おはようございます。10月も半ばすぎて、先日来、インフルエンザの予防注射(予注)を、という患者さん増えてきています。特に、お年寄りの方は予注解禁の日に、大慌てで来られます。以前は、「インフルエンザの予注はね…」とお話ししていましたが、大慌てで来られる方は、聞く耳持たず。何がなんでも早くしてくれ、のようです。今日はインフル予注のことを書いてみます。

 

 インフルエンザの予注の効力は、予注後約2週間位から出現し、通常1カ月目がピークと言われています。そして、その後一カ月ごとに約10%ずつ、その効果は落ちていくと言われ、5カ月で効果はなくなるという説もあります。そのことから、逆算していつの時期に予注を受けるか決めるべきかと思います。通常はインフルエンザの流行のピークはやはり、1月から2月頃かと思います。ですから、私自身は患者さんには、例年お正月の時期(元旦を中心にお正月休み)にピークを設定して、その4週間前に行うことを勧めています。

 

 添付の図は2013-2014(2013年の冬から2014年の春までのこと)のシーズンから今年までの東京都の発生状況を定点観察したものです。(東京とインフルエンザ情報 第1号 2018年10月12日発行)

 図のように2017-2018は12月に1回目の波が来ています(図の1月の頭の患者数の低下は,正月休みで、診療所がほとんど休のため、報告が上がってないためと推測します)。2014-2015のシーズンも12月に比較的発生しているのがわかりますね、このように12月に波が来るシーズンもありますが、発生のピークは1月、2月になることが多いと思われます。

 

 今年も患者さんに「予注はいつ頃が?」と聞かれます。さてさて、何と答えるやら…。例年通りの答えをと思っておりますが,しかし、2017-2018のシーズンのこともあるしなあ…。でも、やはりピークは1月,2月として、11月の中旬以降から12月の頭にしてはと答えましょうか。

 

 予注の時に、いつも申し上げていますが、「高熱が出たら、走ってきなさい」、「熱が出てなくても、何だか、いつものカゼと違う、いつもはのどが痛くなるのに、頭痛がひどい、などいつものカゼの時と違うと感じたり、総合感冒薬を飲んで翌朝は楽になっても、仕事に出たら熱はないが、また、具合悪くなる、というのが2日続いたら、熱がなくても来た方がよいよ。検査で陰性でもインフルエンザはいます。「症状が一番」、と話しています。熱が出ないからインフルエンザではない、というのはどうかなあ…。治療しなくてもインフルエンザは直るということで、抗インフルエンザ薬を使用しない先生もそこそこいらっしゃいます。しかし、いったんインフルエンザにかかると、辛い人にとっては辛い。これは事実。

 

さて、あなたはどちらを選びますか?

 

それでは今日も頑張っていきましょう。(H.30.10.26)

 

 

 

 

おはようございます。久し

おはようございます。久しぶりにまた書きます。先週半ばには梅雨もあけました。いよいよ本格的な夏になって来ました。この時期はやはり,熱中症でしょうね。新聞の記事や週刊誌の広告にもそれ関連の記事が散見されます。もう,一週間以上前の週刊誌の広告の隅に「寝る前の一杯の水が健康によい」,と書いてありました。これは昔からよく耳にしておりましたが,循環器や泌尿器科の先生とお話しても,「どうかなあ?」という結論でした。そんなこともあり,今回は先日,産業医をしている企業の健康情報で書いた,私なりの意見を転写します

 

 熱中症とはよく聞きますが,この時期には屋外で運動や仕事をしている方々に起ることが多いです。また,特にお年寄りの方が家で熱中症になったなどという事例も増えてきています。熱中症はやはり症状で診断するのが一番でしょう。というのは実際,患者さんを診療所に連れてこられても,よほど重篤な症状でない限りは「多分,熱中症だね」ということになることが多い。大きな施設でしたら,すぐに血液検査などもできて,その結果が参考になり診断できます。意識がなくなるだの,けいれんを起こしているなど重篤な症状を呈している時は救急を要請する必要がありますが,会話が出来,気分が悪いという程度で,経口的に飲水が可能であれば,一般的にあるようにまず体を冷やすこと,扇風機の風を当て,エアコンをつけて,同時に,首や,わきの下,そけい部を冷やせという話はよく耳にしますね,丁度そこのところを動脈が走行しており,直接動脈を流れる血液を冷やそうという試みそして,経口補水液(ORS)を飲ませることが一番と考えます。重要なことは水だけ補給しても脱水は改善されません。水だけ飲ませても水の支出が増えるだけで,さらに脱水状態になってしまいます。脱水状態になると,喉が乾かないなど水分不足を認識する機能がおとろえ,気づきにくくなります。        

