おはようございます。3/20(金)の午前。雨が降ったり,やんだり。いつも通りに起きだしたときは,雨は降っていなかった。本日は段ボールなどのゴミの日。外に出したら,その後雨が降り出して,8時過ぎには,起きだした女房に,「雨が降ってるのに,段ボールを出した…」,と嫌味を言われた。

「私が起きだしたときは,雨も降ってなく,少し青空も見えていた…」。弁解は,口答え!その後の言葉は,慎んだ。

 

 今朝は,首相が大統領様にお会いになるということで,どうなるのか,起き抜けから,気になっていた。朝からTVをつけるなんて,あまりしませんが,今日は別。

結論は,首相は,そこそこの対応をされたのではないでしょうか。「世界を平和にできるのは,ドナルドしかいない!」,すごいお言葉。それも直接,お顔を見ながら…。

私のようなものは,あんなこと絶対に言えません。首相はすごい!

何と言っても,大統領様から「NATOとは違う」,というお言葉を頂かれたということ,ですので,報道は,何も文句は言わないのでは…。面会前の論評は,かなり厳しいものがありましたね,私の購読している,読売,日経,産経のいずれも。恐らく朝日,毎日はもっと厳しい書き方だったでしょう。

ただ,後出しで言うのもなんですが,私は,首相が「我が国の法律に則って,可能なこと…,云々」,をおっしゃられたら,大統領様は納得しなくても,「無理強いはされない」,のでは,と思っておりました。

さすがの大統領様も,ここまで,欧州の国々が首を縦に振らない状況になってしまい,シンゾーの愛弟子でもあり,女性でもある首相が相手では,日本に対して,そこまでは,おっしゃらないと考えていました。確かに,昨日,降ってわいたような,「米情報機関報告書」での,首相の11月の国会での発言を「現職の日本の首相にとって重大な転換を表している」という記事も,大統領様も,そのような方向で,認めてらっしゃるのでは,と思わせられました。

 

 ただ,わが政府が,あそこまで早急に,慌てて,従来通りと,発表することに,果たして意味があったのか?

それこそ,中国に気を使っているのでは,弱腰ではと,舐められてもしょうがないのではないかなあ…。勝手にアメリカが解釈しただけなんだから。

 

 今回のイラン侵攻については,徹底的にイランを潰してしまいたいイスラエルの口車に乗せられたのでは,と私も考えてしまいます。イランのラリジャニ氏という方,この方はハメネイ氏の側近の方だったようですが,従来から「米国との対話を,必ずしも否定しない現実主義者の側面もあり,この2月にも,核交渉を仲介していたオマーンを訪れ,合意に向けて意見交換を進めていた」ような人を,イスラエルは空爆して死亡させたそうです。この方の死亡には,大統領様は関与しておらず,単独にイスラエルがやった,とおっしゃてます・・・。

イスラエルだって,本当にしたたかでからね。ネタニエフ大統領だっけ,あのヒトも,相当なもんだからね…。誰がいいのか悪いのか,みんな悪者みたい,だね…。

 

 色々な意見もあるけど,私のような政治素人からみても,現首相は,今回の大統領様へのあしらい方も,おべんちゃらもお上手に仰ってらしたし,それなりにアカデミー賞もの,の演じ方でらっしゃったと思います。

恐らく,他国の指導者の方からの評価も上がるのではないか,と思います。今なら,これをてこに,機能していない,国連をはじめとする,国際的な機関を見直すべく,米国・中国・ロシア抜きの,欧州・アジア・アフリカ・オセアニア主導の新しい機構の構築を目指して欲しいですね。

 

 勿論,話し合いによる結論が一番です。ただ,やはり,何故カーグ島のことが話題にならないのかなあ…。やはり,あそこは壊さないから,ということで一件落着にならないのかなあ…。やっぱり,政治は難しいのでしょうね…。私には,無理だな。

 

雨もあがったかな?

今日は,スクールもなく,ゆっくり過ごせた朝でした。

楽しい休日を。

 

2026.3.20 午前  Y.Ishii

 おはようございます。先週,土曜日は,地域包括支援センタ内の事業の一つである,にんカフェでの講演がありました。講演といっても。地域のお年寄りの方を集めて。ちょっとした,お話をする機会です。

先日の会は,改めて学ぼう『 認知症について,受診・診断・治療までのながれ。 「あなたのまわりのヒトが,そうなってきたら…」‐かかりつけ医の大切さ… ‐』,なあんて,たいそうな題目。要は,「かかりつけ医を持つこと,の重要性」,についてお話ししました。聴衆は,高齢の方が10人くらいだったかな,もう少し集まってくれているのだ,と期待していたが…。他に地域包括の関係者が5~6人。もう少し若い方もお越しになっているのでは,と考えて内容を準備していきましたが,残念。しかし,直接,介護を受ける立場の方々と直接話が出来てよかった,学ぶことも多かった。

「かかりつけ医」,といっても,この言葉に関して,行政,私たち医療従事者,患者さん方が考えている概念は三者三様で,それぞれ違っています。厚労省が考えているのは,「制度上の役割」。そして,医者側が考えているのは,「生活に寄り添い,困ったときに相談できる存在であり,医療・介護・家族をつなぐハブ,最後まで支える”伴走者”」。しかし,患者側は,「風邪をひいたときに行く近所のクリニックであり,予防接種をしに行くところ」,くらいのものとしてしか考えていないのでは?

