こんばんは。私の夏休みも半ば過ぎ。私は新聞を3誌とっております。その新聞の記事をスクラップにするのが、ボケ防止対策の一つ。ただ、ここのところは、朝通勤の電車の中で読んだ記事を、診療所に着いてすぐにコピーしておくようにしております。このコロナ禍で忙しくなり、週末なども、まとめて1週間分の整理などなかなかできない。昨日、この3週間分くらいをまとめてチェックしました。コロナ関係だけでなく、政治・文化・学芸…、興味のある記事を切り取っています。やはり気になるのはコロナ関係の記事。まとめてみると、見落としていたことなど知らされます。

 

8月3日付で4学会(日本感染症学会・日本救急医学会など)が「現在主流のオミクロン株の場合、重症化するヒトの割合は数千人に一人程度と推測されると指摘」、と新聞に出ておりました。他紙でも、「オミクロン型では重症化するヒトは数千人に一人程度で、症状の多くは4日程度で軽くなるとも説明」、と書かれています。合わせて、「症状が軽く、重症化リスクの低いヒトは、検査や薬のために受診することは避けて欲しい」とも。4学会の声明のポイントなるものも新聞に記載されていました。

私的には「ポイントは違うだろう!」、かな。いつも言ってるように記事の見出しと、内容など、もう少し大新聞社なら吟味して、現状の、この混乱しきっている社会情勢を鑑みて、特に「見出し」を書いて欲しいものです。

 

7月30日付の「第7波受診制限の準備後手」という見出しの記事では某医療法人の理事長の方の意見として、「患者の7割は微熱や喉の痛みなど軽い症状だ」と。私の個人的な意見では、「患者のほぼ9割以上は自制内の症状が多く、初診時に対症的な処方を行い、咳のひどいヒト、咽頭痛の強い方に対しての投薬を行うことで、療養期間終了までつなぐことで、多くの症例には対応することができる」、と感じています。

 

 私自身は、患者の殆どは、発症日の同定と、客観的な目安である朝夕の定期的な体温の測定と観察。それと、個人の受け止め方の違いはあるが、「主観的な患者の訴え」と、特に前日に比して全身的に体調は、「軽快傾向」か、「不変」か、「増悪」かを確認することが重要な意味があると思っております。

 それら「体温」「訴え」「前日に比しての変化」を合わせて評価することで、急性期における本症の増悪か否かは、ある程度推定できると考えます。また、本症の予後の判定には,識者はしばしば「基礎疾患の有無」とおっしゃいますが、もちろん基礎疾患は重要な要素ですが、とくにこの新型コロナ感染症の重症化に対しては、発症日から何日目かが重要な要素と考え、それを、患者自身に啓蒙すべきではと考えます。

発熱について補足すると、一般的な現在遭遇する症例では、「せいぜい朝夕の発熱は、発症日を0として、4日以内と言えるかと思います」。昨年のデルタ株の場合には発熱は遷延していましたね…。

検温に関して、患者さんたちは不安になり、日に何度も測定されますが、検温は朝・昼・夕の定時の3検で十分と言っています。この定時というのが重要です。一日中、何回検温していても、しょうがありません…。検温に際しては、解熱剤を使用した時間を明記していただくことも、重要かと思います。また、発症日の検温はさすがに無理だとしても、発症日から何日目かということを意識させ検温表の作成は有効な手段と思います。

なかには、療養期間終了後に、外来受診していただき、訴えの強い方は血液検査なども行うことはありますが、療養後も特に問題になったケースは私の場合には経験しておりません。

 

 4学会も現在のオミクロン株に関しては前述のように「受診を控えろ」、と結論付けている本症です。国・分科会・医師会は、いやしくも4つのそれなりの学会の提言ですから、それを真摯に吟味し、分析し、それに対して公的な意見を発せられてもよろしいのではないでしょうか。

そして、世界的にも最大級の発生率である我が国の新型コロナ感染症(これだけ検査したらそりゃあ、患者数は増えるでしょう…)への対策ですが、すべてを一度リセットして考え直すことも必要ではないでしょうか?

無理に検査の枠を拡大し診断しようとすることがどこまで意味のあることなのでしょう?患者の中には、PCR検査を2軒はしご、して来た、なんてのもいます…。

抗原検査キットの配布や、無料PCR検査の見直しなども含め、…。

 そんなに患者を見つけ出すことに精を出しても…。

 そんなことを考えてしまいます。

 

2022.8.15 夜 Y.Ishii

こんにちは、曇りの日曜日も夕方になりました。昨日は医局の先輩夫婦と久しぶりに食事をしました。台場のホテルなど久しぶりでした、やはり普段立川から出ない私のようなものにはTOKYOの夜景は眩しかった。珍しく遅い時間まで起きていて今日は、いつもの時間に目が覚めたけど贅沢してあと二眠り位しました。疲れもだいぶ取れた。

 明日から3日働いたら夏休み!今年は少しばかし長めにしました。期間中、高校生クイズがあります、ただ、このコロナの影響で少し縮小気味? 1日だけお手伝い。

あとは特に予定もない、ゆっくり過ごすつもり。

 

昨日、一昨日とこのところ、濃厚接触者の取り扱い関係の問い合わせやちらほら、問いあわせの、半分のヒトはコロナそのものを心配して、あと半分は、会社に出す証明書関係の相談が多いようです。国からの通達が徹底されてないように感じます。

