スルメイカの腕の付け根にある口の部分を取り出すと、黒い顎とこれを包む筋肉があります。口球と呼ばれる器官で、一般には「めがらす」と呼んでいます。
「めがらす」の他にはからすとんびやとんび、いかとんびと呼ぶこともあります。ややっこしいですね。
スルメイカ
スルメイカの腕の付け根部分
スルメイカの口球(めがらす)
スルメイカを家庭でさばくと、内蔵と一緒に捨ててしまいがちですが、食べると美味しいんです。
スルメイカの加工場では、「めがらす」を集めて商品化しています。先日買い求めたのが冷凍めがらす串です。
冷凍めがらす串
塩ゆでにすると、弾力のある食感とともにいか独特の風味を強く感じます。調理時間も短くシンプルに美味しいです。
めがらす串の塩ゆで
塩ゆでにしたものを焼くのもお勧めです。めがらすは割と火が通りにくいので、生焼けにならない工夫です。味はと言うと、いかの風味とともに香ばしさがプラスされます。一手間かけたかいのある味です。
めがらす串の塩焼き
めがらす串をいしる漬けにした後に焼くのもお勧めです。いしる1・酒3の割合で調味液をつくり、ストックバックの中で1時間ほどなじませます。後は、網焼きするだけで風味が強くなります。いか+いしるの風味は最強ですね。
めがらす串のいしる漬け焼き
近くのスーパーでは売っていないのですが、イカキングで有名なイカの駅つくモールにありました。さすがイカの駅です。