ロケットストーブは、木を効率よく燃やし煙突から勢いよく炎を吹き出し、ストーブと言うよりコンロのようなもので室内では使えない。
このロケットストーブは、電気やガスが止まったあの東日本大震災に重宝された。
作り方はいたって簡単だ。
材料
20リットルのオイル缶(ペール缶) 2個
煙突(直管、L管、エルボ)
バーミキュライト
まず20リットルのオイルの缶をガソリンスタンドで2個分けてもらう。
下段用のペール缶の下側に煙突が入る穴を開ける。
我が家には、電動工具などないので作業はすべて手作業となる。
缶の穴あけは、中心部に釘を打ち込みはさみをねじ込み切っていく。
缶の内側に折り曲げる。
上段用のもうひとつのペール缶の底にも煙突が通る大きさの穴を開ける。
ペール缶の蓋にも穴を開けそれをさかさまにしてペール缶の底に乗せ固定する。
まず一段目のペール缶にL管を取り付ける。
内側から針金で締め付けて固定する。
それにエルボ管と直管を取り付ける。
一段目のペール缶にバーミキュライトを入れる。
バーミキュライトは、普通は土壌改良財として使われるがここでは断熱材として使う。
二段目のペール缶を一段目に固定しこの中にも煙突の高さまでバーミキュライトを入れる。
最後にあまったペール缶の蓋を切り抜いて上にかぶせて完成!。
バーミキュライトは、軽いのでこの状態でも片手で持ち上げられる。
中に入れる断熱材は、砂や軽石でもよさそうだが、重くて持ち運びにくくなる。
さて、火はどのように燃えるのだろうか?楽しみだ。
火入れ
新聞紙に火をつけ焚き口に落としその上から小枝を落とす。
最初は、焚き口の上に火があがっていたが、焚き口に空気を送ると炎は、勢いよく煙突の中に吸い込まれていく。
火がしっかりついたので少し大きな枝を何本か入れる。
火は、枝の下から燃えるので自動的に木は落ちていく。
シロちゃんは、最初興味深そうに焚口に鼻をつけていたが、熱いのがわかると近づかなくなった。
煙突からは熱い炎が勢いよく出て煙はほとんど出ない。
小さな木の枝でも相当な火力だ。
これなら電気やガスが止まっても当分の間暖かいお湯が沸かせそうだ。
燃料は、山の中に無尽蔵にある。
煙突からは、熱い炎が出ているが外側のペール缶は、熱くない。
ただ雨が降るとペール缶や煙突の中に雨が入るので外に放置はできない。