皆さん方も,今後の医療を考えていく時には,はっきりその概念を理解していただきたいと思っております。

 あらあら,今日書こうと思っていたのはもっと別のこと本題の方に戻るようにします。

 

 今日は月曜日。朝刊の休刊日です。こんな日は,日曜日には日経新聞は読まずに,翌日の月曜日の朝,つまり今朝,電車内で読むようにしています。

今朝一番に目を引いたのは,同紙の一面の,「中東緊迫,アジア安保波及 米,在沖縄の海兵隊派遣」という記事。記事内には,ペルシャ湾の,カーグ島というところに関して記載されていました。この島は,南北8kmで,年平均9億5000万バレル,1800万バレルの原油を備蓄しており,イランの原油輸出の9割を担う要衝のようです。

    

                        (3/15 日経新聞より抜粋)

 確かに,トランプ大統領は,「この島の軍事目標はすべて破壊しつくした,良識の観点から石油インフラは破壊しない選択をした」,とも言っておられる。この島はイランの首根っことであることは間違いないのでは?

 ここを最初から抑えてしまえば重要な指導者たちの命を奪ったり,一般人の生命を脅かすこともなかったのでは…,と考えてしまいます。そして,日本も含め,ここまで,世界中のヒトが困ってきている逼迫してきた状況で,ロシアの制裁を緩めてまで,など,ということであれば,今からでも遅くない,ここを抑えてしまえば…,と私のような素人は考えてしまっても不思議はないでしょう。報道で,何故,当初から,イランの首根っこであるカーグ島を占拠しなかったのか?今からでも遅くない,ここを積極的に抑えてしまうことに,踏み切らないのか?など,是非偉い先生方に解説してもらいたいものです。

 

今日は,あっちへ飛んだり,こっちへ飛んだり,しっちゃか,めっちゃかですね。

まとまりのない文章でごめんなさい。

今週は,金曜日が祭日あと4日,気合入れて頑張りましょう。

 

2026.3.16 朝 Y.Ishii

 

 ここの所,折角書き出したブログ,少しは真面目に続けてみようという気になっております。

 先日のヘルメットのことで,産経新聞は,結構強硬な意見が書いてあり,その続きにしようかと思っていたが,何曜日か忘れたが,先週の読売新聞の一面広告に,長崎大学の先生と女優さんの対談でコロナのことが書いてあり,それを読んで首をひねったことを書こうか迷っていました。

 

今日はヘルメットで行こう。

 産経新聞では,キーウ経済大のドロボビッチ人権・戦争追悼センター長の言葉として,IOCが,選手を失格とした発表文に対し,「IOCがヘラスケビッチ選手に対し,競技中のヘルメットの着用を認めない一方,会場での練習中や競技終了後に報道取材に応じるミックスゾーンを通る際には着用を許可する妥協案を提案していた」,ということから,「競技中だけ着用を許さないのは筋が通らず,五輪憲章違反という失格理由も正当性を失い,戦争犠牲者の追悼目的であり,デモやプロパガンダとは違う,また会場でロシアの国旗を掲げているのにIOCは何も対応しない,という。同時に,ウクライナ侵略を支持した選手にも中立資格を与え個人資格での参加を認めている,と。何やかにや,苦情を呈しているようであると記載されてました。ただ,これらの事実関係の証明は難しいでしょうね。

 しかし,確かに,3/3の日経新聞では,オリンピックでは国を代表してでなく,個人資格の中立選手としての立場で参加を認めたが,パラリンピックでは,国を代表してロシアとベラリューシュの選手の参加を認めた,とか。パラリンピックに,戦争犠牲者の方が実際に選手として参加しているかは知りませんが,そんな方も出場の可能性はあるわけでしょうから…。いやいや,そうなると,やっぱり,IPCの裁定は,変だと思うな。むしろパラリンピックの方でこそ,問題のある国の参加を,認めるべきではない,のではないかと考えてもよいのでは…。

 

 今回,この問題について,書き始めたのは,規則があるのなら,その規則の中で粛々と事を進めるべきである,ということからです。ただ,規則でも,簡単に言うと,公立の学校であれば,規則に従はないとした場合でも,簡単に退学にはできないでしょうが,私立の場合には規則があれば一発でアウトになるでしょう。理不尽な規則もあるでしょうが,私立ということで,いくら個人が主張しても,「学校の規則です」,と言われれば,相手は私立であり,「学校の方針」だの「学校の信念」なんて言われたらひっくり返せないのではないか,ということからです。