 先週の半ばころから新聞記事では、文科省・厚労省はそれぞれ「量養護学校復帰陰性証明」不要の通達、「職場復帰の際の検査結果証明書」の提出を経済界に求めないように要請した、と。ただ、本当に、どこまで徹底する気があるのか、報道も患者が何人増えたより、そちらを法で宇する方が意味があると思うゼイ。

 

 昨日来られた方は、ご主人が公立の図書館に勤務。奥さんは私立大学の職員。8/1に奥さんが帰郷しようということで念のため、PCR検査を受けたところ、陽性の結果。以後、彼女は特に症状があるわけではないが罹患証明が欲しくて医療機関を受診したくても予約も取れず、たまたま私のところで運よく受診できた。

問診で「彼女は無症候性であり,8/1にPCR検査陽性で、結果無症候性の罹患ということで、8/8までの自宅療養」と告げました。

 

 新型コロナの感染の急拡大を受け、岸田総理大臣は、22日午後、総理大臣官邸で、後藤厚生労働大臣や山際新型コロナ対策担当大臣らと対応を協議し7月22日から濃厚接触者に求める自宅などでの待機期間を、これまでの原則7日間から5日間に短縮し、さらに、2日目と3日目の抗原検査が陰性であれば、3日目に待機を解除できることを決めました。

具体的には

具体的には、感染者が発症した日か、感染者が無症状の場合は検体を採取した日、または、感染が判明して家庭などで感染対策を取り始めた日の中で、最も遅い日の翌日から

        ① 5日間が過ぎて症状が無ければ、待機が解除されます。

        ②  また、2日目と3日目に抗原検査キットで検査を行い、いずれも陰性であれば、

           その時点で待機が解除されます。

      ただその場合でも、7日間は、自分で体温を測るなどして体調を確認することや高齢者との接触を控えること

一方、これまでも、医療従事者のほか、高齢者施設や保育所の職員などのいわゆる「エッセンシャルワーカー」は、毎日検査を行い、陰性と確認されれば、症状が無く、かつ3回目のワクチン接種を受けていることなどを条件に、出勤できるとしていて、この扱いは継続されます。

                                                                                               2022年725日 「NHK首都圏ナビ」よ

 

 夫の方は、公立の施設に勤務しているのに「同居者の罹患証明書が出ないと、出勤不可」とのこと。

 全く、保健所・医業がひっ迫しているとか言っていて、おまけに先の通達が出ているのに、足元の公共の施設でこの体たらく、一体どういうことでしょう。奥さんの方も総合大学の職員、総合大学であれば、PCR検査センターの結果のショートメールなりを、大学の医務室の医師にでも許可する権限を付加するなり、看護師の方に確認業務を許可するなど検討されたり、役所の窓口に、医師会の先生なりを派遣し、ショートメールの確認でもよいでしょう…、何らかの友好的な手段を考慮されてもと思います、抗原検査を郵送したりなどするくらいなら…。

本当に策がなさすぎると感じます。

 

全く、お上は何を考えてるんでしょう?やることなすことトンチンカンじゃないかい?

どうせなら、もっと有効なことを考え徹底させてくださいよう~。

 

2022.8.7 夕 Y.Ishii

 

おはようございます。書きたいことはたくさんありますが、整理がつかない。どのように何から書き出していけばよいかわかりません。文句ばかり言ってるように思われるのも嫌だし…。

 

  ただはっきり言えるのは、やはりこのオミクロンは軽い。風邪と治療をしない時のインフルエンザの中間。治療薬を使った時のインフルエンザと同じかな…。そんな程度だと思います。

 相変わらず、患者さんはそこそこ来られてます。先週心に残った患者さんは月曜日から具合が悪くて、なかなか診てもらえるところもなく、たまたま木曜日に私のところの電話がつながり診察。「もう楽になってきてるんじゃない?」、と問うと、「そうですね、木曜日には楽になってきてます、まだ少し熱っぽいけど…」。それが、今のオミクロン株の症状・経過だと思います。

患者さんに、たとえ話で、「大学生のお兄ちゃんが土曜日の朝から調子が悪く、土・日と家でゴロゴロ。しかし、お兄ちゃんは月曜日の朝には調子よくなったから、学校に行く、と。その日の午前に弟が38度の発熱で外来受診」。お兄ちゃんが先に感染して、弟にという典型的な症例です。

 

 いつも言ってるように、今流行中のオミクロン株は特別軽症だと思います。

よく言われるように、感染力は強いですが、重症化に関してはデルタ株の比ではない、と感じます。特別なコロナの治療薬を使用することもなく、連日の体温・症状の推移のチェックと、対症薬の使用のみで乗り切っている私は、そう明言できます。まあ、前回のブログでも申し上げたように、私の場合はきっと運がよいのかもしれません(倅はそう言います)。

 

 昨年夏のデルタ株の蔓延の時、患者と対峙していて、この病気の特徴である「重症化の目安、特に間質性肺炎の増悪などによる呼吸状態の悪化は、文献的にも発症後7日目前後がポイント」ということを最も重視していました。

しかし、今回のオミクロン株の場合には、「3日目が重症化の境目」とかいう説を、聞きましたが、重症化の程度など、昨年とは比べようもなく軽く、ほぼ99%は4日目には解熱するように思えます。

