野きろの杜街びらき
12月3.4.10.11日の4日間、新潟市西蒲区和納の野きろの杜にて街びらきを開催。
4日間で合計約1150名のお客さんが足元悪い中、寒い中お越しくださいました。
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初日の3日はまさかの一面真っ白の白銀の世界と澄んだ青空からのスタート。
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2日目の4日は夜中の暴風雨でマルシェテントがほぼ全滅するという朝からのスタート。
10日、11日は悪天候の中開催。
開催日以外にも県外から多数の方々が団体でお越しいただき合計180名。
首都圏、大分、長野、北海道、愛知といろんなところから来ていただきました。
ご来場いただいたみなさん、関係各社本当にありがとうございました!!
次は野きろの杜のグランドオープンが4月末に。
コミュニティ広場のLife Site 野きろ、複合商業施設のMall Site 野きろ、賃貸住宅Maison Site 野きろが植栽も終わり完全完成している予定です。
森と街をつなげ、人と人をつなげる野遊びのある街。
街並みを整えるための建築協定というハード面だけではダメで、思考が近い方々が暮らすコミュニティというソフト面もつくらないとダメ。そして、森や自然と街をつなげることでその地域の豊かさが共感できる。
山から設計を考えて、街並みを整える。
日本でこれからつくる分譲地が売って終わりの短期スパンの分譲地でなく、木々や人とともにコミュニティも成長していく長期スパンで考える街づくりを日本全国に広めたい。
ここからは写真でそれぞれの建物を紹介
野きろの杜の真ん中に位置するコミュニティ広場 Life Site 野きろ
これから春に向けて、野遊びができるように芝が張られます。
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Life Site 野きろ
野きろの杜の中央に位置する広場
広場をL字に囲み、ルーフデッキを設け、集会場の機能や広場で遊んでいる子供を日陰から見守ることができるようにピロティを設け、野きろの杜に住む方の憩いの場所になるように設計。
ピロティのジグザグの柱部分は、わざと真っ直ぐ走れないようになっていて、キャンプサイトのアウトラインやガイロープの要素などを含んでいます。木材は魚沼杉や県産杉を利用し、ジグザグ状になっている木は杉の上の方の丸太を利用し、杉の下の方の丸太は外壁や梁と呼ばれる部分に利用。
複合商業施設 Mall Site 野きろ
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Mall Site 野きろ
野きろの杜に住む方や地域住民が日常利用するように設計した複合商業施設。
外観は山並みをデザインに取り入れ、左から角田山、多宝山、弥彦山、国上山と連なる山々をイメージした外観。魚沼杉の外壁と構造材も県産杉を多用し、地材地建のお店に。内部はシンプルな空間になるようにし、家具や什器で彩を加えられるようにしています。
賃貸棟 Maison Site 野きろ
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Maison Site 野きろ
性能が高く、いい家=注文住宅。という選択肢以外の提案を行いたい。という思いから一般的な注文住宅以上の断熱性と快適性のある賃貸住宅を設計。広い1LDKもしくは2LDKに可変できる家とし、プライベートルーフデッキのある暮らし、野遊びのある暮らしを提案するために2階LDKにし、15帖のLDKに連続する形で8.76帖ものルーフデッキを完備。全国でも類を見ない地材地建の性能も高い野遊びできる賃貸住宅にしました。
最後のSIAサルキジーヌコラボモデル
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野きろの杜にて分譲中のSIAサルキコラボモデル
外観のポイント
ファサードは安田瓦と魚沼杉のマテリアルの美しさを最大限に出すボリュームになるようにシンプルにし、深い軒をつくることで街ゆく人や遊歩道への雨宿り場としても機能するようにしました。
内観のポイント
内部空間は古民家の土間をこの建物は現代版の土間として解釈し、できるようにあえて用途を限定しない空間構成としました。
時に家族のリビングダイニング、時に地域の集会場、そしてリモートワークのコワーキングスペースとしても。くつろぐ、食べる、働く、遊ぶ。用途を限定しない事で、新しい土間空間をつくりました。
野きろの杜
2019年9月に友人である新潟土地建物販売センター社長の川上創氏から開発申請を出す一歩手前の計画を一旦ストップするから一度提案して欲しい。と言われ田園風景に馴染む、この場所ならではの提案をし、2020年5月にスノーピークさんに二人でプレゼンし、3社協働でのプロジェクトがスタートしました。
一番最初に提案したコンセプトは、
田園風景にふさわしい村。和納ヴィレッジ。
自然を大切にし、かつエコロジーな暮らしをつくりたい。そのために世界観、思想の共有をした人々が集まる場所をつくりたい。ということでした。
その提案を気に入ってもらってこのプロジェクトは動き出すことに。
自然を大切にエコロジーな暮らし、世界観、思想の共有とは?
僕たちの暮らしは自然に支えられている。新潟は豊かな川がある農業県。
それは越後平野と日本一の長さと日本一の流れ出る水の量を持つ信濃川と日本第二位の流れ出る水の量の阿賀野川の二つがあるから。
その豊かな川は豊かな山のおかげ。
新潟県は森林面積は全国第5位。農業県ではありますが、林業県ではありません。
また天然林かつ広葉樹の多い県ではありますが、人工林ももちろんあります。人が植えた木だからこそ人の手をいれないといけない。今から60年から100年前に我々のために植えてくれた人工林。この人工林を僕たちも次世代につなぐ義務があります。
山や森、建築に携わっているからこそ「山を守り街並みを整えたい。」
もともと自然、山、森と街の距離は近かったのです。それが今は遠い存在へ。
だからこそ「100年前の暮らしに学び100年後のスタンダードをつくりたい。」
だからこそ、地材地建を届けたいのです。
田園風景を楽しむために、田園風景が広がる南側の敷地エリアは最高高さも決めて、平屋建てのみとし、自然が身近に感じられるように各戸建てエリアには3mの緑道を通して隣家とギチギチに建ち並ぶことが無いようにし、敷地の4隅には共有の街路樹を植樹し、お庭にも3本以上の植樹をする事にしていたす。推奨樹木も設け、岩室や弥彦に群生している樹木としています。次にエコロジーな暮らしをするために、HEAT20 G2グレード以上の住宅限定とし、街並みを整えるために杉板推奨かつ窯業系サイディング、ガルバリウム、タイルの禁止。そして外壁の彩度と明度も決め、高さ制限、物置、カーポートも含めた外壁後退距離、カーポートの色指定、給湯器などの設備をできるだけ隠すなどを決めること街並みが整うようにし、自然を愛し世界観と思想の共有ができるようにスノーピークさんに入っていただき野遊びのある暮らしを届けていきます。
そしてこれらを全て協定とすることで世界観、思想の共有ができるようにしています。
また僕たちが大事にしているのは、野きろの杜に建物が立ち並ぶこと、要は完売する事がゴールではなく継続的に街が成長できるように、3社で見守り、土地所有者による管理組合を結成し永続的に街を美しく保てるようにしていきます。
100年前の住宅に学び、100年後のスタンダードをつくる
暮らしに心地よさと愛着を
山を守り、街並みを整える。
林業から製材そして建築設計、ものづくりと。
森と街をつなぎ人と人をつなげる野遊びのある街。
野きろの杜