2023年12月2日：たーさん海岸へ行く

ようやく竿のセッティングが終わりました

(*_*

－さあ釣りましょう－

と、唐突に始まった今回は、このところ「たーさん海岸」として話題になっている四国の浜にやってきたんですよ。

僕がご紹介するまでもなく、「たーさん」とはYouTubeで「1091いれぐいちゃんねる。」を主宰されている方。僕は動画配信開始当初から毎回楽しく視聴させていただいてるんです。

投げ釣り、特に置き竿の投げ釣りってとにかくポイントをひた隠しにする不文律があって、これはこれでやむにやまれぬ背景や事情があるのですが、一方で釣れるポイントや釣り方が初心者には解り難いことから「とっつきにくくて敷居が高い」「金ばっか掛かかる割に魚が釣れない」というイメージが定着し、それが投げ釣り少子高齢化の一因だと僕なんぞ考えておるわけでございます。

そんな「アウトドアなのに内向的」、というよくわかんない文化的背景からか、投げ釣り関連の動画って釣ってる場所がわからないように竿先だけしか映っていないようなツマンナイのが多いんですよね。

そこへ彗星の如く登場したインフルエンサーがたーさんだったというわけです。トーナメントサーフを愛用されてるようなので赤い彗星といっても言い過ぎではありません。いや言い過ぎかもしれません。

無論たーさんとて”今回は〇〇県の△△漁港にやってきましたよー”なんてぶっちゃけるわけじゃありません。ちゃーんと一線は引かれています。でも従来の投げ釣り動画と比較すると、どんなロケーションで釣っているのかもよくわかるし、投げ釣りを非常に丁寧に解りやすく解説される姿勢は「投げ釣りの振興」という点でふぐ名人さんと並んで関西の第一人者だと思います。本当に頭が下がりますよね。

前置きが長くなりましたが目的の浜に着いたのは金曜から土曜に日付が替わろうかという時間でした。

前日にたーさんと親交のあるひろひろさんが電話をくれて釣り場の雰囲気を教えてくれたんですが、そこはやっぱり知らない場所、暗いうちから入ってはまるで勝手が判りません。

mapでめぼしを付けていたA付近にはすでに竿先ライトが見えたため、僕はだーれも居ないB付近で釣ることに決めました。どうせポイントについては何にも分かってません。ちなみにこのA付近の竿先ライト、なんとインスタをフォローしている投げっ子さんだったそうです(・。・)

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さて、時間の経つのは早いもんで、深夜に釣り始めてから5時間近くが経ちましたが未だ生命反応はゼロであります。

竿を出す前までは七里のようなところを想像していましたが、エサ取りも少なくてかなり勝手が違います。それに当日は明け方の冷え込みが半端ではありませんでした。。スマホで確認すると。。なんと気温は2℃(ﾟ∀ﾟ)ァハハハハさむいヨー

＜幻想的なひととき＞

陽が昇ってきました。放射冷却ってやつでしょうか、海面から湯気のように水蒸気が立ち昇っています。

歯をガチガチ鳴らしながら打ち返していると、ここにきてようやく待望のアタリが。。。っつうか、いきなり竿が飛びました。尻手ロープを忘れてきたためドラグはフリーにしていたつもりでしたが、どうやらロックしたままだったみたいで、本当に絵になる飛び方でしたね(;・∀・)。

感心してる場合じゃないのが判ったのはジャリ浜に着地したランドサーフが更に海へズルズル引き込まれていくのが見えた時です。慌てて駆け寄って竿尻に手を伸ばすと竿が引きずられ手は空を掴んでしまう、ということを2回ほど繰り返した後、ようやく波打ち際で竿尻のキャッチに成功ました。これはさすがにヤバかったですね

波打ち際の突っ込みを竿のバネ性でしばらく耐え、ようやく波に乗せて浜にズリ上げたのは。。。う～んコロかぁ～

＜コロダイ66センチ：結構大物＞

実は今回の裏本命はコショウダイ。一瞬喜んだんですけど見間違いでしたww　まぁそう簡単に釣れてしまってはそれはそれでツマンナイってもんです(^-^)v

魚も釣れたことだし、久しぶりに持ってきたアルポットでお湯を沸かして温かいコーヒーをいただきます。

＜あたたまるなぁ＞

ついでにカップニャードルにも湯を入れてズルズル食います。朝マズメなんですけどね。朝食を抜くのはカラダによくありません。

朝もやのなか漁に出る船

V字の編隊で南へ飛んでいく鳥

大きなコロダイをキープしたのであとは潔く「一発」を狙うのみ。ただ初入釣の悲しさ、どうやら見当違いの場所に入っちゃったようです(@_@。

陽が昇ってからはカワハギ狙いに切り替えようか迷いましたが、コロダイをどう料理するか？で頭がいっぱい。納竿まで大針で通しましたよ。

午前中の潮止まりまで釣って本日の釣りはおしまいにしました。順に竿を片付けていくと、一本にメイチダイがついててラッキーでしたね(^^)v

コロダイとメイチは刺身で食べ比べ。食べる前に分かってたことですが、これは比較するのが可哀そうなほど。でもコロダイの水炊きは相当イケますよ。昆布でしっかり出汁をとってポン酢で食べる。今ではあまり耳にしませんが、昔は「魚（うお）ちり」と呼んでました。冬場はおすすめです。

12月は何かと慌ただしく、年末にはおふくろの一周忌も控えているので2023年の釣りはこれで最後かもしれません。

おふくろには随分洋画を観に連れて行ってもらいましたが、この「追憶」もよく覚えています。当時の僕は小学生、こういう恋愛の機微はまったく理解できませんでしたが、映画が終わったあとに立ち寄る南街劇場１階パーラーのアイスクリームが楽しみでくっついて行ってましたね。