前回の記事の続きです♪
☆強い薬、弱い薬
↑髪の毛ボサボサ!(笑)
抗うつ薬だったら、 例えば・・・
デュロキセチン(サインバルタ)(SNRI)は、意欲低下に効果的、
パロキセチン(パキシルなど)、エスシタロプラム(レクサプロ)など(SSRI)は、抗不安作用に優れている、
また、レクサプロは、最初から維持用量でいけるので、増量する必要がない、などのメリットもあります。
セルとラリン(ジェイゾロフトなど)(SSRI)は、副作用が少なく、薬で副作用が出やすい方は使いやすい、
ミルタザピン(リフレックス、レメロン)(NaSSA)は、うつ症状の中でも、不眠や食欲低下が顕著な方に使われます。
トラゾドン(レスリン、デジレルなど)は、睡眠薬代わりとして使われます。
四環系抗うつ薬のテトラミドは、せん妄にも使われます。
三環系抗うつ薬は、副作用が強かったりするので、今ではあんまり使われませんけど。
ですので、サインバルタとリフレックス、どっちが強いですか?
と聞かれても、比べようもないのです。
もちろん、上記に上げたどの抗うつ薬にも、意欲の向上、抑うつ気分の改善、不眠や不安の改善 等々、うつ症状を改善させる作用はありますが、 薬によって、得意分野や特徴が違うので、一概に比べられません。
個々の患者さんの症状、状態、副作用等々、いろんなことを考えながら、その方にあったお薬を出しておりますの。
睡眠薬の例も挙げようとしましたけど、また次回に!
精神科医 髙木希奈著 出版本のまとめ♪
オンラインカウンセリングアプリ「メンタルケアーズ」リリース!