでいた。しかし、どう考えても一晩で完食できる量ではなく、朝行くとお腹はそれほど膨らんでおらず、お腹をすかせて待っていた。
もしかして誰かが侵入して草を食べているのではと疑いカメラを設置することにした。
そうすると夜の8時44分から日の出前の5時過ぎまで大きなオス鹿が侵入して草を食べていたのだ。
鹿の様子をよく観察してみるとお腹がいっぱいになった午前1時ころ鹿は、地面に座り込み毛づくろいをしながらくつろいでおられた。
しろちゃんは、深夜に小屋から何度か出てきてチモシーを少し食べまた小屋に入っていった。その間鹿には気が付いたのだが、怖がることなく平気でチモシーを食べているようだった。
毎晩のことなので慣れたのかもしれない。
しかし、しろちゃんのために刈り取った草が鹿に横取りされ、もしかしたらチモシーも食べられた可能性がある。しろちゃんが、食べても太らないの、実際は食べてないためかもしれない。
この状態を続けさせるわけにはいかない。
何とかして鹿を牧場内に入れない対策を考えよう。
しろちゃんは、鹿の侵入等なかったかのようにいつものようにチモシーの朝食を食べはじめた。
今日も夕方川土手から草を刈り取ってきた。
しろちゃんは、少しだけ食べたがそれほど好きな草ではなさそうだ。
牧場内の青草を食べる。
そしていつもの散歩に出かけた。
今日もススキの穂をいっぱい食べる。
散歩から帰ってまたチモシーを食べる。
牧場内の柵を点検してみたが、鹿が入れるような箇所はない。
一体どこから侵入したのか?
柵の高さは、1mしかないので鹿は飛び越えることができるかもしれないが、念のため侵入先を特定するために牧場内の中の柵を閉めてみた。
そしてトレイルカメラを昨夜とは逆の方向の木にくくりつけた。
設置したカメラからはこのような映像となる。
表の柵から入ってくるならとらえられるはずだ。