2020年5月7日:釣りのオキテ | たっくう投げ釣りと日々

たっくう投げ釣りと日々

大好きな投げ釣りと、日々の忘備録です。
最近物忘れが激しいのであります。

ここ二ヵ月ほどは仕事上でもコロナ対策に翻弄されています。

 

とにかく会社で知恵を出し合い、やれることはやりましたが、そうこうしているうちに今度はどんどん受注が減って、自粛要請もされてないのに休業せざるを得ない、というみっともない事になっておりますです。

休業するとなると、また色々新たにやることが増えるのでありまして、こういうモノ言いはイカンのでしょうが、いくら必要なこととはいえ、仕事が面白くないったらありゃしません。

 

それでも週末になれば次はドコへ釣りに行こう(^-^)?www。なんてワクワク計画する楽しみが待ってましたから、まだバランスが取れていたんでしょうね。

 

なのに今度は県外に出ちゃいかんという話になっちゃいました。釣り好きは奈良に住んではいけません。っつうか何でオレは奈良に住んでんだ(ノД`)・゜・。大和川の鯉は臭うんだよバカヤロウ(ToT)

 

とまぁストレスも大いに溜まっておりますよ。

 

投げ釣りは一人で釣行するかぎり、最もウィルス感染とは縁遠い遊びだと今でも信じております。投げ釣りディスタンスはソーシャルディスタンスの10倍以上ありますからね。

でも連日テレビは不安を煽るような放送ばかりやってるし、他府県ナンバーのクルマに狼藉を働く連中も居るんだとか。ウチの軽自動車は岡山ナンバーなので地元に居ても他府県ナンバーで、家族は本当に心配しています。

 

あと自粛警察っていうんですか、営業している会社や商店に嫌がらせするのも居るそうで、これは完全に犯罪行為ですよ。こいうのは大抵堂々とやりませんからね。たまんないです、まったく。

 

またSNSやブログへの悪質な書き込み。僕のお友達もやられました。主張の是非はともかく、言葉使いが悪すぎますね。相手に行動を改めて欲しいというより、単に汚い言葉で中傷し、わめき散らし、ストレスを発散しているだけのように思えます。これも選ぶ言葉によっては立派な犯罪です。

 

そんな殺伐とした世相のなか、ついにこんなのが出てしまいました。

福岡市が管轄する漁港を「ステイ・ホーム」推進のため、釣り禁止にした、というニュースです。テレビでも釣り禁止を無視して漁港にやってくる釣り人の姿が放映されていました。自粛要請を無視して営業を続ける、そんなお店に並ぶパチンコ客と報道の扱いがまったく同じですね。

 

実はですね、非常に唐突ですが、以前から、今のコロナ問題が起こる前から、僕は釣りもしくは釣り人がこういうハメに陥るんじゃないかと心配していたんですよ。

 

多分ですね、釣り船や釣り堀だったらこんな事は起こりえないんです。釣り人は営業している事業所を、料金を支払って利用しているだけですからね。

 

僕がよく引き合いに出すゴルフもあまり槍玉に挙げられません。ゴルファーというのは言い換えればゴルフ場を利用している客なわけで、勝手にそこいらでクラブを振り回している訳じゃない。しかもプレー費の一部は税金として国庫に納められる。ゴルフ場利用税というのがあるんです。この意味は大きいですよ。

 

家庭菜園だって勝手にそこらへんにキューリやらミニトマトやらを植えてはダメです。自分の所有する土地か賃借料を支払っている土地だけです、苗植えていいのは。

 

ところが入漁料が必要な一部の川を除き、釣りだけはまったくの無料です。これは不思議ですね。良いことなんですよ、釣り人にとっては。でも悪い見方をすれば、自治体や漁業者が管理している場所に勝手に入り込んで、狼藉を繰り返している、と取られかねない。というか、今や半ばそんな扱いになっているんじゃないでしょうか。釣り人は。

 

昔米国でナマズ釣りに連れて行ってもらった時は、ちゃんとライセンス料を払いました。1日券というのは当時なくて、10日間の非居住者用ライセンスが確か13ドルくらいでした。カードをパウチしてもらって、帽子に付けるか、首にぶら下げます。でないとレンジャーに提示を求められます。ブッコミ釣りをしていた数時間のうちに、ちゃんとパトロール中のレンジャー(Park Ranger)がやってきましたよ。で、お前ベトナム人か?チガウヨー、ニホンジンアルヨーとかやり取りしながら、何匹持って帰って良いかとか、リリースサイズをレクチャーしてくれましたね。当日は丸ボーズだったんですが。。(´-ω-`)v。

 

ライセンス非所持の罰金は聞きそびれましたが、規定以上に魚を持って帰った場合の罰金はナマズだと確か一匹あたり150ドルだと言われたように記憶しています。自然保護官ですからね、無論ゴミのポイ捨てなんて厳禁です。あり得ません。護身用の銃も持ってましたよ。

 

何でも外国の制度がいいわけではありませんよ。制度、ルールが生まれるにはそれなりの背景があって、ようするにルールで縛って違反者には重い罰を与えないと収拾がつかんのです、多くの国は。日本人はやはり、なんだかんだいっても規律がありますからね。

 

でもそれも、もはや限界かなって感じています。ゴミ問題や不法駐車はいうに及ばず、禁止地区の不遵守など、目に余るどころか人格を疑うような行いが横行していますから。

 

ライセンス制にすれば問題のかなりの部分は解決しますよ。不届き者はライセンスを停止すれば済みますから。それに一定のルールの下で遊んでるんだという大義ができますからね。「勝手にやってる」というちょっと落ち着かない状況からは脱することができます。「コロナ自粛」もやる必要がありません。釣りがNGなら、感染がおさまるまでライセンスを停止すればよいのです。逆にライセンスが有効ならマスコミやネットでつべこべ言われる理由がなくなる。これは大きいと思いますよ。もちろん屈強なレンジャーの存在は欠かせません。

 

釣りをするのにお金を払うなんて考えられない、と思う人は多いと思います。でもタダほど高いもんはありません。

それに米国方式を取り入れると持ち帰り可能な魚が制限されますから、たくさんの釣果を並べて爆釣写真を撮るようなこともなくなります。ただ僕はこれに関して言うと、何の心配もしていませんね(^_^;)

 

もう20年近く前のことなので記憶もあいまいですが、確か居住者用のライセンスは非居住者の30%OFFくらいだったと思います。お金は州に払うので、他の州から来た人は米国人でも非居住者扱いです。

 

日本の場合、これを都道府県と読み替えると、僕の場合どこへ行くにも非居住者扱いです。切実に引っ越したいですよ、ホント。。