第3345段 孫姫の二十歳の御祝ひに
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和7年9月の上旬の或る日
その男の初孫が来年には晴れの成人式を迎へるにあたり
何をお祝ひに贈らむか悩み
歌を
娘さぶ 孫の二十歳の 祝ひとて
贈らむとする 爺の宝を
と詠み、来年を待ち遠しく思ひけり。
※初句の「さぶ」とは「らしくなりて」の古語なり。
而して、その男の宝とは一体 何か?
現代の娘が受け取り喜ぶものか?
などなど思ひ悩めども
その男の存在の証の【品々】なれば【何をか言はむや】なり。