逆に、患者の訴えの割に発熱が継続している場合には、むしろほかの疾患の合併が危惧されます。今回、6月にそのような症例を経験し、コロナの増悪ではないが熱の状況が不安定で入院精査を保健所に依頼したことがあり、結果、亜急性甲状腺炎という診断をもらったこともありました。このときは、保健所(多摩立川保健所ではない)の職員は、入院精査をお願いしても、「コロナの増悪でなければ入院はさせられない」、言ってたな…。どこの保健所の職員だったけ?あのヒト。

ただ、熱に関しても、やみくもに測定していてもしょうがないと思います。定時の検温が重要です、そしてちゃんと記録しておくこと。測定結果を並べてみて推移を評価することが重要。

 

 ここに来て2類・5類の議論が盛んですね。私は現場の医師としてやはり、すぐにこの新型コロナウィルス感染症そのものを5類に変えてしまうというのは尚早だと思っています。これに関しては前回、ブログに書きました。コロナといっても、オミクロン由来のコロナは別物と考えてもよいのかも、とまで思ってしまいます

 現在の発生株の研究はとても進んでおり、次の株の予想も容易にできるようですよね、東京都健康安全健康推進センターの貞井先生は「オミクロン株が当面続く可能性はある」と、新聞のインタビューでも答えられています。

そうなると、7波が終わって等と悠長なことを言うでなく、そして東京都のように泥縄で、絵に描いた餅のような「WEB陽性登録」などより、分科会・厚労省・医師会、ついでに都の方々とで、なお一層額を寄せ合い早急に現行の法規制の中で何とか思い切った、他の株の場合にでも十分対応できるような、対応策をお考えいただければと願っております。

 

 そうそう、先日の日曜朝のフジTVの番組のなかで、橋下氏は「現在のコロナ関係の窓口支払いで、3割負担の方の場合、その3倍の額が医療機関に入る」とおっしゃってましたが、そんなことはないはずでは、2倍ちょっとのはずでは?と、うちの事務が言ってました。ご確認ください。尾崎会長は同席されてらっしゃったのだから、すぐに訂正して欲しいものです。まあ、実際には私も事務に指摘されて知ったのですが…。おまけに、会長には、今頃「医療従事者に4回目を…」、などおっしゃるのは遅いですよ。

田村元大臣、私たち弱小の開業医はHER-SYSへの打ち込みは、事務職員に委ねるほど余裕はありません、結局私たち自身で入力しているのがほとんどですので、悪しからず。発熱外来をやってなかった先生方に、すぐに発熱の患者診ろとおっしゃっても実際無理と思います。むしろもっと混乱するのではないでしょうか…。もし別の施設を作ったって、そこに行く医療従事者はどうやって集める?

今当分は受診体制を変更するのは大変でしょうね…。

 

この間からこれだけは言っておきたかった、すっとしたゼイ。

 

今日は結構書きましたね、言いたいことを。

すべて私の個人的な意見です。お名前をお出しした皆さん、失礼いたしました。

 

2022.8.2朝 Y.Ishii

 

 

 

 ここの所の電話の鳴り方、尋常じゃあない。私たちも、正直仕事になりませんね。朝から電話は鳴りっぱなし。事務はイライラ。患者もイライラ。しまいにゃ、こちらもイライラ。発熱の方、何度電話しても電話がつながらない…、とお思いでしょうね…。

 

 先週、塩野義のゾコーバという新型コロナの治療薬の承認を問う会議が開かれました。結果は「同薬は、細胞内に入ったウィルスの増殖を抑制する効果は認められたが事前に目標と定められた12症状の改善効果が不十分だ」、とのことで承認は見送られました。

 私たち開業医にとっては、比較的簡単に手にすることができる薬剤が使用できることは、大変うれしいことです。翌日のモーニングショーで、私自身インフルエンザの治療薬の講演会で一緒に仕事をさせていただいたことのある琉球大学名誉教授である藤田次郎先生も「臨床の現場では一つでもtoolが多いとやりやすい」とのことで承認見送りを残念だとおっしゃってられました。

 私も、この薬が承認されれば、2類・5類の問題も円滑に移行できるのではないかとも、考えておりました。いかんせん、現在承認されているメルクやファイザー社の薬剤は使用時、対象患者の制限もあり、私自身もなかなか使用するには至っていませんでした。もちろんいつも申しておりますように、現在のオミクロンでは1件の症例でも使用しておりませんし、個人的にはオミクロン株では、抗ウィルス剤が、果たして必要なのかとも考えています。

 

 新しい薬の承認に際しては、確かに慎重に討論してし過ぎることはないということは十分理解しています。今回は薬事の審議会での内容が公開にななってました、この審議会が公開で行われるのは画期的だそうですが、良いことですね。私も一応審議会の議事録を読んでみました。

 「ウイルス感染後、早期に本剤の投与を開始することで、ウイルス増殖を速やかに抑制し、ウイルス感染に起因する過剰な炎症や免疫反応を抑えて臨床症状を改善し、さらには入院または宿泊療養等による隔離期間を短縮することで、ウイルス感染による患者への負担及び医療資源の逼迫の軽減にもつながると考えること。用法・用量を、1日目は本薬375mgを1日1回、2日目から5日目は本薬125mgを1日1回経口投与とすることが妥当」ということでの申請だったようです。

専門的なことなると私も一般の方々と同じようなもので、ちんぷんかんぷん。ただ、この薬の報告書は治験薬を使用開始して120時間(5日間)の単位時間内の変化量をみているようですが。

