2021年10月23日:玉野でタモリ | たっくう投げ釣りと日々

たっくう投げ釣りと日々

大好きな投げ釣りと、日々の忘備録です。
最近物忘れが激しいのであります。

さて弁当ができました。何だか少しおかずがグレードアップした気がしまますね。。実はこれ、全部近所のイオンで買ってきたお惣菜で、僕はご飯炊いただけです。おせちの容器が余ってたので転用しましたが、なかなか見栄えがよろしい。。。と最初は思ってましたがよくよく見るとそうでもないか(・ω・)

 

クサガッチョ師匠によると、鮭フレークなどをあしらうと”映える”そうですが、やはり日本人は梅干しでしょう。ここは断固として譲れないところですビックリマーク

 

などという超どーでもいい拘りは置いといて、今回は岡山へニベを狙っての釣行です。

 

緊急事態宣言が解除されたとはいえ、この時点で高速道路の休日割引は未だ適用されないままです。このあたりがイヤらしいんだよね、まったく。

 

なので今回も往路はできる限りの節約コースで西へ向かいましたが、見込んでいたよりも+1時間余計に時間が掛かってしまいました。

 

 

エサ店に寄ったり弁当を食ったりしながらitoさんと待ち合わせた場所に到着したのは15時をかなり過ぎた頃でした。itoさん待たせてゴメンあせる

 

今回の釣行に際し、itoさんに「どっかいい処ないかねー」と相談したんですね。じゃぁって事でitoさん、ここで一緒に釣りを付き合ってくれることになったわけです。いつもスマンこってす。

 

 

ゆっくり釣りの用意をしながら大きく深呼吸しました。潮風が身体いっぱいに染み渡っていきます。

 

itoさんが被ってきた帽子を面白がって写真を撮ってくれました。これ、受け狙いじゃありませんよ(+_+)

ちなみに水色のウィンドブレーカーはヨネックスです(頂き物)。こうして改めて見るとジーンズがダメですね。そういう問題じゃないかあせる。。。

 

 

<陽も落ちてきました>

 

 

さぁ釣りましょうか

 

 

3本を遠、中、近と投げ分けます。何と言いましょうかすごく投げ釣りらしい投げ釣りで、すこぶる気分がいいですね音譜

 

夕暮れ時によいキスが釣れてきました。このところウツボやらゴンズイやらそんなのばっかりだったのですごく嬉しかったです。

 

 

釣り場にやってきたときは潮が強く右に流れていて先客のキャスターが「釣りにならん」と退散する程でしたが、待っていればそのうち緩みます(^_^;)。。。釣り始めた頃はゆっくりと左へ流れる潮に替わっていましたよ。いいですね。

この日は急激な冷え込みに見舞われた夜でしたが、海水は正に”温い”という表現が適当な程で、エサ取りも相当なもんです。

 

浅すぎず、深すぎず、根掛かりはほぼゼロ。これで釣れりゃ言うことないんですが、そう上手い話はありません。でもいっちょ前に誘いをかけたり底を探ったり(^-^)。。。前回の中紀は水深3メートルで少しでも仕掛けを動かそうもんなら即根掛かり。。。これが両方同じジャンルの釣りですから、こういった振れ幅の大きいところも投げ釣りの魅力ですね。

 

 

竿先がクイッとおじぎしたので”これは本命かな”と思ったらセトダイが釣れてきました。ご存知の通りこれは瀬戸内、しかも岡山~広島と香川~愛媛が囲むエリアに多くて、他所では殆ど見ないという不思議な魚です。皮目に少しクセがあるものの非常に美味しくて、ただこいつがたくさん釣れるときって不思議とね、他の魚があまり釣れないんですよ。僕だけですかね??

 

岡山では普通に鮮魚店で並んでいる魚ですが、地方名が多いことでも有名です。僕が住んでいたアパート近くのスーパーでは、日によって、というか多分水揚げされた漁港によるんだと思いますが、同じ魚なのに表示名が違ってましたね。店側で名称を統一しないんでしょうかね汗

 

一番よく見かけるのが”タモリ”という呼び方です。これが一番ポピュラーなんじゃないでしょうか。あと”ビングシ(鬢櫛)”という一風変わった名前、”コショウダイ”とか”コロダイ”なんていう名前で売ってるのを見たこともあります。ただですね、”セトダイ”という名前で鮮魚店に並んでいるのはあまり見たことがありません(^_^;)

 

そもそも瀬戸内に多い魚を地元の人が”セト”ダイなんて呼ぶわけがありませんよね。

 

僕が子供の頃世話になった高松沖の島では”ビングシ”でした。子供ですから当然「鬢櫛」なんて言葉は知らないので語感で覚えるしかないわけです。未だにこのビングシという、魚の名前っぽくない語感がすごく印象に残っています。

 

 

そうこうしている内に小ぶりでヨレヨレのニベが釣れてきました。ちょっと病気っぽいんですが掛かりどころが悪かったので持ち帰ることにします。どうせ中華あんかけにする予定だし。

 

 

暫くこんな調子で釣っているところへitoさんの知り合いらしき人が釣り具を担いでやってきました。本当に顔の広い人だなぁと感心していると、二人してこちらにやって来られます。

 

「息子です」

 

イヤイヤ、そういうのいいから

 

 

「こんばんは、ホントなんですよ」と息子さんが挨拶されました。itoさんに大きな息子さんが居るってのは聞いていましたが、まさかまさかの登場です。それにしてもitoさん自身、外見が年齢不詳なので二人で居たら先輩後輩みたいです。

 

しかも投げ釣りやるんですと。

 

 

こうして3人で釣っていると、itoさんが綺麗な良型ニベを釣り上げます。(これは帰りにもらいましたチョキ)群れが回ってきたのかな?と打ち返しますが。。。ダメですね~

 

仕掛けを上げてエサを付け替えていると、今度は今年6月に下津井で会った岡本さんがやってきました。溜まり場かここはー(^_^;)www

 

岡本さんは、”明日の朝から釣りなんだけど、興奮して眠れそうもないのでitoさんに連絡したら、僕とここで釣ってると聞いて来た”といいます。

 

ブドウ農家を手伝っていると聞いていましたが、なんとブドウの差し入れまでいただいてしまいました。本当にありがとうね。

 

こうして寒さに凍えながら、営業マンだという20代半ばの好青年と同年代の元?プロ野球選手にしてブドウ農家のナイスガイ、年齢不詳のキモイおっさんと定年まであと僅かという、正真正銘のくたびれたおっさんの四人は釣りもそこそこに護岸でくっちゃべっておりましたとさ。

 

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夜半に竿を仕舞い、若者二人に道具をクルマまで運んでもらってあせる、別れを告げました。

 

これが岡本さんにいただいた「岡本農園」の瀬戸ジャイアンツというブドウです。もらったから言うんじゃありません。こんなに甘いブドウは初めて食べました。実が大きく皮ごとそのまま食べられます。itoさんは「紫苑」という品種を勧めていたので来年は食べてみたいですね。

 

 

釣りの方はitoさんにもらったニベが目立ってますね(笑)。。セトダイは煮付にしようかとも思ったんですが、5人分の魚を炊く鍋がなくて刺身にしてみました。身がしっかりした魚なので薄く切るのが良いと思います。キスも刺身にしましたが、家の人たちはキスの方が美味しいといいます。まぁなぁ汗

 

 

ニベは定番、片栗粉で揚げて中華あんかけにしました。料理も簡単だし美味しいですよ。写真撮り忘れたけど。