 ORSは電解質(特にNa,K,Cl)を十分に含み塩分と糖分をバランスよく配合したものです。忘れがちですが糖分も重要な要素です塩分は吸収力を,糖分は吸収速度をアップさせる役割があります。つまり,塩分と糖分のバランスが大事です。ORS自体の組成は簡単です,水1Lに,砂糖40gに塩3gを加えたもの(市販のORSは水500mlに梅干中一個(梅肉で7g)とバナナ一本(100g)が入っていると思ってください),でできています。私は,この組成のものを作り,冷蔵庫に入れておいて一日で一本飲んだらと話しています。しかし,これは飲んでもちっともうまくない。人工甘味料など混ぜたら,と患者さんには伝えてます。飲みやすくなる方法があったら教えてください。

 スポーツドリンク(SD)とORSの違いは,SDは飲みやすいように糖質濃度が高くなっていますが,電解質の組成はORSに比べ低くできています。ですから,通常の補水目的ならスポーツドリンクで十分ですが,下痢や,大量の発汗時などの軽度から中程度の脱水の際には経口補水液が適しています。その摂取目安は乳児:30~50ml/Kg/日,幼児:300~600ml/日,学童・成人:500~1000ml/日と考えて下さい。

 

それでは,熱中症に負けず,暑い夏を乗り切りましょう!

 

 

おはようございます。今朝も比較的暖かい朝のようですね。昨日の天皇誕生日は久しぶりにゆっくりできました。穏やかな一日で,12月とは思えない一日でした。産業医をしている企業の今月の健康ワンポイントの原稿を書かなければならず書いておりました。今週の月曜日から立川もそろそろインフルエンザが流行ってきたかなって感じです。いつも書いているkとで新鮮味はありませんが,インフルエンザのコト,お読みください。

 

今月のワンポイントは「冬の感染症,インフルエンザと感染性胃腸炎」です。本社の医務室から送られてきた資料は,今一つ市井の現場にはそぐわないのではと考え。立川の一開業医の意見として書かせて頂きます。紙面の都合で今日はインフルエンザのみについて書きます。

 資料ではインフルエンザに関して①38℃以上の発熱②頭痛③悪寒④筋肉痛/関節痛と記載されていました。私は昨年もこのコーナーで書いたと思いますが,患者さん達は誤解している都市伝説?があり,あえて,本社からの資料と違うことを申し上げます。

 

 インフルエンについて,患者さん達も,マスコミも二つの点で大きな誤解をしているると思います。①外来受診時,確かに発熱を訴えて来る方は多い。しかし,実際には37.5度以上の発熱者は30歳以上では三人のうち一人くらいの割合です。②インフルエンザ簡易検査は,インフルエンザの感染を確認する目的のものであり,陽性はインフルエンザ。陰性はインフルエンザを確認出来ないということで,インフルエンザを否定するものではありません。インフルエンザの診断にあたっては臨床症状が重要であると考えます。本社から送られた資料では頭痛,悪寒などと記載されていますが,インフルエンザはその年により典型的な症状は微妙に違っているように思えます。鼻水だったり,頭痛だったり,…。今年は,メインは咳と頭痛かな?そんな気がします。発熱に関しては,先にも述べたように,高熱が続くこともありますが,一度,発熱があり,その後軽快し,また翌日少し発熱ということが多いように思います。そういう意味で,朝夕2回の検温は有意義かと思います。高熱のある患者さんは外来を受診しますが,発熱の軽度の患者さんはインフルエンザという意識のないまま,医療施設を受診しないことが多いと思います。そんな患者さんがインフルエンザを蔓延させていると考えます。

