新編・伊勢物語 第3281段 『相対性理論の敷衍による』31 星原二郎第3281段 『相対性理論の敷衍による』31 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和7年5月22日 その男の所属する立春知立短歌会の 五年ごとに発行する合同歌集の今回版の 『池鯉鮒Ⅳ』に『相対性理論の敷衍による』と題した 連作45首を発表し評価を世に問ひけり。 その連作の第31首目は 悪徳は 栄ゑ続けて 美徳との 差は拡がるばかり 世も末なれば 悪徳と美徳、正義と邪悪 その拮抗状態継続こそが歴史とぞ覚えければ 生まれ出でたる作なり。