僕の勤めている会社は特段休みが多い方ではありませんが、今年は4月29日から5月8日までの、実に10連休という長期休暇のカレンダーになりました。
ここまで長いと次に会社へ行った時に何をやったらいいのか分からなくなりそうで、一応「休み明けにやることリスト」を作ってノートに挟んであります。これでともあれ安心と言いたいところですが、トシはとりたくないもんで、今度はそのリストを作ったことを忘れるという。。。。こうなるともうどうしようもないですね(´_ゝ`)
さて、やることリストを作って会社を出て、その夜からGW最初の釣りに出発したんです。向かった先は、
<鳴門でございます>
僕は鳴門というと条件反射のようにボンカレーをイメージしてしまいます。パッケージの女性は松山容子さんという女優で、Wikipediaによるとボンカレーが発売された1968年から時を待たずして結婚、引退されたそうです。
この画像は2018年、ボンカレー発売50周年イベント時に松山さんご本人がビデオメッセージを送られた時のものです。この時すでに80歳を過ぎておられますが、お美しいままですね。
てなことを考えながら(大嘘)クサガッチョ師匠を迎えに行きます。今回は空山さんに鳴門のマダイ狙いへ誘っていただきました。空山さん、うみさん、クサガッチョ師匠、そして僕の四人で鳴門の一日を楽しむ予定なんですよ。
競争率の高いポイントだと聞いていたこともあって現地には結構早い時間に到着しました。が、タッチの差で地元のキャスターさんが狙いの場所へ三脚を並べ始めています(三つも)
実はこの方、本日お世話になる徳島セントラルサーフの廣瀬さんともお知り合いの方でした。いつものように”おはよーございまーす”と挨拶してズケズケ釣り場のことをお訊ねします。だって本当に何も知らないんだもん
程なくして空山さん、ぅみさんも到着して、釣り談議に(^_^)v。知らぬもの同士が釣りを話題にすんなり打ち解けることができるのは素晴らしいですね
ところで、徳島ではボーズのことを「にぎる(握る)」と云うって知ってました?
「握って握って1匹釣れる、ちゅう釣りやから。。」とおっしゃっていて、最初はなんのことか解らなかったんですが、「三回釣行してようやく釣れる、というほど確率の低い釣り」、という意味だったんですね。大丈夫ですよ、三回くらい何とも思いません(・ω・)。。そよ風のようなものです。
それよりも今まで何度も鳴門へ釣りに来ているクセに、その程度の事すら知らなかったことを恥ずかしく思いました。いかに地元の方とコミュニケーションを取っていなかったかということですね。
辺りが明るくなったころ、今回お世話になった廣瀬さんがわざわざ出勤前に様子を見に来て下さいました。
この場所の釣り方を、何十年分の知識と経験を、どこの馬の骨ともわからない僕にとても詳しく丁寧に教えて下さいます。無論、空山さんの人脈あっての事なのですが、もう本当に頭の下がる思いです。
と、雲の狭間から陽の光が差し込んできました。五劫の擦り切れ、いや、後光が射すとは正にこのことでしょうか。
さぁ釣りましょう
もうすぐ5月だというのに防寒着が必要な程寒い朝です。しかも先程の地元の方も「何とかやれる」というくらいの強い風。釣りをスタートした頃には雨まで降ってきました。廣瀬さんも「本当にこんな日に釣りに来るの?」と思ってたそうです。大丈夫ですよ、僕の友達には台風並みの暴風のなか奄美大島まで釣りに行くアレな人もいるんです。そよ風のようなものです。
さて、当初はかなりの激流を予想していたんですが、意外や意外、結構大人しい感じです。前回空山さんが来たときはかなりキツイ潮が差していたそうなので、これが吉と出るか凶と出るかドラグを緩めにセットしても
こんな感じです。
しかもかなりエサ取りが活発で、アタリもなく素針にされてしまいます。少し離れた空山さんたちも同様で、開始早々ヤバヤバ感が漂ってきました。