 インフルエンザの簡易検査については,先にも述べたように,医療従事者でも検査陽性でなければインフルエンザでないと思っている方が予想以上にいらっしゃると思います。休日診療所に出勤した時,隣で診療している先生が,「簡易検査は陰性だ。よかったねインフルエンザでなくって」と言う声をよく耳にします。私は,陽性が出た時は「よかったね,インフルエンザだよ!」と言ってます。患者さんにとっては会社を休んだりしなければなりませんが。治療する方は抗インフルエンザ薬は絶対に効きます。ですから先が見えます。服薬してその翌々日には殆どの患者さん達は殆どの症状が軽快します。抗インフルエンザ薬の効き目は絶対です。ですから,私は診療所に来る患者さんには,①少しでもでも発熱があったら走って来なさい。②もし発熱がなかったとしても,いつもの風邪の症状と,症状の発現の状況が違う。つまり,いつもなら喉が痛い,そのあと,鼻水,ついで咳…と,いう患者さん自身の定番の症状がいつもと違い,突然に咳が出たり,鼻水が出現したとかいうなら一日様子を見てもよいが,二日続いたら来院するように指示しています。おまけに, ③めったに風邪をひかないという人が,何か変だというときは,来院するように勧めています。

 

とにかく,インフルエンザは薬が絶対に効きます。早期の診断治療が予防医学の面から見ても大切ですので。皆さんもおかしいと思ったら医療施設を受診し,もし仮に先生が「発熱がないから検査なんてしなくてもよいよ」,とおっしゃったとしても,検査をお願いするようにされたほうがよいと思いますよ。日本では受診当日外来でインフルエンザでない,と診断することは出来ません。もし,「インフルエンザではないね」と断言する先生がいらっしゃったら,それはおかしい。12/19の週になり,立川でもインフルエンザの患者さんが急に増えてきました。皆さんも,おかしいと思ったら,躊躇せず医療施設を受診してください。

 

それでは,今年もあとわずか,,あとひと踏ん張り。

 

以上,昨日書いた原稿です。

今日はクリスマスイブ。明日はクリスマス。今年もいよいよ終わり。

書きたいことはたくさんありましたが,書き残しがたくさん。

来年はもう少し頻繁に書き込むようにしたいと思っています。

来年もよろしくお願いいたします。

 

浜田省吾のコンサート

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おはようございます。曇りの朝。今日は11月3日です。久しぶりにまた書きます。何回か書き出しても,こうして皆さんの目に入ると思うと,公開するとなると,ついつい躊躇してしまうことが多々あります。PCのデスクトップに日付だけ入った書きかけのものがいくつか並んでいます,書きかけの文章など…。短い時間で書き上げ,さて,いざ公開するかというところで読み直して,危険な言葉は,危ない表現はなどないか読み返してるうちに,デスクトップに残ってしまう。今日は久しぶりに書き上げてみようと思っています。

 10月30日の日曜日,浜田省吾のコンサートへ行ってきました。彼のことは私が医学部の4年か,5年の頃1974年か1975年にはじめて知りました。ソロで活動し始めて知ったわけですが,恐らく彼のファンとしては相当初期の一人だと思います。そうですね,J.Boyのころまでは欠かさずDVDも購入していた。もちろん初期のLPレコードは今でもあります。そんな,熱いファンであるということは自負しています。ただ,コンサートは以前に,もう10年位前になるかな,千葉のほうのに行っただけ。それから久しぶりに,今回というわけ。女房が,ネットで頑張ってくれて,コンサートの二日前に連絡がありゲットできた次第。

埼玉アリーナで,どんな席かもわからないままに出かけました。道すがら,夫婦連れなど,中年以降の人が多く,何となく違和感なく入場でき,17時の開演で時間には席につけました。舞台の左側隅二階席の前から7列目。比較的よく見える。双眼鏡を持っていこうという女房を制した甲斐があった,何とか肉眼で楽しめました。久しぶりの浜省は同じ世代ですが,よく鍛えていて,声も張りがあり,おいらも頑張らなくっちゃと,確実に力はもらえたな。

 会場に足を運んでいる人は,40台と50台の人が圧倒的に多かった。恐らく,J.Boyの前頃からのファンの人が多いのでしょうね。観客の皆さんは何度も足を運んでいるのでしょう,観客は一曲目のイントロがはじまった時から,申し合わせたように立ち上がってました。比較的初期の頃の曲で始まって,私もすんなり,入っていけましたね。3時間以上の長いコンサートでしたが,楽しめました。

 ただ,観客の皆さんが,TVで見たりしていた,AKBやモモクロさん達のコンサートの時のように,同じフリで応援したり,だみ声での「省吾コール」,そして,自然にではなく,何だかマニュアル化されたような感じの盛り上がりって感じたのは,ひねくれものの私だけなのでしょうかなと思いました。でも,長年一緒に暮らしてきた女房は,察してくれたようでした。音楽に詳しい富岡在の小学校の同級生と話したら,最近の同世代のミュージシャンのコンサートもいずれも同じ傾向だとか…。おいチャンは,ライブハウスくらいの広さでたのしむのがむいてるかな…,そんなことを感じさせてくれた,浜省のコンサートでした。でも,やっぱり、僕にとっては永遠の浜省だな。これからも頑張ってほしいものです!

