前回の高知釣行ではしばしば波が波止を洗うようなコンディションのなかで釣るハメになってしまい、ずいぶん怖い思いをしました。
それと同時に普段使用しているリュック(実は小学生の林間学校用
(;´・ω・))はびしょ濡れ、こんな時に投げ釣り用のシステムバッグがあったらなぁとつぶやいたところ、何とブログ仲間の銀次郎さんが未使用のバッグを譲って下さるとおっしゃいます。
今まで何度も買おうかどうしようか?そもそもバッグなんか買う前に今のオンボロリールを何とかすべきじゃないか、などと四の五の言ってるうちに月日は流れていったのです。そんななか、ひょんなきっかけで巡ってきたご厚意に今回甘える旨をご連絡したところ、さっそく届けていただきましたよ。しかも天秤や仕掛けまで同梱して下さいました。
よっぽど嬉しかったのか、普段あまり釣りの話はしない家の人に大いに見せびらかしまして、家の人、その様子にちょっとびっくりしてましたね
(^_^;)
左が今まで使っていたリュック。収納力はほぼ変わりませんが、システムバッグのガッチリ感は安心です。これで今後は多少雨に降られようが、波を被ろうが平気ですね。あと実際に背負ってみて判ったのが背中と腰にフィットする感覚で、重さを感じにくい形状を目標とした設計が感じられますよ。
このシステムバッグ、病気が原因で本格的な投げ釣りが出来なくなったと仰る銀次郎さんの分まで使いまくりますよ。(決して釣りまくるとは言わない(´-ω-`)。。。)本当にありがとうございました!!!
というわけで新しいバッグに荷物を詰め替え、夏以来のHirocchiさんと牛窓へやってきました。天気悪いなぁ
ここへやって来るのは四年振りです。一時期は毎週のように通っていて、「ホーム」といっても恥ずかしくない唯一のところなんです。四年も経てば様子も変わっているだろうと予想していたけれど、見る限り以前のまんまですね。Hirocchiさんはここが「かつて東洋のエーゲ海と呼ばれていた頃」にペンションへ泊りに来て以来だそうです。
岡山・牛窓町は「日本のエーゲ海」とも言われ、「黒島ヴィーナスロード」やオリーブ園、おしゃれなホテルなどがあり、エーゲ海に来た気分が味わえる町。一方で、かつて港町として栄えた頃の面影を残すノスタルジックな通りもあり、多彩な顔を持ちあわせています。
そんな牛窓のおすすめ観光スポットやランチスポット・カフェを、「楽〇トラベル」牛窓担当スタッフが厳選しました。デートやドライブにおすすめの牛窓に出かけてみませんか?
これは楽〇トラベルの牛窓レビューの紹介文ですね。牛窓に担当スタッフが居ることに驚いた、という話は置いといて、Hrocchiさん、牛窓は「かつて」ではなくて今でも東洋のエーゲ海です
エーゲ海といえばジュディ・オングしか思い浮かばない僕ですが、あっちはあっち、よそはよそ、うちはうち。
そもそも「東洋のなんとか」というコピーがどうにもインチキ臭く聞こえるわけで、いい加減このカンバンは降ろした方がよいと申し上げたいのでございます。ちなみに僕は若い頃、梅田の大東洋というサウナで深夜バイセクシャルなおっちゃんに〇〇〇〇を握られた事があります。まったく関係ないけど。
さて、僕はHirocchiさんとは少し離れた場所に三脚を置いて、さっそく釣りの準備に取り掛かろうとしますよ。が、なんと。。。
水汲みバケツに仕掛け入れのポーチ、小物入れのケースが見当たりません。
どうやら新しいバッグに入れ忘れてきたようです(´・ω・`)。。あ然というのはまさにこういう時使う言葉ですね。しばし釣り場に立ち尽くすワタクシでございました。。。
Hirocchiさんのところに行って水汲みバケツをお借りし、残りの忘れ物はトボトボ歩いて近くの釣具店で調達しました。
6号ハリスに丸セイゴ14号、スナップサルカン、竿先ライト三つ。。。2,500円払って釣り場に帰って来て、ようやくスタートです。
さぁ釣りましょう
(早くも疲れてるけど)
ひとまず一本を投入して様子を伺うと、さっそく小型のチヌが釣れてきました。コイツはリリースしてまた同様の方向に投げると今度はチャリコ。一旦仕掛けを上げて、写真を撮りながら夕暮れを待ちます。
