先日書いた
という記事で、検察が重ねた嘘が
また明らかになったことについて書いたが、
もう検察にはこれ以上嘘を重ねるのはやめ、
一日も早く証拠の隠蔽をしたことを
認めてもらいたい。
そして、今俺が一番に望むこと、
それは取り調べと公判の担当検事だった
増田統子、上保由樹、森田邦郎、富久木大輔、
そして見立サイドの主任弁護人であった
平林英昭が「この検事が今回の事件の音頭を
とっているみたい」と言っていた畑中良彦、
これら5名の処分を早急に行なってもらう
ことだ。
まだ他にも、今回の隠蔽事件に関わった人が
いるのかもしれないが、現時点で明らかに
なっているのはその5名だ。
彼ら(彼女ら)が犯した罪によって、
その後俺の裁判、再審請求に関わった
検事達まで嘘を重ねなければならなくなった。
その罪は果てしなく重い。
このままでは俺達国民は枕を高くして
寝ることが出来ない。
一日も早く検察という組織を浄化して
もらわなければ…。
『俺が話しはじめて間もなくの
平成25年1月26日、H弁護士が
面会に来た時に突然、俺に、
「駄目だ、君は(検事の考えで)
実行犯グループに入れられている。もう認めて」
と言ってきた。
「えっ? 意味が分からないんですけど。
自分の立場で何を認めろっていうんですか!?」
「いや、もう指示役として考えられていて、
切り離せないからさ」
俺はその言葉を聞いてすぐに勘繰った。
H弁護士はそれまでは俺に、
「君は一番起訴されない可能性があるの
だから、とにかく(事件の関与から)
離れて!」
と言っており、前回面会に来た1月22日には、
俺に畑中という名前の書かれた一枚の名刺を
見せ、
「この検事が今回の事件の音頭をとっている
みたいだから、君のことも含め直接掛け合って
くるよ」
という話をし、それを聞いた俺は、
さすがヤメ検の先生は頼もしいなぐらいに
思っていた。
しかし、その掛け合いから帰ってくるなり、
この態度の変わりようだ。畑中という検事と
何か取り引きがあったのだろうと思った。
H弁護士はとにかく殺人罪から傷害致死罪に
罪名を落とすことに躍起になっていた。
それにその頃はまだ、世間では見立君の存在が
あまりクローズアップされていなかった。
H弁護士は元々、見立君の支援者の紹介だ。
俺と見立君を天秤に掛けなければいけなく
なった時には、俺よりも見立君を第一に考える
方針を取ることは明白だろう。
俺を今回の事件の指示役だったと認めさせる
ことで、それらのことを取り引きしたのでは
ないかと俺は考えた。というか、よく考えて
みて欲しい。検察にこの人間を起訴します、
有罪にして何年求刑しますと言われて、
はい、そうですか、じゃあ本人に認めるように
言っておきますね、なんて検察の言い分を
全て鵜呑みにして、争うこともしないアホな
弁護士が一体どこにいるのだろうか。
その後、H弁護士は突然、
「今後はT弁護士に君の弁護をして
もらうから」
と言い、面会に来なくなってしまった。
そのT弁護士に、
「なぜ、自分の立場でやってもいないことを
認めなければいけないのですか?」
と尋ねると、
「よくわからないけど、それがH先生の
考えだからね。私も”まだ石元に認めさせて
ないんですか? 早く認めるように言ってくだ
さい!”なんて言われているけど、君の場合は
正直、起訴されるかもわからないから、
もし起訴されるようだったら他の共犯者たちの
調書をよく読んでから認めるか決めれば
いいんじゃないの?」
と答えてくれた。確かにその通りだと思った。
俺は不安を払拭するためにも、まったく誰とも
関係ない弁護士を呼び、事件の内容と自分の
事件当日の行動を説明し、客観的な意見を
求めたら、
「絶対に認めない方がいい」
とのことだった。そして、
「もし、やっていないことを認めて、
後で後悔して裁判で引っ繰り返そうとしても、
それは例えどんないい先生をつけたって
難しいこと。石元さんが後悔したくないと
思うのであれば、選任している先生の
言うことであっても、今は従うべきではない」
とも言ってくれた。
俺はその言葉を聞いて自信を持った。
H弁護士は、自分で認めるように説得するのが
気まずくてT先生に代わったような気も
するし、何より異常なほど急かしている態度も
気になる。とにかく他の人間たちの調書を
読むまでは、H弁護士からの「指示役としての
立場を認めろ」という指示だけは無視しようと
決めた。』
『反証』より抜粋
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