 

今日は28日に産まれた初孫が戻ってきます。私も,名実ともに本当の爺さん。

赤ん坊の奴,嘗め回してかわいがってやるから。

 

それでは,皆さんもよい休日をお過ごし下さい。

 

 

    

経口補水液

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おはようございます。今朝も涼しい朝です。今日は高校生クイズの関東大会。昨年までの屋外の会場が,今年は屋内。恐らく,この気候と屋内という環境なら具合悪くなる人は少ないでしょう。大体,関東大会で具合悪くなるのは,茨城・山梨あたりから,朝ごはんを食べずに,睡眠不足で来る生徒が多いですね。皆さんも,日常でも,睡眠は十分とっておかれるようにしてください。この季節は睡眠だけでなく補水も大事なことです。今日は補水に関して書いてみましょう。



 最近,所ジョージさんが,経口補水液のCMに出てらっしゃるので,皆さんもこの言葉はお聞きになったことはあるでしょう。経口補水液は私も,この時期はしばしば患者さんにお話して勧めています。脱水とは水分だけでなく電解質(Na,K,Cl,)も失われていくことです。ですから,ただの水分のみ補っているだけでは,体の中の体液は薄められるだけで,のどの渇きが治まったりしますが,実際には脱水が進行しています(自発的脱水)。ですから,脱水になった時は,水だけでなく電解質も含んだ飲み物,イオン飲料を摂取することが重要です。イオン飲料にはスポーツ飲料や経口補水液(ORS)があります。

スポーツ飲料とORSの違い?スポーツ飲料はORSに比べ電解質の濃度が低く,糖分が多くはいっています。通常の補水では,スポーツ飲料で十分ですが,緊急時,すでに熱中症になっているときは,ORSの方がはるかに効果があります。先日,TVを見ていたときどこかの救命の先生が,「熱中症のときは,何でもよいので水分の補給を…」と言ってましたが,できればORSの方がはるかに有効です。皆さんはよくスポーツ飲料は甘すぎるとおっしゃいますね。確かに甘い,先にも書いたように,ORSより飲みやすいようにわざと甘くしてあるためです。ただ,糖分は絶対に必要なもので甘いから入れないということではいけません。電解質が身体の中にはいって実際に吸収されるためには糖分は必須です。ですから,まったく糖分を入れないわけにはいきません。私が最近外来で患者さんに渡しているレシピ,手軽なORSの作り方は500mlL+砂糖20gr(大匙21/4)+塩1.5gr.(小匙1/4)です。お年寄りには,これを作り置きし,特に夕方から夜に飲むようにしてみたらと,言ってます。夕方にこだわってるのは,昨日お話した脳梗塞などの予防のため早朝~朝の血液の粘度を少しでも薄くしておきたいためです。

夜寝る前にコップ一杯の水を飲むとよいとか,お年寄りの方はおっしゃいます。以前から,この考え方には私は否定的で,ただ,小便に起きるだけで,就眠前1.5時間は水分は制限しておいたほうが良いと言ってましたが。しかし,熱中症の文献を調べていて,就眠前のイオン飲料の服用の有効性を知り,服用を勧めています。ただ,ただの水よりはORSの方がはるかに有効です。このレシピではカリウムが入ってないです。カリウムも大変重要です。カリウムの補給は野菜ジュースで補うのでよいでしょう。私が今,書きながら飲んでいる,野菜生活100とかいうジュースは砂糖・食塩・甘味料不使用で,一缶・160gr.あたりカリウムは250mg入っていると書いてあります。カリウムは特に野菜に多いですから,心しておいてください。多く摂っても小便が出ていれば排泄されます。下痢時や経口摂取不能の場合には,ORSは必要摂取水分量の半量は摂っておいて欲しいです。



それでは,今日も頑張っていきましょう。

これから,豊洲PITへ行かなくちゃ。


 

おはようございます。今朝も涼しい朝です。OB会のことで朝から忙しくしておりました。ひと段落して,小学校の同級生のブログhttp://markdadao.hatenablog.com/を見たところ,何と,私のことが書いてありました。照れてしまいますね。昨夜,そう19時前でしたかね。先日,発熱などして相談を受けていたこともあり少し話しました。内容は,いつも外来で患者さんに話していること。ブログで,もっと一般の人にも啓蒙すべきと言われたので,最近の患者さんに話していることを少しだけ書いておきます。

