新編・伊勢物語 第3620段 葉書の投函時の作法 星原二郎第3620段 葉書の投函時の作法 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和8年6月の中旬の或る日 某新聞の歌壇への短歌作品を投函し 歌を 投稿歌 赤きポストに 頭(づ)をさげて 祈り投函す 夢かなへませ と詠み、自信作の落選が続きければ ここは一つ、神頼みがよからむとぞ覚え 歌の神様である柿本人麻呂、山部赤人、衣通姫 また住吉神、玉津島神などへ、懇ろに願ひての後 葉書をポストへと入れけり。