基本的にズボラな性格なのです。
なのでこうしていわゆる置き竿の投げ釣り以外ほとんどやらなくなったのも、”放っておいたらいつの間にか釣れていた”ということが”たまに”あるこのスタイルが、僕にピッタリだったんだろうなと思うんです。
会社にルアーマンが何人か居るのですが、彼らのアクティブな釣り方を聞いていると、僕なんかほとんど地蔵ですね。
ただそれでも変なところにこだわりはあって、その一つが上の写真。要するに釣行のたびに使った道具を水洗いしないと気が済まないんです。
竿やクーラーボックスだけじゃありません。リールもじゃぶじゃぶやってしまいます。水汲みバケツに天秤、オモリに至るまで全て洗います。かつてはサルカンやビーズ類まで持ち帰って水洗いして再利用していました。
手拭きや魚を掴んだタオルを始め、帽子や手袋、ベストは洗濯します。ここでひとつアドバイスですが、アナゴをたくさん掴んだタオルをそのまま洗濯機に放り込むと、洗濯槽がネトネトになって大変な事になりますよ。だれもやらんかそんな事(´_ゝ`)
古い道具を大事に使っているといえば聞こえがいいのですが、過ぎたるは及ばざるがごとしです。
三脚なんかはヘタに水洗いすると脚に水が浸入し、これはなかなか抜け切るのに時間が掛かるので、いつまで経っても脚を伸ばすたびにジュボジュボ音がしてみっともないったらありゃしません。特にダイワのサーフスタンドは水が入りやすいので脚は上向きにしてシャワーを掛けるのが正解です。なんてどうでもいい豆知識なんだ(ノД`)・゜・。
あとは何といってもリールのローラー部ですね。ヘタに水洗いしてほったらかしにしておくと確実にベアリングが錆びます。
特に僕の場合、いつも一個150円もしないような安っすいベアリングを使っていて、これ、防錆性能は極めて低いのです。
今回も一台のローラーが回らなくなったので分解してみると、上の写真のようにサビサビになっていました。あーあ(*_*;
汚れたパーツは超音波洗浄機で二度洗いするとかなりキレイにグリスやオイルが落ちますよ。
03パワーエアロの部品も手に入りにくくなってきているので、さっと汚れを拭き取るくらいがよい、、、とは分っているのにジャブジャブやっちゃうんですよね。
実はひとり暮らしの頃この病はもっとひどくて、投げ竿と一緒に風呂に入っていました。湯船に浸かりながら、竿をタオルで洗うわけです。
僕はこれを「スピン風呂」と呼んでいて、他にも「プロサ風呂」、「サフリ風呂」「ランド温泉」などがありましたが、家族と一緒に暮らすようになってからは彼らと風呂に入ることはやっていません。なので去年初めて購入したトーナメントサーフとは裸の付き合いができておらず、未だに少し他人行儀な距離感を感じているのです。あまり使う機会がないからだという気もしますが。
てな事を考えながらリールをメンテしていると、娘がおみやげにお団子を買って帰ってきました。大和八木駅近くにある「だんご庄」という、奈良ではそこそこ名の通ったお団子屋さんです。
知らない土地での一人暮らしはさみしいもんで、週末同僚は酒を飲みながらテレビに向かって話をしているといってましたが、僕は投げ竿と混浴していたわけですね。
今はこうしてお団子を買ってきてくれる娘も居るし、やっぱりスピン風呂はもういいかと思ったりします。しかしこの団子は旨いなぁ。