第3308段 失恋を繰り返す寅と妹のさくら
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和7年7月27日、刈谷市は総合文化センターにて開催の
中日歌人会の三河特別歌会に
次の歌の
失恋の たびごと旅へ 寅はゆく
どこへ行くやら さくらはらはら
を事前に投稿し臨みけり。
寅とは勿論、映画『男はつらいよ』の渥美清が演じるフーテンの寅こと
車寅次郎にて
さくらとは勿論、映画『男はつらいよ』の車寅次郎の妹役の
倍賞千恵子が演ずる旧姓は車さくらの諏訪さくらのことなり。
作品は二句の【TABI】と四句と結句に【RA】の音韻を踏みたる作なり。
而して、歌会での評価は無念なる結果にて
慚愧の思ひをいだき帰路に就きけり。