非常識な精神科医さんのブログで、とても共感できる記事があったのでリブログします!
(非常識と書いてますが、本当にすべて常識的です!!)
特にここ↓
なぜBNZ(ベンゾジアゼピン系薬剤)をそんなに軽々と処方するのか?
「軽い安定剤」という呪縛はかかりつけ医の中ではいまだ健在だ
近年、精神科医はBNZを慎重に処方しているというのに…
本当にそうなんですよ!
私はベンゾ系は、依存性、脱抑制などが生じるため、あんまり使いません。
抗不安薬はどうしてもの時だけ、眠剤も、できるだけベンゾジアゼピン系以外のものから使って、それでもどうしても不眠の場合は、ベンゾ系を使いますが、より依存性の少ないものや副作用の少ないものから使います。
でも、開業医では結構簡単に使われています。
パーソナリティ障害の患者さんに、ベンゾ系やら抗うつ薬やら多量に出されまくって、脱抑制やアクチベーション(薬の副作用で、不安焦燥、不眠、落ち着きのなさ、衝動性、易怒性などが出現すること)でOD(過量服薬)したり、リスカしたりして大変な状態で紹介されで入院…というケースの多いこと多いこと!
それ以外でも、↑のブログ記事にあるように、高齢者やほかの精神疾患でも、ベンゾ系やらそれ以外の薬をてんこ盛りにされて、かえって病状が不安定になったり、副作用に苦しんで、どうにもならなくなり、入院目的で紹介されてきたりとか・・・。
前にも書きましたね!
精神科のお薬は、診断をきちんとして、その診断名にあった、適切なお薬を、必要最小量(可能な限り単剤)、というのが原則です。