ある委員は、「4日目は有意差があるということが書かれていますが、6日目になると、プラセボ群との差で、ウイルスの減る量についても差はないという結果だということですね。そうすると、今、ウイルスは下がって有意に減少させられるけれども、症状はあまり差がないと言っていますが、少し説明が違う感想をもちました。」と述べられています。難しいですね。素人に近い私などは、4日間で優位差が出れば十分だと思いますが…。

 

 まあ、えらい先生方に、十分に議論していただいて、11月にはうれしい結論を出していただければと願っております。それまでに、オミクロンより質の悪い(私はむしろオミクロンが、たまたま特別質がよすぎたと思っておりますが…)、例えば昨年のデルタ株のような普通のコロナの株の出現がなければよいのですが…。

 

 やはり、経過中に重症化抑制という観点からも絶対に手軽に使用できる薬剤は必要だと思い、期待もしています。

 

それにしても忙しい毎日です。

 

2022.7.25 夜 Y.Ishii

日曜日の11時過ぎ。気持ちの良い朝です。窓を開けるとさわやかな風が入ってきます。この1週間は本当にあわただしかった。昨日も、新コロの報告が来たのも、かつてない多さだとかで昼過ぎになった。正直勘弁して欲しいなって感じ。

 

  全文を読み返したところで、素人の女房と話しているとき、彼女はBA4,5などはオミクロンとは別の株と思っていたようです。まさか、そんなことを自分の妻が思っていたとは…。しかし、彼女に言わせると、一般の人はほとんどが彼女と同じく、BA4,BA5はオミクロンとは全く違うものと理解しているだろう、と。

皆さん、大丈夫ですか?

そこいらを理解したうえで今日のブログはお読みください。

 

  今朝も朝の報道番組、、黒岩氏は神奈川方式の自画自賛、岡部先生はのらりくらり、田村元大臣は、何故かわからないが、ポイントをずらしての答弁。橋下さんはいつも通り。世論調査も、「締め付けを厳しくか否かとか」。何だかよくわからんPCR検査現場の話、抗原検査が足りないだとか…。TV局自体の方向付けも決まっていないからだろうか、中途半端に思えました。

 

  先に述べた田村元大臣の発言は、読売新聞7.15付3頁目の 行動制限「効果不明確」 という記事の中のものを引用されたと思います。「厚生労働省が13日に助言機関に示した資料では、オミクロン株の重症化率は60歳以上では2.49%と季節性インフルエンザの3倍超だったが、59歳以下ならインフルエンザ並みの0.03%にとどまった」と記載されてました。私自身はこの記事(記事の出自は確認できていません)を見たとき、そんなものだと思いました。60歳以上のインフルエンザの重症者の3倍とのことですが、高齢者のインフルエンザ罹患後の重症化自体、現実に我々市井の開業医でもめったに出くわさない。それの3倍と言われても、私は大した数字ではないと思いました。(𠮟られるかな…)

 

 ここに来て、第7波とかで大騒ぎ。BAの4だの5だの、私のように、専門的な知識に疎いものには、皆さんたちと同じようによくわかりません。しかしいずれにしろ、オミクロン株

今年の1月以降保健所が音を上げてから、私自身はメール使用して、患者のフォローアップをしてきました。その数は400人以上になりました。メールで体温と状況の報告をしてもらうだけのこと。朝夕の検温を指示し、前日に比しての全身的な症状の経過のお報告で、十分に管理できると考えております。

患者さんの中には90歳以上の方が3人、、1歳未満の子が4人いました。そして、その結果は…。重症化した症例は現在まで1例もありません。入院したヒト?ゼロ。コロナのための特別な治療薬の使用?ゼロ。

 往診?いやいや必要ないですね。わざわざ、自宅まで訪問したのは検査のために数名いらっしゃいましたかね。容器を渡して唾液の検体を持参させたりした濃厚接触に当たる方々。処方が必要なときは近隣の薬局に連絡して追加の薬剤を配達してもらったり、はあります。何しろ、コロナに関しては、国は手厚い。

 そんな、対応をしておりましたので、今年の3月ころには、このオミクロン株は恐れずにに足りないと感じ、4月ころでしたかね、国が6月にはほぼ全例がオミクロン株に置き換わるというニュースを見たときは思わず手を打ちましたね。北朝鮮のような国で、オミクロンが流行し、それこそどうなるのやら…。なんてことないですね、その後はニュースにもならない。

 

 TVに出てくる方々はどこまで本気なのかと思ってしまいます。今朝の番組でもワクチンの功罪などおっしゃるのは良いが、結論として、「いずれにしろ、やる方がよいでしょう」という一般的な見解をお示しになるべきでは?あいまいさの極めつけは、田村元大臣、先の発言です。本当にオミクロンを重症化しにくいとおっしゃりたいなら、読売新聞の全文を披露すべきでは? 読売新聞の方も本当に一般の方々にそれほど心配することないよっていう気持ちで表現するとしたら、「厚生労働省が13日に助言機関に示した資料では、オミクロン株の重症化率は59歳以下ならインフルエンザ並みの0.03%であり、60歳以上では2.49%と季節性インフルエンザの3倍を超える程度であった」と書いただけで、一般の方々の受け取り方は違うのでは?