 

 今回のIOCだのIPCだの,いわゆる公的な機関でしょうが,何だか納得いかない形で物事が進められているように感じますね。ただ,IPCの場合には2025年に多数決で決めたそうですね。それならしょうがないのかなあ…。

 極論ですが,国連もそうですね,先のウクライナの侵略にしても常任理事国が反対したら,結局,拘束力はないのでは?WTO(世界貿易機関),も紛争を解決できない。NATOだって,結局供託金を規定額まで払ってない,ってのも問題でしょう。いろいろな公的な機関で,ちゃんとしたことが,なされてないのでこのような事がどんどん起きてきてるのではないかな。僕は,はっきり言ってトランプ大統領は嫌いだけど,ある意味,彼の言ってることってそれなりに,筋が通っていることも,あることはあるのではと思います。ただ,彼の,関税のことや,今回のイランへの介入は,議会の承認も得ておらず,これはアウトだと思うな。

 何だか,話がごちゃごちゃになってきましたかね。やはり,あんまり詳しくないことには,首を突っ込まない方がよいのでしょうね。

 

わけのわからない文章になってしまったら,お許しください。

今度は,もう少し私の土俵に近い話題で,書くようにします。

 

2026.3.4 夕 Y.Ishii

おはようございます。2月23日朝です。一つ区切りがついた。

昨日まで,連絡会の発表の準備やらで,何かと忙しくしておりました。何とか発表も終わり,ひと段落。できれば,発表したものを文章にしておきたいと考えております。

 

 先日,なじみの患者さんに,「久しぶりにブログ書かれたけど,あれじゃあ先生じゃないよ!」といわれてしまいました。厳しいお言葉,とほほ…。ここの所,ブログにあげる内容が,専門的で難い感じがしたかなって気もします。先の文章も,学術的になってくると固い表現になり,私らしくない表現になってしまったのもあると思います。もちろん,コピペしたつもりはないのですが,…。気を付けます。

 

  起きだして,溜まった新聞を読みだして,スクラップするか,ブログを書くか,と迷ってました。まずは新聞から行くかと2/20の読売新聞に,「追悼ヘルメット 失格の影」という記事が目につきました。ミラノオリンピックに出場予定だった(出場かと思ったら,公式練習でやって,失格になったようで,予定になってしまうのですね)ウクライナの選手が,ロシアの侵略で犠牲になった祖国の選手らの写真をつけたヘルメットを競技中に使おうとして失格処分になったという記事。

 先日,さっと見た時に「別にいいじゃないかな,そのくらい。なかなかやるなあ~,やった選手」,って考えておりました。ただ,記事を読み,添付されていた,IOCの選手の表現に関する規定をみると,残念だけど,このヘラスケビッチ選手,アウトでしょう。やはり規則は規則。これを破ったらやむを得ないと思います。確かにトランプ大統領のように関税のことで,規則の盲点をついてやる,ってのはありかもしれませんが(結局,最高裁はアウトを出したけど,まだやるって。これはやっぱ変だぜイ大統領!)。ここまでしっかり記載されていたら完全にアウトですね。

じゃあ,ヘラスケビッチ選手はどうしたらよかった?もちろんやらないのが一番でしょうけど,やるなら・・・。私なら,公式練習の時には使用せず,一発勝負で試合に出たときに使用するかな,そこそこ自信があったら,スケルトンの試合構成がどうなってるか,わからないけど,最もインパクトの強い試合の時に使うかな。そして,あうと!

 今回のIOC会長の判断は正しいと思います。

これだけちゃんとしたIOCの規則があったら,

(読売新聞より抜粋)

失格は当然。組織を運営していく時には,これくらいの厳しさがない組織はつぶれると思います。そして,規則に従わない際には,罰が必要です。そのためには,振り上げた拳は降ろすべき。

 私もスクールを運営しているスタッフの一人として,規則については,しばしば考えます。しかし,結論として,規則は遵守するものであり,それに従えなければその組織からは抜けるより他はない。もちろん私も,自身のスクールの中で,「どおかな…」と感じることがあれば,やはりその組織内で,もう一度徹底的にスタッフ間で意見交換をし,どうしても自身が納得いかなければ,組織を離れるという結論になるでしょうね。重要なのは,もう一度,自身が納得するまでに話し合いをすることでしょうね。

ただ,記事の中に,『「選手の表現に関する指針」は,政治などの違いを超えて平和裏に競い合う理念を守るため設けられたものでもある。しかしウクライナ選手の失格処分はとその余波は戦争という現実に直面する選手たちにとって,理念がどこまで通用するかという問いも残した」と書かれていた。それじゃあ,この記事の中で,最後に,書かれた記者は「…,現実の前に,理念を貫く難しさをどう感じるか?コベントリー会長に記者会見で聞いたが,直接の答えはなかった。』と書いている。

それでは,ちょいと意地悪かもしれないけど,記事を書いた,記者さんには,問いかけだけでなく,記者さんご自身にも同じ質問をさせてもらいたいって感じたゼイ。

久し振りに,日常的な記事について触れてみた。私には専門的なことより,こんな井戸端会議のような話題が向いてるかな…。今日は,うれしい休日,楽しい一日を!

