新編・伊勢物語 第3634段 伴侶の死を嘆く友 星原二郎第3634段 伴侶の死を嘆く友 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和8年6月の下旬の或る日 寡婦となりたる歌の仲間の愚痴ともいへる話を聞き 歌を 残さるるは 夫婦のさだめ 失ひて 一人し生きる 月日は永く と詠み、夫婦といえど通常なれば 連れ合ひのどちらかが先に死去し 連れ合ひのどちらかが残されることとなる。 そして、愛が深く、絆が強ければ強いほど その喪失感は大きく、その後の長き間を生きねばならぬ 事は明白なる事実の理を感じての作なり。