デビット・フィンチャー監督独特の、薄暗いモノトーン的な空気感が非常に印象的な映画であるのは間違いないが、そこにモーガン・フリーマンとブラッド・ピット、そして最近スキャンダルでファンをがっかりさせたケビン・スペイシーが迫真の演技。
なんど見ても素晴らしい作品だ。
モーガン・フリーマン演じるサマセットが、グウィネス・パルトロウ演じるトレイシーに早朝のデリカッセンで「産むつもりがないなら彼には黙っておけ、産むつもりなら精一杯甘やかして育ててやれ」と語るシーンは筆舌に尽くしがたい美しい場面。
2017年12月