 

2026.2.23 朝 Y.Ishii

 

 

 おはようございます。今日は水曜日,祭日。いつもの日曜日は,朝からスクールの練習があるので,通常通り早起きして何かやり始めても,いつも通りに中断。先日の日曜日は雪もあり,スクールも休みでしたが,来週22日オレンジドクターの報告会があり,その発表資料提出が昨日までだったので,忙しくしておりました。

今日はスクールもないし,久しぶりにゆったりして,またブログを書いています。

 その,オレンジドクターの報告会は,「個人情報の取り扱い」,について発表するつもりで,今日はそれに触れてみます。一般のヒトにはやはり難しいかも…。

 

 個人情報の取り扱いは,実際大変微妙なものであり,その開示などは気をつけなければならないというのは十分に承知しています。ただ,医療や介護の世界では,この個人情報の収集は,とても必要であるというのも,事実だと思います。私たちは診察の時に,受診のきっかけになった今回の病歴,の他に職業,家族構成,飲酒歴,喫煙歴,既往歴,…と患者さんの個人情報に踏み込んでいかざるを得ません。医療・介護を行っていく上で,患者自身の背景の情報はありすぎて困るものではありません。現実に医療介護を進めていく時に,その個人情報の壁に当たり,先へ進めないと感じることはしばしばあります。そう感じられるのは,むしろ,包括・事業所の関係者の方々の方が,医療関係者よりむしろ確実に多いでしょうね。

 

 個人情報に対しては,行政文書の表現は抽象的(あいまい?!)な文言が多く,「柔軟に判断を」と言いつつ,責任回避的な表現を多用するため,現場は“最も安全側”に倒れざるを得ません。結果として,必要な情報共有まで「念のため控える」ということに,なるのではないでしょうか。

 具体的に申し上げると,介護事業を運営するにあたり,行政と包括・介護事業所はともに,「個人情報漏洩防止が最優先」という考えに基づき,「苦情・責任追及を避けるため」,慎重姿勢になりやすく,「本人の同意がなければ動けない」,が基本姿勢であると理解し,“動かない方が安全”という判断になりやすい,と感じます。一方,支援する方,医療,そして一部の各職種内でも同様なことを感じて,現場で対峙している包括・事業所の関係者は,早期介入が遅れると,「命・生活が危険にさらされる」,「利用者自身の状態の悪化につながる」ということを理解していて,今一歩先へ進めたいと考え,そのはざまで,ジレンマに陥ってしまいます。

 

 法律は本来,適切な支援のための情報の共有は否定していないはずです。しかし,行政のみならず現場である包括や事業所や,医療機関の間でさえも「禁止されている」という誤った常識が広がっており,現場での判断を制限している様に思えます。また,この規則は,何か判断し決定したとしても,医療・包括・介護・行政のいずれでも責任の所在が明確でない構造であり,結果,利用者の利益よりも「自分の組織を守る」という方向に向かってしまい,どんどん萎縮していっているのが,現状でしょう。これは介護保険制度の本体自体にも,言えることであると考えます。

現場で利用者たちに直接対峙する,医者・包括・事業所の関係者の直接の意見が重要であると思います。多職種間での情報の収集をしやすい環境を形成し,実行していくことだと思います。その様な意味でも,私共オレンジドクターの立場は重要な位置であると考えます。

 

なんてことで,発表しようと考えています。タイトルに惹かれ,これをご覧になった方々が少しでも現場を理解していただければと願う次第です。

 

見直していたら,結局日を越えてしまった。

それでは寒さに負けず,今日も頑張ってまいりましよう。

 

2026.2.12朝  Y.Ishii

 

 

おはようございます。医者になって40年以上になりますが,先日初めて劇症型溶連菌感染症(STSS,いわゆる「人食いバクテリア」)の症例に遭遇しました。この病気は,名前のインパクトの強く,近年症例が増増加していることもあり,一般の報道,健康記事でも頻繁に取り上げられています。

しかし, STSSは「突然発症する恐ろしい病気」というイメージばかりが先行し,その内容は予防行動や早期受診には実際には繋がってないと感じさせられていました。

そこで今回は,STSSに先行する,A群連鎖球菌(GAS)感染症の病態から話をはじめ,STSSの発症を遅らせ,重症化前に治療介入することの重要性についてお伝えします。

