新編・伊勢物語 第3675段 夏の夕暮れ時の歌 星原二郎第3675段 夏の夕暮れ時の歌 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和8年8月の上旬の或る日の夕方 エアコンの効きたる室内よりベランダに出でて 歌を つれづれに 忘れ草喫(す)ひ 空見上げ 老いの一人の 夏の夕暮れ と詠み、古歌にては【秋の夕暮れ】の名歌が【三夕】として 人口に膾炙してゐるのであるが この歌は【夏の夕暮れ】として抒情性高き名歌とぞ覚ゆれど 如何にや。 自画自賛も程があるぞとの批判と批難 覚悟の上なり。 ※二句の「忘れ草」とは勿論、煙草の事なり。