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王子さまは半年で
心の傷を乗り越えた。
あんな無礼な娘ばかりでは
あるまいと、もう1度
お見合いをすることにした。
北の床屋がお城に
呼ばれた。
王子さまが帽子を
取ったとたん
ロバの耳。
北の床屋はびっくり仰天。
それでも髪を整えた。
王さまが床屋に
たずねた。
「何か変わったものをみたか?」
「かわったものって、ロバの・・・」
最後まで言わせず
床屋を牢に入れた。
次の娘に王子さまは
耳を見せた。
娘はわっと泣き出した。
王子さまの心は傷ついた。
お妃さまが娘にたずねた。
「なにか、かわったものを、ごらになって?」
「エッエッエッ、だって王子さまのみ・・・」
最後まで言わせず
娘を牢に入れた。
西の床屋がお城に呼ばれた。
髪を整えた後
王さまがたずねた。
「何か、かわったものを、見たか?」
「いいえ、なにも。」
「もしも、何か変わったものを見たと
人にしゃべったら、命はないぞ。
それでよいなら、この金貨を持って
帰ってよし。」
3番目の娘に王子さまは
耳を見せた。
娘はポカンと開いた口を
閉じることはできなかった。
王子さまの心は傷ついた。
お妃さまが娘にたずねた。
「なにか、かわったものを、ごらになって?」
娘は答えようとしたが
口がきけず
手でロバの耳のまねを
しようとした。
最後まで耳の形を完成させず
娘は牢に入れられた。
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