 

            図: GAS感染症とSTSSの関係

                      

 図のように,GAS感染症には,非侵襲性GAS(以下GAS)と,侵襲性iGAS(invasiveGAS:以下iGAS)の2つがあります。

GAS自体は日常的にのどの痛みを起こしたり,皮膚の感染症を起こしたりする一般的な細菌です。しかし,GASが深部組織や血液に侵入すると,iGASとなり,さらに劇症型のSTSSとなり,さらに毒素性ショックを伴うSTSSに進行すると,四肢切断や死亡に至ることにもあります。一方,非侵襲性の段階では軽症の咽頭炎や蜂窩織炎で済むことがほとんどです。

 

 感染の徴候が出るタイミングですが,私が最も信頼しているPlastic and rconstructive surgeryでは,「臨床的には通常48時間で,確認されることが多い」,と記載されています。つまり一般的には受傷後2日目に徴候が出ると考えてよいでしょう。 

しかし,犬・猫・ヒトによる咬症では,翌日には兆候が出ることが多いです。咬症は小さな傷深部に細菌が押し込まれやすく,受傷部位が小さい場合などは容易に閉鎖し,嫌気性環境になりやすいこと,そして口腔内にGASが常在していることが理由として挙げられます

 

  皆さん方一般の方々が,知るべきiGASへ移行する可能性を危惧するとしたら,

  受傷後早期の強い痛み,発熱(37度を超える程度でも注意)や頭痛などの全身症状の出現などでしょうね。特に糖尿病のある方は,その可能性は健康な方よりは,高いと考えて不思議はないでしょう。

 そして,実際に受診をするべきという目安は,「通常の外傷時よりも痛みが強い」,「創周囲の赤みが急速に広がる」という時です。

「ぐったりしている,意識がぼんやりしている」,などは既に,iGASが進行しSTSSに至っている可能性があります。この時は救命科のある医療機関を受診すべきです。

 一言で言うと,家族の方々がみて「いつもと違う」と感じたら,迷わず受診とすべきでしょう。

 

 最後に,お伝えたいことは,①STSSは突然死する病気ではない→iGASの段階で気づけば重症化は防げる。②小さい傷だから,大したことない→痛みと,創周囲の発赤などの変化が重要,であるということを理解してください。

 

 久し振りにブログを書いてみました。今回初めて,AIも利用してみました。これはすごいですね。ホントにすごいけど,ヒトをダメにしていくような気もする。

そして,何だかいつもの私でないみたいな気もするなあ…。

 

また,明日から頑張りましょう!

 

2026.2.1  Y.Ishii

あけましておめでとうございます。

年末に書いたものをそのまま上げます。

 

 一般に言われているコロナ(以下COV.)が減ったという情報は,実際には,検査方法PCR法と抗原検査法との施行頻度の違い,も一因ではないか,と考えます。今年になり,多くの医療施設では,両者が一度にチェックできる抗原キットが多用されてきているようです。

 

 私が,患者さんたちに,正月休み前にお伝えしているのは,「検査は大事であるが,最終的に診断するのは,あくまでも医師であり,検査キットではない」,ということです。私の経験でも,お正月三が日の3日に出務をした際に,発熱の患者さんで,「1日も,2日も来たが,インフルエンザ(以下flu.)ではないといわれたが,ちっとも具合よくならない…」という方が,よくみられました。同様のことは,最近の外来でもよく耳にします。「学校の友達でも,診てもらったら,COV.でもflu.でもない,といわれたヒトが結構いますよ…」,って。

 

 抗原検査にしても,PCR検査にしても,その信頼度に関しては感度(感染している人が陽性と出る割合),特異度(感染していない人が陰性と出る割合)ウイルス量によって感度は変わりますが,新型コロナのPCR検査の感度は最高でも70%ほどと考えられています。特異度はおおよそ99%程度と言われており,抗原検査(抗原定性検査)の感度は、おおよそ60~70%程度です。一般的にその正確さでは,PCR検査の方がはるかに優れています。PCR検査・抗原検査・抗体検査の違いとは? - 済生会済生会https://www.saiseikai.or.jp 

 

 つまり,皆さんが診療所で検査してもらっている抗原検査は,正確さにおいては60~70%程度なので。

陰性とでた30~40%の方はflu.でありませんではない。つまり,ひょっとすると,flu.かもしれません。」,が正解なのです。

 

 検査キットは確かに診断するにはなくてはならないものの一つ,と考えます。しかし,あくまでも補助診断の一助であり,診断するのは,流行状況・症状・経過など患者自身の言葉を基に,我々医師が行うべきであるということを,忘れてはなりません。 

 

