全編に渡って音楽と完璧にシンクロした、類まれなるドライビングテクニックが魅力のカーアクションがメインのクライムムービー。
後半ボニー&クライドみたいな逃亡劇な感じになるけれど。
脚本的にはキュートで綺麗なウェイトレス（リリー・ジェームズ）が案外簡単にホイホイ付いていってしまうのがなんともブロンドの頭空っぽのデカパイの女の子の典型で尻が軽くていい感じ。
舞台設定は現代で、街並みも風景も超近代的なのに、登場人物のヘアスタイルやファッションやネオンサイン煌めくダイナーや流れる音楽 のセンスや登場するクラシックな車が、まるで60年代をイメージする古き良きアメリカンスタイルなのがとてもいいなぁ、と。
それにしてもジェイミー・フォックスは悪人でも善人でもなんでも演じこなすよなぁ、しかし。
これほどまでサイコでクレイジーな凶悪犯の役はなかなか無かったような。よくもまあ、オファーを受けるよなね。
彼のイメージ的にいいのかこれ。
あとケビン・スペイシーはハリウッドでは見納めなのかなぁ。いい俳優なんだがなぁ。
（追記 ）裁判所の通訳として声の出演にウォルター・ヒル監督がクレジットされているけれど何かの冗談なのだろうか？？
2018年1月