クサガッチョ師匠、早くもココロ折れかけてます。このひとは背中で語りかけてくるんだよなぁ。。。
と、僕のスピンに強い風のなかでもハッキリ分かるアタリが出ました。本日はナイロンラインを巻いていることもあってオーバーアクションで合わせます乗りましたよwww
これはマダイじゃないwってのは僕でもわかる、という手ごたえです。力糸が見えてきたあたりで少し抵抗をみせて上がってきたのはまったく予想していなかったマゴチでした。
<マゴチ40cmくらい実は測っていません>
さぁみなさんwこれからですよーと打ち返すものの、アタリも分からないうちにエサがかすめ取られていく、を繰り返すのみです。このマゴチ、なんとこの午前の部、四人で釣って唯一の釣果だったんです。
しかも、エラを抜いてクーラーボックスに入れようかというその時です。エラブタの鈎が手袋に引っ掛かり、そのまま海へ落っことしてしまいました。なんてこった(*_*;
釣り場全体がまるでダメというならまだしも、件の方はキッチリ釣っておられたので、こりゃもうトホホな結果になっちゃいましたね(^_^;)
お昼前に潮が止まったのを機に午前の部は終了しました。とにかく暖かいものが食べたい!ってことで、中華そばの「いのたに」さんで昼食でございます。
中華そば(中)+生卵。冷えた身体には最高ですね。大盛りにしときゃよかった。
さて、お腹もいっぱいになって心機一転、次の釣り場へ向かいます。午後はアイナメ狙いですよ。
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スーパーに寄ったり、少し仮眠を取ったりした後、第二ラウンドのスタートです。ぅみさん達は爆睡中ですが、陽が射して暖かくなってきたので竿を出してみました。ところが用意が出来て、さぁ第一投、という時にまた雨が。。。ヤメテよもう
やっぱりクルマに戻ろうかと思っていると、竿尻がポーンと跳ね上がるアタリが出ます。まさか!
<アイナメ28cmくらい。。これも測ってない>
アイナメなんてものは釣れないもんだと思っていたのに釣れてしまいました!嬉しいww
ただ喜んだのはここまで。ここからはフグの猛攻が続きます。少し方向を変えると今度は根掛かり三投連続で仕掛けを失ってしまいます(-_-)
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夕方、廣瀬さんが様子を見に来てくれました。またまたポイントの詳しい説明を伺いましたが、僕がまったく気づかなかったことばかりで、ホント自分がやんなっちゃいますよね。
おまけにお土産まで頂いてしまい恐縮至極でございます。
<サラダと味噌汁でいただきました。旨い!>
<コストコで韓国のりを大量に買ってしまい食傷気味でした。やっぱり関西人は味付けのりです。ホッとしますね>
てなわけで廣瀬さんのアドバイスも虚しく、この釣り場も最初のアイナメ一匹で終了しました。ホント教え甲斐のない生徒だわ
(´-ω-`)。。。
ここで廣瀬さんとはお別れ。そして一行は晩メシを食いに行くのでございます。
近くをググって「あそこ食堂」さんという、手打ちうどん&食堂のお店に行ってみました。空山さんが注文した「ちくわうどん」に乗ってる竹輪が美味しいというので一切れ分けてもらいましたが、たしかに旨いwwおでんもシミシミ。また寄ります!
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三日間徳島で釣りをするという空山さん、うみさんとは食堂の前でバイバイしました。鳴門マダイはまたチャレンジしたいですね!
”握って握って一匹釣れる”そうなので、あと二回行けば何とかなるんじゃないかなと思います。
また廣瀬さんには本当にお世話になりました。こういう懐の深い方にお会いできると、その土地まで好きになりますよね。
<鳴門のイメージ曲>
バンドメンバーのアクが強すぎてまったく目立たないライ・クーダー