脳卒中って,皆さんもお聞きになったことはありますよね。脳血栓と,脳出血を総称して脳卒中と言います。この文章は以前にも書いたことなかったかなあ…?まあ,いいか。私は専門は血管外科,しかし,学校にいた頃,アルバイトで志木市にあった脳外科の病院に長いこと行かせてもらいました。そこの院長は人格者で,技術的にも素晴らしい方でした。そこで,脳外科の疾患に関しては,本当に多数教えていただきまして,それが現在の診療の手助けにもなっています。その院長に教えていただいたことを含め披露します

一般の方々は,この脳卒中という言葉で混乱していると思います。脳血栓と脳出血は病態としては全く正反対。血栓は血管が詰まって,その先に血液が行かない。出血は血管が破綻して血液が血管外に漏れ出す。それだけでも全く違う病気ですが,なぜか一緒に並べられています。単純に考えて,一方は血栓を溶かす治療,他方は,出血を抑える治療ですよね。全く正反対では?

そして,発症に関しては,血栓は大体早朝に起こることが多い,安静時ですね。朝,お父さん,いつもの時間に起きてこない。布団めくったら,目は開いてるけど,何か変…。声をかけると,うなづく,でも,起き上がろうとしてもなかなか起き上がれない。しかし,手を貸すと何とか起きれる。よく見ると,口角が下がっていたり,涎を垂らしていたり。呂律の回りにくいしゃべり方をする。「お父さん大丈夫?」と聞くと「うん」,頭痛い?」,「痛くない」と。頭も痛くないし,意識もあるから大丈夫でしょうと思いますよね。だって,脳卒中は頭が痛いって,よく聞きますからね…。声かけにも答えられるから,少し様子をみよう。これが,間違いです。脳血栓は時間との勝負。3時間半から4時間なら,上手くすれば血栓溶解療法が奏功し,昨日のお父さんに戻れます。私はよく,患者さん達には血栓は特に夏の朝に多いよ,といってます。そして,出血は活動している時,「やったあ~」と叫んで拳を握ったまま,んんんとうなりながら意識がなくなった,とか,頭痛が続くとか,この頭痛は,死んだ人から聞いたこともあるし,何とか生き延びた人からも聞きましたが尋常ではないようですよ。「未だかつて経験したことがないような,頭痛」と聞いたことがあります。これは血圧が上がって,血管が破綻したり,若い人なら脳動脈奇形での出血もありますね。

先の院長は,よくおっしゃってました,「血栓は吐くのは少ない,まず頭痛は無い。そして朝起きることが多い。出血は頭痛と吐き気,活動している時」30年以上前に教わったこと。今でも参考になります。そして,朝,年寄りがいつもと違うと感じたら,大騒ぎして救急車を呼ぶこと。診断が外れても構わない。恥ずかしいかもしれないけど救急車を呼んでください。

昨日,小学校の同級生に言われたので急いで書きました。稚拙な文章ですいません。

それでは今日も頑張っていきましょう。

おはようございます。昨日この文章を書き投稿使用としましたが,上手くいかず。ブログに貼り付けられた広告を消したりしたのが上手くなかったかな…。とりあえず,今朝投稿します。

今日も頑張っていきましょう。



おはようございます。休日の朝,いつもと同じように朝は早く目が覚めてしまいます。たまった書類を家に持ち帰り,残務整理。ひと段落つき,朝刊に眼を通していたところ,週刊現代の広告が大きく掲載されていました。今朝は,これについて一言,二言。


 6月の頭からですかね,週刊現代がこのての記事を掲載し始めたのは。内容もさておき,掲載の段取りも問題があるのでは?責任ある人が校閲してたのでしょうかね?例えば,6/11号の「飲み続けてはいけない薬リスト①」を見たとき,高血圧①(ARB),高血圧②(ARB+利尿薬)と掲載され先発の薬剤の名前が列記されています。次の高脂血症・高コレステロール血症の薬剤の欄には,クレストール,リピトール,…,と列記してあります。高血圧と同じ様に記載するのでであれば,本来これらの薬は「高脂血症・高コレステロール血症(スタチン)」と記載すべきでしょう。糖尿病の薬でも,掲載されている薬剤のジャヌビアとエクアはDPP4阻害薬であり,アクトスはチアゾリジン系の薬剤であり,同じ糖尿病薬の中でも同列で扱うべきでなく,別個に扱うべきだと思います。