 

 はっきり言って、この程度の疾患で大さわぎするのはいかがなものかと感じる市井の町医者です。(極端ですかね、炎上してしまうかも…)、たいしたことないであろう現状の疾患で、患者に10日間療養するようにと指示する方も心苦しい…。やはり、療養期間の短縮などもご一考されてもよいのではないかな…。ただ偉そうですが、私たち、一般の開業医でちょいと頑張ればなんとかなるのでは…、

 

 いつの間にか6時になってしまいました。夏らしい一日でしたね。でも窓を開けて過ごせました。

取り急ぎ投稿します。今回は少し過激すぎるかなあ…。

 

2022.7.17 夕 Y.Ishii

おはようございます。ご無沙汰しております。ここの所、忙しかった。新型コロナは明らかに増加しPCR検査の陽性率も高くなっています。

 安倍元首相の件は、私は個人的には応援していました本当に残念な限りです。ご冥福を祈ります。

 

 久しぶりに忽那先生のブログを拝見しました。流行の中心がオミクロン株の中のBA4・BA5が主流になってきていると。これは、「免疫逃避」と呼ばれるワクチンや自然感染によって作られる免疫への抵抗性のためとのことです。BA4・BA5は、これまでのオミクロン株以上に、過去にBA.1やBA.2に自然感染により作られた免疫は不十分で、再感染する可能性があるということ、だそうです。

 

 報道でも、感染者の増加を強調するだけで、重症化に関しては最後に一言追加する程度のコメントのように思え、「恐怖・心配」を煽り立てているだけに感じます。

 そこで、今日は、今のコロナは意外と大したことない症例が多いよ、ということで、土曜から日曜にかけて患者さんとのやり取りを提示します。一過性に症状が強く出ることもありますがしたようなもので自然に軽快していくでしょう。

 

【症例1】

氏名:□△ 年齢:57y. ワクチン接種:3回(3.22P)

初診日:7/8  療養期間:~7/18 

7/8  (⓪) 不測 不測       36.5   昼に咽頭部イガイガ出現

7/9  (①)36.3  37.7       36.7  ☑ 増悪: 13:10 に38.3℃

                      →ロキソニン服用。夜間倦怠感(+)。

7/10 (②)38.5     36.8      37.9 軽快:怠さあり、但し、少し身体が楽になる

                        

  ※1.先生に電話後の13時10分に体温測定しましたら38.3あり、市販薬のシオノギPL顆粒Pro1袋とロキソニン1錠を服用。ラグビーのフランス戦を布団に入りながら観戦。日本代表の活躍に気分が良くなったのか、喉や気管支あたりのイガイガはあるものの、18時の検温では熱がこもってる感じがありますが36.7でした。続けて、シオノギPL顆粒Pro1袋を服用しました。以上、本日の報告です。July 9, 2022 6:19 PM

 

 ※2.お早う御座います。昨夜から身体の怠さが抜けず、良く寝る事は出来ませんでした。今朝5時体温計測しましたら38.5度ありました。昨晩と同様の薬を服用しました。下熱剤は飲んでませんJuly 10, 2022 6:08 AM

 

 ※3.昼過ぎから38.7から36.7と上がったり下がったりです。咽頭部のイガイガは変わらずで、怠さもありますが、少し身体が楽になって来た様に感じます。July 10, 2022 6:11 PM

 

【症例2】(3.31)

〇×  年齢:47y.  ワクチン:3回(3.31P)

初診日:7月9日  CT値:34.61

発症日:7月6日 (⓪)     療養期間:~7月16日

 *7/4に会食したヒトが7/7発症と診断され7・9受診。

 

月日

日数

全体的に前日に比し

 

7月6日

   

鼻奥に違和感

 

7月7日

37.5℃

朝から倦怠感

 

7月8日

36℃

37.5

午後から熱

初診日

7月9日

36℃

36.5℃

36.1℃

軽快

 

7月10日

36℃

35.6℃

35.7℃

不変

 

 実際には、提示した2例のような経過で自然に軽快していくことが多いと思います。

 

 いつも申しておりますが、以前から、私は既に300例以上の患者さん(90歳以上3人、1歳未満4人)を診察してまいりました。そして、前述のように体温表を作成し情報をもらっておりますが、コロナの症状が増悪しての入院は一人もいません。また、コロナに対する抗ウイルス剤は一人も使用しておりません

 

 ですから、現在のオミクロン株に関しては患者増があっても、個人的には、必要以上に心配しないでもよいと思いますと、皆さんにお話ししております。

 

2022.7.11 午前 Y.Ishii

ここ数週間は、3回目のワクチン接種の方もせいぜい1~2人/日、ワクチンがもったいないと思いながら過ごしています…。20日から4回目のワクチンの接種が始まります。そこで今日は、4回目のワクチン接種に触れてみます。

 【4回目の新型コロナワクチン 現時点での接種の対象は?なぜ医療従事者は対象ではないのか(忽那賢志)】という忽那先生のブログと、他の資料【ワクチン接種4回目、なぜ必要? 効果は? 海外での使用実績は?疑問・質問「コロナとワクチン」(21)

4回目のワクチン】 を参考にしながら書いてみます。

 

4回目の接種についての各国の方針は図の通りです。

 

4回目の接種は、イスラエルが昨年末、ヨーロッパは今年の2,3月ころ、米国では今年の3月末から、開始されています。その結果を踏まえていろいろな意見が出ており、わが国では下記の予定で施行されます。

 