 私の診療所では,COV.は原則PCR法(ID now)で行っています。

前述のように,「感度」は70%だとしても,「特異度」つまり,真陰性は,PCR法では99%であり,PCRで陰性であれば,まずCOVは否定できる,と言えるでしょう。

 前回のブログで記したように,COV.に関していえば,「発症日を0日とすると,感染したのはマイナス3日であり,マイナス2日で既にPCRは陽性に出る,その後PCRは一般的に約3週間で97%のヒトが陰性化する」と明記されています。

 つまり,この数日内に罹患したCOV.はウイルス量も,そこそこ多く,私のところのPCR法(ID now)では,2分~3分以内に陽性が出ます。逆に,3分数十秒や4分以上で陽性に出たものは,COV.だとしてもウイルス量も少なく,それが,今回受診した症状の原因とは考えにくく,療養期間(5日)外に罹患したものであり,一般的に言われている,感染させる危険のある発症後10日間は越えていることが多い,と考えられます。

 つまり,full.の診断は,COV.が否定できれば,この時期に似たような症状で,流行状況から考えれば,抗原検査陰性でも臨床症状経過から,flu.を考えても,おかしくないと思います。

 

 問診の段階で,flu.を疑った症例の場合には,患者に抗原検査陰性でも,恐らくflu.であろうから,検査結果が陰性でも抗flu.薬を使用し,朝・夕の検温表作成を指示し,翌々日の昼頃の再診を指示しております。

 私の10年以上の経験では服薬当日,翌日まではしんどくても,翌々日には全身的な症状は著明に軽快するでしょうと話しております。薬剤も,小児の場合にはタミフルを使用することもありますが,成人の場合には最近は1回服用するだけでよい薬剤も吸入薬と,飲み薬もあり,患者さん自身も楽ではと考えます。

 

 今回,久しぶりに,PCRと抗原検査について最近の知見は,と調べてみましたが,新しいものでも従来通り,「抗原検査は短時間でわかる」,「PCR検査は1日くらいかかる…」,などと判定時間に関しては,従来通り古い知見が記載されているものが多くみられました。

 以前から,医師向けのサイトを見てると,「検査は薬局でやってもらえばよい」,「なぜ検査を診療所でやらなければならない?」,などの意見が多数見られました。そんな意見を多数目にしていると,私のような外来で多くのflu.やCOV.の患者さんを診てきた市井の開業医としては,同じ医療従事者として暗澹たる気持ちになっていました。

このことは以前のこのブログのどこかでも書いたような気がしますが…。

 

久し振りに年末,ゆっくりとしたところで,持論を展開させてもらいました。

来年も,よろしくお願いします。

良いお年をお迎えください。

 

2024年12月31日 午後 Y.Ishii

 

 おはようございます。お盆休みです。ついつい,いつもの時間に起きます。ただ,いつもなら出勤で駅までそして診療所まで歩くところですが,なかなか歩き出さない。

相変わらず,暑い夜が続いてますね。ペルセウス流星群,なかなか見えないようです,東京では…。

 

 今年のお盆休みは,丸々一週間の休み。特別な計画も立ててはいない。家でグダグダして過ごそうと思っています。

 土曜日は,ラグビースクールの活動の一環で,協会の会長の依頼で,会長が仕切ってらっしゃる町内会の「盆踊り大会」の会場で,焼きそばの店を出しました。お父さんコーチやお手伝いのお母さん方のおかげで一時間30分くらいで400食完売できました。私も客引きのお仕事。お客さんたちと直接話ができ,勧誘もさせてもらいましたし,楽しい時間を過ごせました。地域とのふれあい,よいものです。

 

 最近はコロナもひと段落。報道では医療施設が逼迫してきているとありますが,先週末の報告では,やっと減少に転じたとか。

恐らく,症状も軽微な方も多く受診しない方も多いのでは。外来ではそれほど,著しく減ったとは感じませんがね…。恐らく,症状も軽微な方も多く,受診されない方もそこそこいらっしゃるためでは…。発熱があっても,発症日をゼロとして,せいぜい二日程度で軽快するようです。高齢者の方々でも,発熱も,37.0℃前後程度な方もたくさんいらっしゃり,あまり病識のない方が多いようです。

 以前からここにも書いているように,医療現場では病型も大きな変わりはないように感じます。相変わらず,抗ウイルス剤の使用は個人的には消極的,使う必要はないのではと考えます。いつも言ってるように,薬の効き目が悪いということでなく,抗ウイルス剤を必要とするほど現在流行中のコロナはひどくはないのではと考えてます。もちろん患者さんには,その使用は,「いかがすされるか?」,とは伺ってはいますよ。

 確かに,透析中の患者さん,免疫抑制剤など使用中の方,在宅酸素など使用中の方,…,には,簡単に外来で使用できる国産の5日間の服薬を提案はしております。

 ただ,自身で診察した,2022年1月からの症例は3000例近くになりましたが,積極的に抗ウイルス剤使用することなくやってまいりましたが,重症化した事実は1例もないといえます。

 先日もご高齢の方ですが,「青森の方に帰省したいが,コロナに罹患していないという証明が欲しい…」,「検査をして欲しい」,と…。こんな話を伺うと嫌になってしましますね。今時,まだこんな話がまかり通っているとは…。この患者さん,確かに,定期的に私どもの外来にまじめに定期的に通ってられ,普段から私どもも,「今のコロナは,それほど心配しないでもいいですよ…」,と何度も申し上げているはずですが…。それでも,現場の私たちの説明も足りないのでしょうかね?