 記事の中の,高脂血症の薬で腎不全になる?確かに,スタチンの副作用で起こりうる横紋筋融解症では最終的に腎不全で死亡します。しかし,そんなことは薬の説明書にも書かれていて,処方する医者も,薬剤師さんもお話しています。ですから,スタチンを既に服用中の方は,服薬開始後3か月間は毎月面倒くさいですが血液検査を受けて,処方してもらったのではありませんか?以後も教科書的には3か月に一回は臨床症状(腰痛とかその他の筋肉痛の有無)を聞かれ,血液検査を受けられているはずです。ただ,多くの患者さんたちは『そんなに採血するのは面倒くさいとおっしゃる」ことが多いけど…。

 腎不全になる?そんなこと言うなら,CKD(慢性腎臓病)の治療の管理目標には,脂質に関しては,「LDLコレステロールはできれば120以下,可能ならば100以下に」と記載されています。スタチンを使ってLDLコレステロールを低下させることが腎臓の病気の治療の一環と書かれていますよ。HDLコレステロールが減って床ずれ…,なんておっしゃってる先生には,もう少し,臨床の場で継続してHDLを測定して結果を並べてみて確認されることを勧めします。本来,HDLコレステロール量は先天的なもので±15程度の増減は普通と言われています。あくまでも誤差範囲内の動きと考えてよいと思います。他方,製薬会社のパンフレットにスタチンはHDLを増やす,とありますが,私は眉唾ものと思っております。

 今回の記事を見て,重箱の隅をつついて,何かを出そうとする。丁度,英国のEU離脱の話題の頃でしたので,私はこの記事は同じポピュリズムではと感じました。「薬を飲まされていると感じている患者さんたちに,耳障りの良い言葉でだまされているのでは…,と働きかける」。マスコミがあおっているように思えます。
 数年前に読んだ,百田尚樹さんの「永遠の0」(講談社),にかかれていた文章,新聞記者に向かって,が心に残っていたので,借用し,掲載させてもらいます。
「戦後多くの新聞が,国民に愛国心を捨てさせるような論陣を張った。…。自らを正義と信じ,愚かな国民に教えてやろうという姿勢は,全く同じだ。その結果はどうだ。今日,この国ほど,自らを軽蔑し,近隣諸国におもねる売国的な政治家や文化人を生み出した国はない」, 「貴様は正義の味方のつもりか。私はあの戦争を起こしたのは,新聞社だとおもっている。…ポーツマス講和条件をめぐって,多くの新聞社が怒りを表明した。こんな条件が飲めるかと,紙面を使って論陣を張った。国民の多くは新聞社に煽られ,全国で反政府運動が起こった。…」 
今回の記事だってそれに似たようなものだと思います。

今日も良い休日を。

 

 

受動喫煙って

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おはようございます。今朝は篠突く雨。すれ違う人の足並みも早く,すれ違う時も,「傘傾げ」もなく,気遣いもない…。何となくスッキリしない朝ですね。産業医をしている会社の今月の健康ワンポイントは受動喫煙。社内報にまとめて投稿しました。まとめていて,私自身も知らないことが結構ありました。でも,勉強になったので,ご紹介します。皆さんもご一読ください。



たばこに含まれる有害物質はニコチン,タールはもちろん一酸化炭素,アンモニア,ヒ素,PM2.5など,200種類にものぼります。そして,男性の40%,女性では5%で喫煙が癌の原因といわれています。特に肺がんに限局すると男性では70%,女性では20%がその原因といわれてます。

受動喫煙というのは自身が喫煙するわけではないのに,他の人の喫煙の際の煙の影響を受けることです。喫煙した人が,煙を吐き出すことによって,喫煙した人のみならず,周囲の人たちも,私たちが考えている以上に,影響をうけています。

受動喫煙が非喫煙者に与える影響に関しての報告は多数あります。例えば,子供の尿中ニコチン量は父母が喫煙しない場合をゼロとすると,父のみ喫煙の場合2.43,母のみ喫煙の場合は6.23,父母とも喫煙の場合は10にもなります。乳児突然死症候群の発生リスクも両親ともに非喫煙者である場合を1とすると両親が喫煙者の場合は4.7倍の発症率です。また,夫が喫煙者の場合は妻の肺がん死亡率は非喫煙者の夫の場合の1.5~1.9倍といわれています。その影響は,喫煙中はもちろん喫煙後も吐く息にはたばこの成分が大量に含まれているので,他の場所で喫煙して来ても,4分間は大量の成分を周囲の人に撒き散らしているのです。