 ワクチンには接種に際しては、 ①感染・発症予防効果 ②重症予防効果があり、この両面から、考えてもよいと思います。

イスラエルは世界に先駆けて開始し、保健省や保健組織が感染者の詳細なデータを集積しおり、ワクチンの3・4回目接種の効果についての情報も多く、それによると、予防効果はさておき、重症化の抑制に対して明らかに優位差が出ているようです。

 

 感染予防効果としては 

イスラエルの報告では、予防効果は4回目接種から22~28日後には3回目接種の人の2倍の約50%あったのが、50~56日目には3回目接種の人の1.1倍と、約9%に低下しており、殆どなくなった。

同様の報告は、英国健康安全保障庁のファイザー・アストラゼネカのワクチンの交互接種の比較したものでも3回目にファイザー社製かモデルナ社製を打ったヒトの場合、3回目接種の直後にはオミクロン株に対する発症予防効果が60~75%になりますが、3回目接種から20週間以上経つと発症予防効果はほぼゼロになりました。最初の2回にモデルナ社製を打ち、3回目に同社製かファイザー社製を打った人の場合、3回目接種直後には60~70%あった発症予防効果は、3回目接種から15~19週間経つと50%前後に低下とあります。

 

重症化を防ぐ効果に関して

 重症化を防ぐ効果に関しては12歳以上で4回目の接種36~42日後の人は、3回接種の人と比較して、オミクロン株に対し4.3倍高い、と推計されており、厚労省の計算では、これは重症化予防効果、約77%に相当するそうであり、入院が必要になるほど重症化するのを防ぐ、あるいは死亡するのを防ぐ効果は、3回目接種から時間が経っても、発症予防効果ほどは大きく低下しない、ようです。特に、重症化のリスクが高い、年齢の高いグループでその傾向が顕著であったとのことです。

また、英国健康安全保障庁によると、65歳以上の人が急性呼吸器疾患の症状があって病院に搬送され、2日以上入院するのを防ぐ効果は、オミクロン株に対しても、3回目接種から105日以上経っても85.3%ありました。また、入院して酸素投与を受けたり、人工呼吸器の治療や、集中治療室での治療が必要になったりするほど重症化するのを防ぐ効果は105日以上あった、とのことです。

 感染症は感染自体はやむを得ないでしょうが、問題は重症化ですので重症化抑制はとても大切なことです。

 

 さてさてそんなことを考え、4回目のワクチン接種ですが、そう急いでやるべきかな…、と考えているところです。

 確かに、私自身もワクチンができたころは、そして3回目の接種までは、とにかく早く接種しようと患者にも勧めておりました。

しかし、今回のオミクロン株の症例を経験した結果、オミクロン株は比較するにはあまりにも軽いもので、昨年のデルタ株ほどの重症化は明らかに少ない。

 次の波がデルタ株に類するようなものなら、抗体自体は2週間ほどでできるし、起こりそうだという頃に早々に接種してもよいかな…。

 まあ、そうあわてる必要もないかな…、など考えております。

 接種期間は今年の9月30日までですから・・・。

 

 これはあくまでも、私が思っているだけですから…。

 

 

 

2022.6.20 夕 Y.Ishii

 おはようございます。6/12日曜朝です。いつも通りに目が覚めいつも通りの朝です。外は曇り。雨は降ってないようです。歳をとると本当に日常の生活パターンがほとんど変わりません、体内時計も。起床時間がだんだん早くなってきています。以前は3時過ぎにベッドから出ておりましたが、最近は何だかんだで、2時台には起きだしております。今朝も、6/8に初診の方のメールを確認して、返信を出しておりました。

 

 今の第6波のコロナは軽症で、一般に外来に来られるような方はまず重症化しないでしょう、とは以前からここにも何度も書いてきました。私も実際、発熱外来で診察し、診断した方も、もう300人くらいになるでしょう。報道では、毎日何千人という方が発生し、高齢者の死亡数を型通りに発表してます。北朝鮮も、それこそ、大騒ぎでしたが、あっという間に鎮静化してきたのでは?これもオミクロン株だからではないでしょうか。デルタ株のような株だったら、もっと悲惨なことになっていたでしょう。上海も、しかりかと思います。本当に、今のコロナは軽いと思いますね。

 

 しかし、こうして患者さんと直接やり取りをしていると、本当に学ぶことが多いと感じます。

 今朝返信をしていた患者さんは6/4に友人と宴会。友人が6/7に体調が悪く、医療施設を受診、同日PCRを受け、翌日診断されたとのことで、6/8に来院、同日PCR施行陽性。問診で6/6(⓪)の夜に発症と判断し、発症日が6/6、療養期間が6/16ということで報告。経過をみておりました。6/6が発症日ですので、当日がゼロ日(⓪)になります。彼の昨日の報告では、(体温表は7:00,12:00,18:00で摂氏℃)

6/8 (②) 37.3 37.5   37.6    不変:咳、倦怠感、たまに頭痛、下痢

6/9 (③) 36.8 36.6 37.0   不変:咽頭痛出現、咳、倦怠感、たまに頭痛、下痢                        

6/10(④) 36.4 36.5  36.8  軽快:倦怠感、咽頭痛軽減、たまに咳

6/11(⑤) 35.6 36.1  36.3  不変:倦怠感、咽頭痛、

 この経過表を私の目でみると、③の夕で、もう大丈夫だろうと判断できます。

 ただ興味あるのは彼の奥さん(31y. ワクチン接種:2回)と坊や(7M.)です。6/9の夫の診断結果を受け同日、初診。坊やと来院。坊やはその前夜から発熱あり。ただし奥さんはその際は全く無症状でした。翌日6/10午前にPCR陽性を受け、患者にも連絡。無症状性の発生で、7日間の療養でよいでしょう。ただし、経過中に症状の発現があるかもと伝えました。下記は奥さんの温度表,その下が坊やの分。

