全7戦で争われるENEOS スーパー耐久シリーズ2024 Empowered by BRIDGESTONEは第1戦となるスポーツランドSUGOで幕を開けた。
11年ぶりの開幕戦の舞台となったSUGOでは、昨シーズンの3時間を1時間に増えた4時間レースを4月20日(土)と21日(日)の2日間に渡り2つのグループに分かれて(ST-TCRクラスを除く)1日1レースずつ行われていた。
ST-Z~ST-5クラスまでのグループ2は予選で総合ポールポジションを獲得した26号車のraffinee日産メカニックチャレンジZ NISMO GT4(大塚隆一郎/富田竜一郎/篠原拓朗/荒聖治組)が決勝においてトップでゴールするものの、トランスポンダーの切替不備が発覚。総合2位だった52号車の埼玉 GB GR Supra GT4(山﨑学/吉田広樹/服部尚貴/野中誠太組)が繰り上げ優勝となる。
翌日行われたST-X~ST-4までのグループ1決勝では中升 ROOKIE RACINGとTKRIのAMG GT3 Evoによるトップ争いが続き、中升 ROOKIE AMG GT3(鵜飼龍太/ジュリアーノ・アレジ/蒲生尚弥/片岡龍也組)に軍配が上がり開幕戦を制したのである。
FUJIFILM X-H2S XF16-55mmF2.8 R LM WR
DxO FilmPack 7 FUJIFILM PROVIA 100F
先月の25日(土)~26日(日)に富士スピードウェイで開催された伝統の第2戦がNAPAC 富士SUPER TEC 24時間レースであり、いまから47年前の1967(昭和42)年の開催から数えて7回目を迎えた。
決勝レースのスタートを前に、スーパー耐久シリーズのマスコットキャラクターであるえすたいすぱーくが来場者を含む地元小山町の子供達とカウントダウンイベントに参加する姿が見られた。
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スタートまで残り1時間を切り、昨年より7台増の全8クラス59台がグリッドに集結。中でも、32号車であるORC ROOKIE GR COROLLA H2 Conceptは昨年このレースで世界初となる液体水素エンジンを搭載し見事ST-Qクラス6位でゴールしている。
この液体水素カローラには、マッチこと歌手でKONDO Racing Teamの近藤真彦代表がステアリングを握る事で注目が高まっている。近藤代表がその経緯に至ったのは、自身がDJを務めるラジオ番組『近藤真彦 RADIO GARAGE』(文化放送にて毎週日曜正午12:30から放送中)で今年スーパー耐久シリーズの新組織として発足したSTMOの理事長でモリゾウことトヨタ自動車の豊田章男会長が4月7日(日)の放送にゲスト出演した事だ。
近藤「会長の方からある事を発表して頂きたいと思っておりまして・・・」
豊田「では、発表させて頂きます。マッチにウチのチーム(ROOKIE RACING)のドライバーとしてスーパー耐久富士24時間を走って貰います!!マッチに乗って貰いたいと思ってるのは水素エンジン」
近藤「水素エンジンちょっと楽しみですね~」
もう1人の助っ人としてTOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチームのヤリ=マティ・ラトバラ代表も昨年に引き続き液体水素カローラに搭乗し、豊田会長と近藤代表と共に2年連続の完走を目指す。
To Be Continued