特に,受動喫煙の機会が多いのは飲食店46.8%,遊技場35.8%といわれています。PM2.5を測定してみると,通常外出自粛の目安が70μg/㎡ですが,自由喫煙の居酒屋では568μg/㎡とその8倍もあり,不完全分煙居酒屋の禁煙席でさえ336μg/㎡とその5倍もあります。日常の職場でも,受動喫煙の機会は33.1%もあるといわれており,受動喫煙防止対策は喫緊のことと考えます。

世界的に見て,2008年開催の北京オリンピック以降,開催地,開催予定地は罰則を伴う受動喫煙防止対策を講じています。イギリス,ロシア,ブラジルにおいては①学校・医療機関・官公庁等の公共性の高い施設②公共交通機関③飲食店④宿泊施設⑤運動施設(屋外)⑥事業所(職場)などでは屋内完全禁煙を義務付けられています。中国・韓国は現時点でも先の6施設でも,いくつかの施設では禁煙または分煙などの努力義務程度の規制であります。しかし,両国とも罰則としては管理者・国民ともに,罰則があります。一方わが国は,六つの対象施設はいずれも禁煙または分煙などの努力義務程度の規制であり,管理者・国民ともに,罰則は科せられておりません。今後,わが国も東京オリンピックに向け一層の規制の強化が望まれます。


そんな事より,まずは自身で禁煙の誓いを立て実行されてはいかがでしょう。意思が弱い?大丈夫ですよ,かく言う私も54歳?のときに禁煙しました。意外と意思なんて強くなくてもできました。皆さんもやってみられてはいかがでしょう。禁煙補助薬等の力を借りずに。毎日,毎日高いタバコ代を払うのもばかばかしい。

喫煙者のあなた,これを機に禁煙を考えてみて下さい。周りの人も大喜びですよ。


それでは鬱陶しい朝ですが,今日も頑張っていきましょう。

七十二候では「腐草為蛍 くされたるくさ ほたるとなる」,このように記載。蒸れて「腐れかけた草の下で蛍が光を放ち始める」,とのこと。昨日に比べれば,どんより曇って…,たしかに蛍でも出てきそう。まあ,雨が降るよりは,気分は暗くない。群馬あたりの,水がめはなかなか貯まらないと。でも患者さんの話では,奥多摩はダムは満杯だそうですよ。


報道では舛添さんの追及に,マスコミも熱中。そろそろ佳境に入ってきて結論が出そう?ただ,選挙費用の50億円はちょいと高いな。今朝の新聞に出ていたけど,河野行革相が,副知事を昇格させる制度を検討してみては?と。確かに一理アルな。


少し前の話しになりますが,北海道の男児置き去りのニュース,今週はほとんど紹介されないようですね。男児が無事保護されたと言う記事を眼にして,日本国中みんな大喜び,世界中の人々も大喜びだったようですね。私も男児はよく頑張ってくれたと思いました。そして,あの6日間の孤独な夜は辛かっただろうな,と。嬉しいニュースではありましたが,私自身はその後の男児とご両親とのやり取り,一家への報道の取り扱いなど見ていて,何か,ひっかかかるものを感じていました。そして,私の尊敬する,曽野綾子さんは新聞の連載コラムで,どのように,ご意見を述べられるだろうと期待しておりました。6/8の産経新聞,しっかり書かれていました。


「子供は腹を立てると,よく色々なものを投げる。…。しかし石を投げるのは変わっている。子供が通常投げるのは,枕とかどんぐりの実(今時なかなかないか?)とかである,石を投げるという行為は,人間と物に対して,重大な怪我や被害を与える。7歳になっても,その区別ができないということは問題だ。…,PTSDを心配されているが,私は石を投げるという癖のほうが心配だ」と。

おっしゃること,まったくその通りだと思いました。男児の親御さんも,キットそんなこともお考えになり,あのような行動をとられたのでしょう。ただ,結果的に消息不明になり。見つかり再会した時の,親御さんの「ごめんね」という言葉は自然だと思います。「男児の「許してあげる…」,も自然な子供の言葉なのでしょうね。あんまり,言葉のやり取りに,意見をさしはさむ事もないかな…。

私自身は,男児が置き去りにした家族の乗った車の方に向かって歩き出すのでなく反対方向に向かって歩き出したという行動に興味をもちました。普通は,両親,家族の去っていった方向に向かうのではないかと…。何故,反対方向に歩き出したのか?男児の考えを聞きたいな。深い意味はないのかな?


