冤罪という名の呪縛 | 石元太一のブログ

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 前回の『子供会の役員の苦労』という記事で

 

文通している方の手紙の内容について

 

取り上げさせてもらったが、

 

その手紙にはあの袴田巖さんのことも

 

書かれてあった。

 

「冤罪の被害にあったら、

 

一生冤罪に振り回されないといけないのか」

 

「冤罪に支配された人生を送っているとは

 

思いませんが、袴田さんに関しては

 

このままだと、冤罪で半世紀自由を奪われ、

 

釈放された残り少ない時間も

 

冤罪を晴らすために闘う人生。

 

冤罪を除いた袴田さんらしい人生は

 

ないのだろうかと思います。

 

 もう少し若くで外に出られてたら

 

いろいろ出来たのに。

 

そういう意味でもとにかく日本の裁判は

 

全てが遅すぎますね。

 

一度間違われたら、一生かけて晴らさないと

 

いけないなんて、間違えた方が悪いのに

 

理不尽すぎて意味不明ですね」

 

 すごく納得の出来る内容だった。

 

きっと俺自身もそうだからなのだろう。

 

例え望んでいなくても、この先も俺は

 

冤罪と検察や警察の犯罪というものに

 

縛られたり、時間を取られたりするに

 

違いない。

 

実際、今回自分の身に起きたことを機に、

 

冤罪被害者の支持もしていきたいと

 

考えてもいるし。

 

まぁ俺の場合はまだいい。

 

袴田さんと違って有期刑で、まだ40代の

 

元気な内に社会復帰出来るから。

 

だから社会復帰後そういった活動をして、

 

少しでも何かを変えていきたいと思うし、

 

そういったことと正面から向き合える

 

元気もある。でも、袴田さんはね…。

 

残された人生は冤罪という呪縛から

 

解き放たれて過ごしてもらいたいな…。