新編・伊勢物語 第3359段 没なれど推敲し蘇る歌 星原二郎第3359段 没なれど推敲し蘇る歌 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和7年9月の中旬の或る日 新聞歌壇等への投稿の多くが落選となりたる 現実に対して 歌を 没となり 埋もれて眠る 歌あまた よみがへりこよ 磨けばひかる と詠み、消へゆく運命の歌に対して 死後の世界である≪黄泉(よみ)≫から≪帰りくる≫が語源の ≪よみがへり≫を望みけり。 未練がましき男なり。