第3513段 長篠合戦の鳥居強右衛門伝 その13
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和8年3月5日付けの
立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』292号に
【長篠合戦の鳥居強右衛門伝】と題し連作15首を発表し
評価を世に問ひけり。
その13首目の作は
信長の 命なる首塚 苔むして
比翼連理の うるはしく見ゆ(作手甘泉寺)
鳥居強右衛門の行動は織田信長公の耳にも入り
其の信長公の命により妻君の里である新城市作手に
妻と共に眠る奥津城が建立され参りたる折の歌なり。
なほ甘泉寺は臨済宗永源寺派にて翔龍山甘泉寺が正式名。
樹齢600年以上の日本一の高野槙が聳えゐる名古刹なり。
※四句の「比翼連理」とは「比翼の鳥、連理の枝」の略にして
男女の深き契りをいふ中国の楊貴妃と始皇帝を称へたる
唐の詩人の白居易の長編叙事詩の一節なり。