【揺花草子。】[#4466] 見せつける。 | Meister's Brief

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【揺花草子。】[#4466] 見せつける。

Bさん「引き続き4月最初の週末に開催された F1 日本 GP の話題。」
Aさん「うんうん。」
Cさん「昨日は赤旗中断後の再スタートの際に
    角田選手がタイミングモニタ上あれよあれよと最後尾近くまで下がって
    すわアクシデント発生かと肝が冷えたけど
    実際はグラフィック上の問題だけだったと言う話をしたわ。」
Aさん「ですね。あれにはびっくりしました。」
Bさん「タイヤのコンパウンドだったりとかも間違って表示される事が
    たまにあるし、ああ言うのってセンサー的なアレで自動的に
    収集してるんじゃないのって思ってたんだけど
    人が判断してる部分もあったりするもんなのかねえ。」
Aさん「うーん、その辺の舞台裏は興味あるけどどうなってるんだろうね。」
Bさん「まあそれはそれ、赤旗再スタート後に順位を見事取り戻した角田選手。
    その後は快調に飛ばしていたね。
    そして同位置で争う他チームとの明暗を分けたのが
    23周目のピット作業でした。」
Aさん「んん! そうだった。」
Cさん「前から順番にマグヌッセン選手、ボッタス選手、
    サージェント選手、角田選手、ストロール選手の順で
    都合5台が同じタイミングで一斉にピットイン。
    一斉にタイヤ交換に雪崩れ込み、そして最初にコースに復帰したのが
    なんと RB 角田選手。
    さらに1コーナーで先にピット作業を済ませていたオコン選手の
    鼻先を抑える事もでき、ピット作業でごぼう抜きを決めたわね。」
Aさん「そうでしたね。あれは衝撃でした。」
Bさん「これでポイントまで手が届く位置まで上がった角田選手、
    ここからは冷静に後ろを見ながらのレースとなったね。
    直接ポイントを争うアストンマーティンのストロール選手を
    抜けないところでは敢えて近いところを走らせてタイヤを消耗させ、
    オーバーテイクポイントではきっちり距離を空ける。
    鈴鹿のコース特性を熟知した非常にクレバーな戦術に
    ストロール選手はたまらずソフトタイヤにスイッチ。
    けどそのソフトタイヤでも追い上げるには至らず、
    角田選手は見事に5強の1席を堂々と喰って見せると言う
    これ以上は望むべくもない素晴らしいリザルトを残したよ。」
Aさん「そうだったね!」
Cさん「前回オーストラリア GP でも上位陣が崩れたところで
    望みうる最大限の結果を引き寄せた角田選手。
    2戦連続のこの完璧な結果には絶賛の声が絶えないわね。」
Aさん「ですよね!
    めちゃめちゃ充実してるって感じがありますよね。」
Bさん「昨日も話した上位下位でのカテゴリー違いの話をするなら、
    角田選手は F1.5 カテゴリーで2戦連続のポール・トゥ・ウィンと
    言う事になるからね。」
Aさん「んん! 確かに!
    実際角田選手以下でポイントを取れているのはハースの2人だけだし、
    F1.5 チャンピオンシップでもリードをしている事になるね。」
Cさん「そう考えると本当に素晴らしい成果よね。」
Aさん「確かに・・・。」

Bさん「F1 と F1.5 の間で
    自動昇格&自動降格があったら
    良いのにね。」
Aさん「サッカーかな?」

 それぐらいレベルの差がある。