曽野さんは文中で,新聞報道自体に対して,読者は新聞記事を信じない癖もつけるべきだ。本件に関しての意見も,提起された事件を一種の教材として考えたい,と。PTSDに関しては,幼いころの心的外傷は問題であり,それが心理を歪めることがあったかもしれない,しかし,それを抱えて成長し,その人の個性を形成するのだ,と。その個性が,善きにつけ悪しきにつけ,成人としてのその人となりになるのであり,それを無理に是正することはないのでは?とおっしゃってるのではと理解しました。


今日は水曜日,曽野さんの記事を拝読し,もう一週間経ってしまいましたが,昨日,患者さんに,最近書いてないと言われ,先週書いて,「さてどうするか…」,って考えていた分を慌てて手直しして,書き出した次第です。


それでは,天気は今一だけど,今日も頑張っていきましょう。







先日,患者さんに「先生,最近ブログ更新していませんね」と言われてしまいました。私の場合,結構過激なことを書くので,実際に投稿するとなると,それなりに慎重になっています。ですから,タイトルでは「…,白衣を着る前に」なんて,しゃれたタイトルですが,実際には後でもう一度見て,問題ないか確認して書き込んでいます。

今日は,日曜日,今は夜の8時半。ゆっくり出来た休日でした。朝,テニスの練習に出かけ,10時ころに戻り風呂につかりながら,スムージを飲んで,そのあと朝食を食べる。至福の時ですね。TVなど見ながら,それも,休日の「サンデージャポン」くらいがちょうどよい。今日は,女医の脇坂某のことが話題になりそうで,テリーさんが,どうおっしゃるのか楽しみにしておりましたがコメントなし。残念。舛添知事の話は,面白くもないな。あの人は,個人的には普段から態度が不遜な方では…,と感じておりました。そんなこともあってどうせ傲慢なら,もっと突っ張ればいのにと思ったな。かっこ悪いゼイ。鳥取の県知事の方かな,以前から面白い方と思っていましたが,彼は海外出張は一人で行かれると。まあ,小さい県だから影響力も小さい…,などの意見もあるでしょうが,その気持ちがうれしい。

話しは変わりますが,いつも産業医で行っている企業の「健康ワンポイント」,今月は「仕事におけるストレス要因」。こんな話題の月は,医師のコメントも休んだりすることが多い。精神的な疾患は,どうにもコメントしづらい。鬱の患者さんには,「頑張って」と言ってはいけないと…。私は,ついつい,患者さんには,頑張れって言ってしまいます。そんなわけで,鬱の患者さんが来られた時は,心療内科なり専門の先生がいらっしゃる施設へ行ったほうがよいのでは,と言うようにしています。なかなか,難しい。

今月の話題の,職場のストレスということで,たくさんの仕事を抱えているときに上司に「明日までに資料を作成しておいてほしい」と頼まれた。という場合の対応について,その際どのように表現するか?ということで,三つのパターンがあるそうです。「無理です!できません」と言うaggressive type(自分優先)と,「はい,わかりました」と言うpassive type(相手優先),「明日のミーティングで使う資料を作成していて,手が空かない状況です。どちらを優先すればよろしいでしょうか?」と言う,assertive type(相手も自分も尊重)の三者で,ベストアンサーは三番目の答え方であるということはどなたでもわかりますよね。気持ちを上手に表現する方法で,別名DESCとも言うそうです。①事実を伝えるDescribe(現在,明日の会議でつかう資料を作成中…)②自分の気持ちを表現するExpress(申し訳ありませんが,今日は…)③解決策を提案するSpecify( 明日なら取り掛かれます…)④代案を述べる・選択するChoose(もしくは○○の部分だけ他の方にお願い…)という要領で表現すれば,言いたいことが伝わるとの考えです。

 今回,ストレス云々だけでなくassertive typeの表現方法は,日常の社会生活に於いても,プレゼンテーションをする際に応用できる大切な方法と思いました。昔,まだ学校にいたころ,私の医局の教授は,意見を具申する際には,「自分自身で考えた代替案を必ず準備して来なさい」とのこだわりがありましたね。やはり,教授には教わることも多かった。

日曜の夜,音楽を聴きながら,そんなことを考えておりました。

さてさて,来週も頑張っていきましょう。

おいチャン@YIshii