第3686段 大神の狼に捧ぐ歌 その9
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和8年9月5日付けの
立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』293号に
【大神の狼に捧ぐ歌】と題し連作15首を発表し
評価を世に問ひけり。
その9首目の作は
シートンの 『狼王ロボ』 読みたるは
いつの歳にや 夢中になりて
『狼王ロボ』とは勿論、アメリカの博物学者にして
動物作家であるアーネスト・トンプソン・シートンの著書である
全55編からなる『シートン動物記』のことにて
その男の少年期に読みたる一話なり。
その後は生涯のカリスマとなる白土三平先生の『狼小僧』
更にはやはり動物作家の戸川幸夫の『牙王物語』などなど
伏流水の如くその男の生涯に記憶の残る作品集が
脳裡にありて生まれ出でたる作なり。