いくらかかりつけでも,所詮,ただの町医者ですからね,私どもは。

 

 いつも申し上げているように,やはり正確な情報を的確に伝えることは,今でも必要ではないかな。いたずらに不要な医療費が費やされていくように思えます。やはり,高名な影響力のある先生方が,初期のコロナ,その後,現状のコロナにつき,データに基づき正確な状況等踏まえたうえで,総括されるべきだと市井の片隅で考えています。

 

先ほどまでは曇っていましたが,青空が広がってきました。

今日も,暑い一日になりそうですね。

 

夏休み中の方は,身体をお安めください。

 

2024.8.12朝  Y.Ishii

 

 暑い毎日が続いています。汗拭き用の手ぬぐいが,本当にびっしょり。絞ると汗が滴る。ただ,今朝も立川の改札を抜けたら,西の方から心地よい風が吹いてきました,昨日は,ほんのつかの間としか感じませんでしたが,本日はしばらく心地よさを味わいました。

 行きかえりの道筋,都知事選のポスター掲示版を数か所で見かけます。張ってないスペースが多く思えますね。問題になるような,ポスターを張るような候補者が何人かおり,警察から注意をされたとも聞きます。立候補者が50人以上で,ポスター掲示板のスペースが足りなくなり,遅れて立候補された方は自分で作成して掲示板外に手作りで張るようになっているという話も耳にしました。ポスターを張るほうも管理する方も…,そんな話を聞いていると,バリバリ昭和時代の私などにとっては,大げさな表現ですが,「世も末だなあ…」,と考えてしまいます。

 

 張るほうで言えば,選挙用のポスター掲示板に,「他のヒトの写真」や,「子供に見せられないような写真」,を張るなんて,おまけに,「そのスペースを人に貸してお金を頂く」,なんてこと,法律とか関係なく,だれが考えたって,普通じゃないと思いませんか?規則に書いてないから,やっていいというものではないと思います。いくら価値観が変わってきたからと言っても,何でも許されるものではない。

 同時に,管理する方・報道の対応も今一つ納得いきません。ちゃんとした選挙管理委員会もあって,選挙が行われるのであれば,期限内に正規に立候補されたヒト達に対してはやはり平等に,ポスター掲示板の貼付場所を責任をもって確保するのが普通だと思います。「予想以上に立候補者が多数になったから,張る場所が追い付かない」。そのために立候補者が手作りで張る場所を作る,笑止千万ですね。発展途上国ではあるまいし…。

 

 書いている途中,今回のようなことって何と表現すればよいのかなと思い,「不文律」という言葉が頭をよぎり調べてみました。

 

不文律とは『口に出して明言しないものの,言葉にしなくてもみなが了承しているさま』,と理解しました。

 ただ,あくまでも,集団や組織の間に発生する概念であり個人の中には存在しない,「ここではこうするべきだ」という規範のようなものだそうだ。「皆が了承しているさま」と定義されているように,暗黙の了解(暗黙のルール)がいつしか理解されない不文律となり組織の力を弱め,成長を阻害す要因になってしまうことが問題で,そのような状況を変えるため,その不文律を変えるべくコミュニケーションの見直しを図るべきである。(「#コミュニケーション#チームビルディング#組織開発)」より抜粋)

 

 上記の抜粋した文章のように,不文律とは,どちらかというとnegativeにとらえられているものが多いように書かれているかなと思いました。確かに,「忖度」,「年功序列」など,悪弊もあるでしょう。しかし,組織・社会に対して「相手を気遣ったり」,「これはまずいだろうな」,なんてことはやるべきではないでしょう。

 

ここで不文律を定義するのも変なのかもしれませんが,社会生活を行っていくための最低限のルールとして立候補された個人,選挙を管理する組織の方々は不文律をもう一度思い返し,事に当たってほしいと思いました。

 

 以上,2024.6.27 朝に書いておりましたが投稿せず,今日まで至ってしまった。

 今朝は,これの手直しをしている時,家の前に住んでいる,小2と1歳半の孫がやってきて,邪魔をされました。

 でも,朝からかわいい孫たちに会えるとなんだか元気が出て,頑張らなきゃって気になります。

 

