-③からの続き-
三日目の朝です。
帰りの便は午後なので今日も午前中は釣りができます。カレイ課長さんとは朝7時に出発する約束でしたが、とにかく。。。
-お腹空いた-
井之頭五郎みたいなことを言うとりますが、昨日は昼間に食べ物を買い損ねてしまい、コテージに帰って食べたのは菓子パンだけという情けないことになってしまっていたのです。
深夜の屋久島で食料を入手するのはかなりの難易度ですよ。やはり夜釣りが中心となる投げ釣りですから、念のため非常用にペヤングの買い置きがあると安心です。
一方で朝の早いトレッキング客が多いからか、早朝からやってるお店がいくつかありまして、僕らが向かった「あまやどり」さんも朝6時から朝食やお弁当を提供されています。
僕も課長も和定食を注文しました。ガッツリ食べて生き返りましたね
お腹も満たされたところで三日目の釣りです。相変わらず強い風が止まず、そろそろ帰りの飛行機が飛んでくれるのか心配になってきました
釣りの方は朝方にチョコチョコと小さなアタリがあったのみで、後はただエサが取られていくのみです。
ここにはピトンの穴がいくつか空いてましたから、夏場の夜なんかはおもしろい場所なのかもしれませんね。
それなりに打ち返しはするものの、昨夜の”アレ”が衝撃的すぎてどうにも身が入りません。結局3時間ほどで道具を仕舞い、屋久島の釣りはこれにて終了となりました。
土産物屋や釣具店に寄ったりしながら過ごした後、パッと目についたKitchen HUB Diningさんで昼食を摂ることに。
ピザやパスタがメインのお店のようですが、僕は地魚の漬け丼を注文。
<シャレてるね>
昼食の後はコーヒーでも飲みましょうかということで、適当に見つけたcafe & bar に向かいます。
さて、mapを頼りに着いたお店がここ。インパクトがすごいです。建物が真っ赤なのはいいとして、窓らしい窓がないので中を伺うこともできません。カレイ課長さんが恐る恐る入り口から「コーヒーだけですがいいですか?」と声を掛けて入店しました。
中に入ると店の内装も真っ赤で、奥には大きな玉座のような椅子が置いてあります。どうやら夜はカラオケスナック、いや歌声喫茶という感じでしょうか。僕は店内に入るなり、30年ほど前日本でも話題になったアメリカのTVドラマ、「ツイン・ピークス」に登場する「赤い部屋」を思い出しました。1月に監督デイヴィッド・リンチの訃報があったばかりなので、何か引っかかるものがあったのかもしれませんね。
<赤い部屋>
「ちょうどさつまいものケーキが焼けたから食べる?」とママさんが勧めてくれるので、いただくことにします。
すごく話上手なママさんで、次に屋久島へ来たらまた寄ってしまいそうです。”また夜も来て”と言われて”えぇ、ぜひ”といって店を出ましたが、夜来てたら釣りができません(^_^;)
ちなみにお会計は二人で1,000円でした。だいじょうぶかいなそんなんで。
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レンタカーを返却し、帰路に就くため空港にやってきました。駐機場に止まっている機体をみて、「乗るはずの飛行機が来ない」という最悪の展開は避けられたとホッとします。
ただやっぱりフライトは1時間ほど遅れるようです。屋久島空港は暇を潰せるようなお店もほとんどないので、空港内の軽食店へ入ることにしました。
そういや名物のトビウオ料理も未体験なので、屋久島うどんのセットを注文してみます。トビウオのお味は。。。うーん微妙。。。だけどうどんは食べたことのない甘い出汁で美味しかったですね。これはお勧めですよ。
さて、盛りだくさんの南海の大決闘Ⅱはふたりとも殆ど魚を釣ってないので勝負は次回に持ち越しってことですね。カレイ課長さん、今回も何から何までお世話になりました。またよろしくお願いいたしますwww
カチョウ・タックウ南海の大決闘Ⅱ
おしまい