第3619段 対馬の防人を詠みたる友の歌を褒め讃へる
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和8年6月11日の
立春知立短歌会の毎月開催の
月例歌会に次の歌
在根よし 対馬の国の 防人を
訪ねて詠める 友の歌よし
を事前に提出し臨みけり。
初句の「在根よし」とは対馬に掛かる枕言葉なり。
歌の心はその男の所属する立春知立短歌会の発行する
季刊誌の「立春誌」292号(令和八年三月五日発行)に
歌友のO氏の連作である『防人の歌』の中の一首である
最果てへ向かふに袖引き子の泣くを残して行きぬ防人の歌
を讃への作なり。
因みに、O氏の歌は万葉集巻二十 4401番の
韓衣裾に取りつき泣く子らを置きてぞ来しや母なしにして
を踏まへての本歌取りの作なり。
而して、歌会での評価は低き得点なれば残念なり。
その原因は馴染みの薄き「在根よし」の枕言葉が原因とぞ
覚えけれども枕言葉の復権を願ひ使用を続けければ
仕方なきこととぞ覚えけり。