人生100年時代と言われます。
一般に、65歳以上を高齢者、75歳以上を「後期高齢者」と言います。
実は、高齢者や後期高齢者になってからの人生は結構長いのです。人によっては10年や20年以上もあります。
我々は、高齢者になってからは、多くの場合、住み慣れた地域で老後を送りたいと考えるでしょう。
高齢者の福祉を考えるとき、地域の福祉をどうするのかが大切です。
地域の福祉を考えるため、地域包括ケアシステムという考え方についてまとめてみました。
老後をどうしたら充実したものになるかお悩みの方は、お読み下さい。
「地域包括ケア」とは何か?
地域包括ケアとは、
在宅のまま、
人生100年時代の後半を過ごすための、
仕組み(システム)です。
1.介護、2.医療、3.予防、
4.住まい、5.生活支援、
の5つの視点から、在宅の高齢者を支援します。
次のような植木鉢のイラストが、よく説明に用いられます。
(厚労省の地域包括ケアシステムの図)
自己決定が、地域包括ケアの中身を決める
図の植木鉢の土台にある「本人の選択」が一番大切になります。
本人の選択とは、自己決定。
自己決定とは、
自分の生き方を自分で決めること。
簡単なようで、難しい。
日本人の労働者とその家族は、終身雇用に、これまでずっと守られてきました。
自分の生き方を自分で決めるのに慣れていない人が、圧倒的に多いと思います。
人生の大切なことは、会社や行政が決めてくれていたのです。
高齢者に対する福祉も、かつては行政の仕事ととらえられていました。
その影響は今でも残っています。自分自身がどのように介護や生活支援を受けたいのかが、はっきりしない人が多いと常々感じています。
地域包括ケアの実例
植木鉢の図は、分かるようで分からない所があります。
そこで今回は、地域包括ケアの実際の例として、世田谷区の
「世田谷生涯現役ネットワーク」
をとりあげます。
世田谷生涯現役ネットワーク(現役ネット)は、市民活動、ボランティア活動、シニアの助け合いなど多様な交流をまとめたつながりです。
シニアサークルの連合会のような感じです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20231027/21/ishi-atama/b9/23/j/o0810108015356529578.jpg?caw=800)
地域包括支援センター
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20231027/21/ishi-atama/96/ed/j/o0810108015356529581.jpg?caw=800)
コチラは、要介護や要支援などの介護認定を希望する人が対象となります。
(ファイナンシャルプランナー、日本FP協会CFP認定者、介護職員向け実務者研修を修了)
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地域包括ケアの考え方をまとめた記事は、
コチラ↓です。
地域包括ケアに関するセミナーの感想をお読み下さい。
INFORMATION
![四角グリーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/531.png)
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