今日も頑張っていきましょう。

 

2024.7.3 朝  Y.Ishii

 ここにきて定点観察の新型コロナ感染症(以下コロナ)の感染者数の報告では,週ごとに減少しています。但し,実際の外来診療をしていると,決してそれほど減少しているようには感じません。4月以降治療費の負担が増えたということで,受診控えが増えたこともあって,実際の患者数と報告の患者数に乖離があるのかと思います。

(この文章,最初に書き始めたのは連休明けの週末でした,但し,5/17の発表ではコロナは増加傾向に転じた,とありました。)

 

 最近は,外来での診療をしていても,コロナの患者さんでも高熱を主訴に来られる方は減っているようです。私の診療所では,発熱外来を標榜していますが,発熱がなくても感冒様の症状のある方も,そこで診察しています。自身で抗原検査をされて陰性だが,具合が悪い方,味覚・嗅覚異常を訴えて来られ, PCR検査で診断した,というケースも散見されます。

 PCRの検査陽性でコロナの診断はつきます,しかし,ウイルスの量の多寡により,判定までの時間や,CT値で差異が出ます。PCRは個々の症例で差はありますが, 97%の方が陰性化するのには28日間要するといわれてます。PCR検査でコロナの診断はつきますが,更にこの近々数日で感染したものか,もう少し前に感染したものかがある程度推測もでき,治療の要否も違ってくると考えます。

 私の施設ではPCRはID nowという機器で行っています。この機械で測定した場合,症状は軽度であっても,判定結果が2分台であれば,やはりこの数日中の感染と考えます。但し,陽性結果が3分,あるいは4分以上経って出た場合には今回の来院の症状はコロナによるものではないのでは…,と私自身は推測し,診療しています。

 

 アメリカ疾病対策センター(CDC)は今年の3月1日付けで,コロナの自主規制に対して大きな指針改定を行っております。それによると,感染していても24時間発熱がなく症状が改善していれば,外出制限は不要,マスク装着も任意,などとコロナに関する行動規制はほぼ撤廃しております。その理由として,「免疫を持つ人が多く,予防や治療手段が向上したため,新型コロナが重症化する可能性ははるかに低くなった」,また,同様のルールを先行導入したオレゴン州や,カリフォルニア州では感染増加につながらなかった,ということによるようです。実際,「新型コロナの入院患者数は2022年1月のピークに比べて75%減少したほか死亡者数も9割減少し,直近の流行シーズンで入院した患者の95%は異常はワクチンを使用しておらず,多くは抗ウイルス剤も使用していなかった」,と指摘しています。もちろん未だに後遺症に苦しむヒトがおり,ワクチンを回避するヒトが増加している事実を課題として挙げてはおり,CDCのこの発表に対しては,アメリカ国内でも異論は出ているようです。

 

 確かに,2020~2021年の「世界の疾病負荷研究」の,世界204か国の人口動態統計や国勢調査で検討すると,平均寿命は2021年は2019年に比較すると世界的にみると1.6歳短くなっているそうです。特に米国では2歳短くなっています。それほど,初期のコロナは生命予後に関しても大変な疾患であったことは事実です。

 現在主流の2022年1月来のオミクロン株由来のコロナ(後期)は,それ以前のコロナ(初期)と比べ,全く別の病態をとっているのは明確です。私自身の発熱外来で経験した前期の症例と比べても,現在までの後期の1500例以上の症例において,20人以上の90歳以上の症例,数名のがんの化学療法行っている方でも重症化した症例は経験しておりません。そのような事実から,私自身は生命予後も含め,それほど危惧するものではないのではないかと,あわせて,積極的に抗ウイルス剤を使用する必要性はないのではないかと従来から申し上げて来ました。

 しかしながら,多くの一般の方々は現在流行中の後期のコロナも,初期の有名人が罹患し,亡くなったアルファ株やデルタ株と同様の経過をたどるもの,と誤解されているところが問題なのです。

 

 ここにきて,わが国,政府のコロナに対する対応に関しての賛否の意見が散見されます。個人的には,我が国としての初期の対応は,それなりに大変評価できるものであった,と思います。しかし,2022年1月以降の現在流行中のコロナに対しては一般国民に浸透するような説得力に欠けていたのではないでしょうか。「コロナは怖いけど,少なくとも志村けんさんの時のコロナとは,全く違う病気みたいなもの」,と国民に伝えてもよかったと思うし,今からでもそう伝えてよいのではないでしょうか…。

 厚労省は3月末に専門家会議の助言機関組織をを3月末に解散しました。また,政府の対策分科会も確か解散されたのでは。

 

 しかしながら,いずれからも今回の新型コロナ感染症の対策に関しての総括はされたのでしょうかね?

 もし,されていたとしたら私の勉強不足,すいません。

 

2024.5.21  午前 Y.Ishii