【奥さん】

6/8                         36.0

6/9  (⓪)35.9     36.5    36.2

6/10 (①)36.0    36.5    38.6     増悪           

6/11(②)38.0   38.1   37.8   増悪

【坊や】

6/8 (⓪)        39.0

6/9 (①)38.5  38.7  37.7

6/10(②)36.9    36.5      36.7   軽快

6/11(③)36.1    36.4      36.5   不変

 

この奥さんと坊やの場合、夫に朝・昼・夕の三検で熱の測定を指示しておりましたので、6/8全く症状がない時からの熱もわかります。

奥さんは6/10陽性の結果を報告した時(昼12時ころ)も何となく咽頭部の違和感を訴えていました。この時点では全く発熱もありませんね。PCR検査の結果に記載されているCT値も30くらいだったので、彼女には「おそらくこのままで落ち着いていくのでは…」と伝えました。しかし、昨夜の報告では上記のとおりです。ただ、6/11の熱の状況では今日,6/12にはだいぶ楽になると想像しています。ちなみに坊やは機嫌もよく問題ないようです。

 

 PCR検査は遺伝子検査であり、遺伝子検査結果とウイルス量・感染性の関連を検討する目的で Cycle Threshold(Ct 値)という数字が結果に添えて記載されて伝票が戻ってきます。発症日前後では このCt 値は 20 前後であるが、日数の経過とともに 増加し、感染 9 日目で Ct 値は約 30と言われています。

正確な数字は忘れましたが、確か、母親が30、坊やが19くらいだったと思い、むしろ、坊やの経過を気にしておりましたが、そちらは大丈夫なようで、診察後に母親の方に症状が出現し、症状も強かったようです。母親のCT値が高かったのは、母親の検体の採取法に問題があったかもしれません。このような経験をすると本当に病気って奥が深いと思います。

 

今日の話は少し専門的過ぎて難しかったかもですね。

 

 ただ今回供覧した症例はいわゆる現在流行中の第6波の典型的な発症形式であり、濃厚接触を来した家庭内発生の典型的な1例だと思いますのでご参考に。

「今のオミクロン株による新型コロナ感染症は一般的には発症して3日前後でほぼ症状は軽快傾向になるだろう」、私のこの1月からの300人近くの症例をみても、4日発熱が続いた人が1名いらっしゃいましたが、他はすべて今回のように、せいぜい2~3日で軽快していくケースが多いようです。

 

 やっぱり、この第6波に限っては、普通のヒトはあまり心配ないのではないかなあ…。

いつの間にか昼になり、日も射してきました、良い休日を!

 

2022.6.12 昼 Y.Ishii

 2週間ほど前に夕刊に「抗原検査のキットが薬局で販売」という記事を見つけました。恐らく、今後、インフルエンザ(以下flu)のキットも手軽に手に入ることになるでしょうね。検査キットが手軽に入手できるということは利用者自身が陽性を確認して、その後の対応を考えるということでは意味のあることであるのは認めますが、特に、陰性の結果の解釈が誤解されているように思い、私見を述べてみます。

 

 実際に、外来にお越しになっている患者さん方は、「何となく変で、抗原検査のキットで検査したところ陰性で安心しましたが、…」、「抗原検査陰性なので、気にせず出かけました」、…とおっしゃることはよく耳にします。

いつも申し上げているように、flu.のころを思い出してみてください。調子悪くて病院に行ったけど、検査して、先生は、「よかったね、flu.じゃあないよ」、って言われました、しかしそのあとも具合が悪い日が数日続いた。ヒトによっては、その後も再度受診したが同じように検査結果で「陰性です、心配ないですよ!」ってこと、よく耳にします。あの時の検査キットは抗原検査です。flu.を疑った場合、通常はPCR検査は行われません。

 

今回、ネットでこの抗原検査陰性症例に関して調べてみました。

 厚労省の令和3年9月27日付け特別区厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部厚生労働省医薬・生活衛生局総務課「新型コロナウイルス感染症流行下における薬局での 医療用抗原検査キットの取扱いについて」、には…、医療用抗原検査キットは、無症状者に対する確定診断には推奨されず、有症状者であってもウイルス量が少ない場合には、感染していても、結果が陰性となる場合があるため、陰性であったとしても引き続き感染予防策を講じる必要があること』、とは記載されています。

 つまり、殆どの抗原検査に関しての記載でも、「抗原検査は無症状者にはお勧めしない」とは記載されています。そして、殆どの自治体の抗原検査に関してのお知らせなどをみても、陰性の場合でも、「症状がある場合には、速やかに医療機関を受診してください」とは、記載してあります。しかし、中には千葉県の某市のように、【検査結果:「陰性」だった場合 として 『感染予防に気をつけながら、これまで通りの生活を送っていただいて構いません』と記載してあるところもあります。また、ネットの口コミや広告のサイトを開いてみると、コロナの症状が出てるんですが抗原検査したら陰性でした。明日学校に行ってもいいですかね? 4/27 22:33あなたが濃厚接触者じゃない限り大丈夫です。ですので学校や部活に行けます。enjoyしてください!ナイス!】 なんて記載もみられます。

