2人のパリ五輪代表が新緑の仙台を駆け抜ける Part 3 | 金次の極楽フォトアート

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FUJIFILMのプロ向けミラーレスカメラであるX-H2SとX-T4の合計2機でスポーツを中心とした幅広い撮影を皆様方に楽しんで頂けたら幸いです。

男子は昨年3位入賞のベナード・キメリ選手(富士通)が先頭を引っ張る形となり、長田駿佑選手(日本SUBARU)と中山顕選手(日本Honda)の2人の日本勢がその集団の中を走り好調をキープ。それとは逆に小山直城選手(日本Honda)が6位と遅れてしまう。

 

tbc東北放送にて放送した当日のテレビ・ラジオ中継の移動車の解説を担当した柏原竜二さんは「新寺通14km付近で2分55秒に1km上昇した小山選手はペースの上下で追って行けない状況だが、3分1桁位で纏めて離れずもう1回縮まる可能性があるのでは」と語っているが、果たしてどうなるのか!?

 

女子は前田穂南選手(日本)がトップで独走。沿道の観衆や反対側を走る市民ランナーからは「穂南ちゃん頑張れ~」と

声援を贈っている事も多い。

 

再び男子のレースに話を戻そう。二十人町18km付近で小山選手のチームメイトである中山選手がキメリ選手を抜いてトップに浮上したが、宮城野通の下り坂で今度はキメリ選手がトップ楽天モバイルパーク宮城に近づいた際は中山選手が再びトップに立つが、暫くしてからキメリ選手がトップに浮上した。

 

仙台育英学園出身のポール・クイラ選手(JR東日本)も加わって優勝争いは3人に絞られ、トラック勝負に縺れ込んだ。キメリ選手が遅れ、中山選手が外側からクイラ選手を抜き去り1:02:31のタイムで優勝を飾ったのである。

 

 

FUJIFILM X-T4 XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR

 

DxO FilmPack 7 FUJIFILM PROVIA 100F

 

 

レース前半は先頭集団に居たものの、途中で徐々に遅れた小山選手は何とか最後の力走を魅せ1:03:23の6位でゴールした。レース後のインタビューで小山選手が語った事とは何か。

 

「今日は本当に苦しいレースとなったが、皆様の応援で最後まで走り切る事が出来た。今回はこの暑さを経験してもう一度この暑さ対策をやって行かなければならないと言う風に実感した」

 

ちなみに今回小山選手がが出場した仙台国際ハーフマラソン2024(愛称:杜の都ハーフ)はパリ五輪に向けての最後のレースとなり、この経験を活かしながらしっかり走り切りたいものである。

 

女子は、穂南選手が2位以下のランナーを大きく引き離し1:11:17のタイムで2年ぶり2度目の優勝を果たした優勝した穂南選手も男子6位の小山選手と同じく杜の都ハーフパリ五輪前の最後のレースであり、自身の力を最大限に引き出す走りをファンの前で魅せて欲しいと遠く日本から願っている。

 

 

THE END

 

 

仙台国際ハーフマラソン2024 RESULT

 

 

日本陸連登録の部・男子

 

優勝 1:02:31 中山顕

2位  1:02:32 ポール・クイラ

3位  1:02:36 ベナード・キメリ

 

 

日本陸連登録の部・女子

 

優勝 1:11:17 前田穂南

2位  1:12:34 中村優希

3位  1:12:58 川内理江