Manhattan Beach Video Archives

Manhattan Beach Video Archives

いしいるかの観た映画

エトワールとは星。
1860年代後半のパリ。東洋文化とヨーロッパの美しき邂逅。

不運にも同時期公開の複数の超大作の影に隠れてしまった感は無きにしもあらずだが、実はそんなタイミングの悪さなどふっとばしてしまうほどの隠れた?名作。

東洋人が、パリでバレエを。そんな荒唐無稽なことを現実の世界が凌駕する。
薙刀の素養があるので体幹がしっかりしてる、
そして類い稀な身長。小さな顔。

バレエの聖地、パリ、そしてロシア。

あんなに気にいるなんて思わなかったよ

豆蔵。マ・メゾン。わたしの家。

東洋人でありながら、異国の地でひとり、フジコは常にたくましい、強い。

そして欧州は第一次大戦へ。

オルガ、君はどこを目指しているんだ?
東洋人のワタシはバレリーナにはなれないんでしょうか。

演目はコッペリア。

もう先生じゃない。あなたは今日からオペラ座バレエ団のひとりよ。門脇麦の演技が素晴らしくて涙。

強くなったねえ

春のうららの隅田川。日本独自のリズム。
裏拍。

そして演目はジセル。

全編を通してことごとく、何もかも美しかったなあ。感動した。

2026年10月



シリーズ第13作
なんともいつもと同じように騒動を柴又に持ち込む寅さん。

第9作「柴又慕情」に続いてヒロインは歌子の吉永小百合。

いま幸せかい?なにか困ったことないかい?

「いくら心のなかで思ってても、それが相手に伝わらなかったらそれを愛情っていえるかしら」

松村達雄さんのおいちゃんはこれがラスト。
その後も松村さんは違う役でこのシリーズに出演する。

2026年9月



Wrath of Man
息子を殺された父親の復讐劇。
フランス映画「ブルーレクイエム」のハリウッドリメイクだそうだ。
邦題のキャッシュトラック(Cash truck)は、現金輸送の警備会社を舞台にしてるからか。まあ、「男の怒り」ではなんこっちゃわからんもんなあ。

いつものようにジェイソン・ステイサムはジェイソン・ステイサム映画の主役らしい無敵の絶対やられないマンなのだが、今作は息子を惨殺した犯人を検死報告書を片手に、執念深く、あらゆる手を使ってしつこく迫っていく。

ガイ・リッチーらしい、時系列を分断したシーンで、徐々に徐々に我々観てる者に物語の裏が明らかになっていくというオシャレな手法。

名脇役のホルト・マッキャラニー。
ジョシュ・ハートネットが情けない役周りで切ない。
更に切ないのはクリント・イーストウッドの息子なあ。
一瞬わからなかったが、アンディ・ガルシアがHにリストを渡すFBI捜査官を渋く演じていた。

あまり評論家の評価は高くなかったみたいだけれど、例によってそういう作品こそコチラとしては面白いからなあ。

2026年9月