 

 

 今回、抗原検査のことを調べるにあたり、考えていた以上に開業医の先生方も私と同様に、抗原検査の結果の解釈に不満を持ってらっしゃるのを知りました。実際、患者さんの方も前述したように、先生に「良かったねflu.じゃないよ」、と言われたり、お正月など連日、休日診療所に具合悪く通い、連日検査をされ、「flu.じゃあないね」、とおっしゃられたが、その後も具合が悪かったという経験のある人は少なからずいらっしゃるのでは?そんなものです、医療従事者のほうも…。

 コロナ禍でその検査の解釈が、少しずつでも一般の方々にも広まってきたのではないかと思い、期待もしていました。検査を患者が手軽に受けることが可能という仕組み自体に反対はしません。しかし、その解釈が十分に理解できていない場合には意味がないだけでなく百害あって一利なしかと思います。

 

大事なことは、抗原検査はあくまでも感染を確認する目的のものです。つまり、

 ☆: 陽性結果は感染が確認できました

     ですから、あなたは感染しています!

 ★:   陰性結果は感染は確認できませんでした

     ですから、安心するのはまだ早い!

     あなたは感染していないわけではないですよ!

 

ってことです。

 

今回は調べ物をしたりで書き上げる迄結局2週間かかりました。

ご一読ください。

 

2022.6.5 朝 Y.Ishii

 おはようございます。この二日間は天気も回復してきました。

 患者さん自体も含め、コロナの患者さんもだいぶ減ってきたように感じますね。発熱で来られる方より、ちょっとした咽頭痛などでお越しになる方の方が多いように思えます。本当に症状は軽いですね、そして症状の継続期間も短い。

診断したこちらの方が、「このくらいの症状で10日間療養。でも決まりだから、しょうがないね」、って感じです。

駅前のPCRセンターも5/22で無料検査は終了。さすがに今回は延期はないでしょう。もう、第6波は完全に先がみえたようですね。

 今日は認知症に関したことを書いてみます。

 

 前々回位に身内が認知症になった、ことを書きました。2週間ほど前の休日に、患者抜きで兄弟4人で合いました。私もそうだし、皆歳ををとってしまいましたね。誰が面倒をみるではなく、現状の報告という趣旨で兄弟が集まりました。

 上の兄と、姉は、たまにの電話での接触程度であり、次兄が話す現状を「信じられない…」、という表情で聞いておりました。介護の現場では、直接、介助に関与している人以外は、その程度のものだと思います。

実際に私どもの現場でも、九州や北海道に嫁に行った娘さんなど、久しぶりに上京して、「何でお母さんこんなになったの…?」、同居の弟のお嫁さんにキツイ視線。こんなことはザラですね。

 

 そんなこともあり、介護するにあたっては、まず、 現状・事実を認め・受け入れること から入るべきかと思います。

 認知症になったヒトは以前の、「あの何でもできた、やさしいお母さんではなくなってる」、「いつも困ったときに正しい答えを出してくれたお父さんではない」、という事実を受け入れること。「彼らの背中のファスナーを下すと、そこにはお猿さんが入っている」って考えることだね、って、よく申し上げます。

 ただ、やはり、そんな状況を認めるのは辛いでしょう。それには、やはり、実際に一緒に時を過ごすことでしょうね。一日でも二日でもよいでしょう、継続して一緒に過ごしてみられたら理解でき、納得できるでしょう。私は先に述べたような遠くに行った実娘さんなどには、「地元に呼ぶでも、こちらに出てきてでもよいので、やってみてごらんなさい」、と言ってます。

 

 次に、いざ介護を、となった時、「介護って美しい話ですけど、本当に難しい」、ってことも理解して臨むことですね。実際に介護するに当たっては、介護するヒトと、されるヒトがいて、「その両者ともがハッピーってことは稀」、だと私自身は考えています。むしろ、そんな話はあまりない、とも。

 介護の現場では、極端なようですが、介護するヒトとされるヒトのうちどちらか一方が泣かなければならない、と思います。つまり、あちらを立てればこちらが耐えるしかない。こちらが少しでも楽しようと思うなら、先方に泣いてもらう…。

どちらか一方が我慢しなければならない。それが介護の現場だと思っています。

 

 さて、それならどちらが我慢するか?介護の専門書など読んだり、心優しいケアマネさんと話していると、介護のポイントは「介護されるヒトの人格を尊重し、…」と記載されているようです。「介護保険自体も、介護されるヒトのための…」、と一般には理解されているのではないでしょうかね。

そうなると結局は介護するヒトが譲歩?して、前述のことで言えば、泣かざるを得なくなるなると思います。

 しかし、果たしてそんな解釈でよいのかな?と考えてしまいます。もう少し、介護する側の立場に立ってもよいのでは?と。どの利用者に対しても、均一に対応するのも、いかがなものかと思います。すべてがマニュアル通りではないと思いつつ進めていくものだと思います。

 

 とにかく、実際に介護をしていくって、その一歩目から、じっくり考えて答えを出して進めていかなければならないたくさんの問題点を抱えている、と思います。

 書き出したらきりがありません、キリの良いところで、本日はこのくらいにしましょう。

 

Y.Ishii

2022.5.20 午後 Y.Ishii