<今回一番気に入った写真>
そろそろかな?と釣りを再開します。仕掛けを投入後お茶を飲んでいると、スピンの竿先がクイッとお辞儀しましたよ。カレイみたいなアタリです。軽く合わせると乗りました。
この重いだけ、みたいな感触はニベっぽいです。引きが強い魚ではないので、あまり釣って楽しいものじゃないんですが、近くに寄ってくると何故かポロっと針から外れることが多くて、ムキになっちゃうんですよね。
手前まで寄ってくると良型はググググッと下に突っ込むのも特徴です。ホントカレイみたいでしょ(^-^)
<釣れました。よかった~>
40㎝くらいあって、しかもよく肥えてます。水っぽいだけであまり旨味のないヤツも多い魚ですが、こいつは脂が乗って美味しそう。ちなみにこのあたりで釣れるのは標準和名でいうところのコイチが殆どです。僕はつい最近まで「ニベ」という別の魚がいることを知らなくて、ニベはコイチの地方名だと思っていました。実際に瀬戸内ではニベと云えば↑これなんですが、紀ノ川尻なんかで釣れるのが「本当の」ニベなんだそうです。
反対に本物のニベはよく釣っていて、コイチにはあまりなじみのないHrocchiさんは、この黄色というか黄金色を珍しがっていました。キレイでしょ(*^^*)
岡山の単身時代は小型のニベがたくさん釣れると食べるのに困りました。仕方なくフライにして食パンに挟んで食ってましたね。ほとんどマヨネーズの味しかしないんですけど、酔っ払って帰った翌朝なんかに食べると妙に旨いんです。
そんなことを考えつつも、でもこいつはどんな料理にしようかなwwwなんて考えるのも楽しいですよね。
しばらくすると今度はグイグイッっとさっきより少しシャープなアタリが出ました。こいつも軽く合わせて巻き取りますが、今度はタイっぽい引きです。あまり最後の突っ込みもなく上がってきたのはこれ。
<マダイ35㎝>ストロボ点滅せず
Hirocchiさんも好調に釣れてるようです。自分が案内した場所なのでホッとしました。よかったよかった。
そうこうするうちに強い潮が流れ始めました。こうなるともうダメ、釣りになりません。仕掛けを上げて潮が緩むのを待つしかないです。近投してもムダですね(^_^;)。
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1時間以上経ってようやく潮が緩んできました。エサも残り少ないので青イソメを爆掛けにして投入すると、カカーンと気持ちの良いアタリでチャリコが釣れてきます。その次に釣れてきたのが下の写真。
最初はキビレかと思いましたがチヌのようですね。こいつもえらく肥えていて、普段はあまりチヌ・キビレの類は持ち帰らないのですが、こいつは大変キレイな魚体で、これまた美味しいに違いありません。
そうこうしているうちに今度は潮が完全に止まってしまい、細アナゴの入れ食いタイムがやってきました。
あとはもう下げの激流が待っているだけなので、そろそろ片付けましょうとHirocchiさんに連絡を入れて本日の釣りを終えました。
地元のベテランキャスターは、ここから次に下げの潮が緩むまでクルマで寝る人が多いんですが、エンジンかけっぱなしは厳禁ですよ。かつて関西の有名な(有名だった?)某キャスターさんとその一味が、大ひんしゅくをかった事がありました。子供じみた真似は投げ釣りの寿命を縮めることになりますよ。
<いつもながらお上品な釣果ですこと>
チヌはどう料理しようか迷ったんですが、片身を炙りで、もう片身は軽く昆布締めにしました。見た目に違わず臭みもなく、脂が乗って実に美味しかったですよ。
またメインディッシュのニベはフライ+タルタルも考えたんですが、今回は片栗粉で揚げ、中華風の餡かけにしてみました。これが家族には大好評で、なんでいつも狙いの魚を一匹しか釣ってこないのか?と詰問される始末です(;・∀・)ww。
この際だから言っとくけど、お父さんは釣りがヘタなんだよ。君たち諦めたまえ。