第3261段 『相対性理論の敷衍による』11
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和7年5月22日
その男の所属する立春知立短歌会の
五年ごとに発行する合同歌集の今回版の
『池鯉鮒Ⅳ』に『相対性理論の敷衍による』と題した
連作45首を発表し評価を世に問ひけり。
その連作の第11首目は
「有漏路」とふ 蕎麦屋のありて 蕎麦にては
無漏を目指すや 若き店主は
有漏路とは煩悩が多い者のゐるこの世の事の仏教用語
無漏とは無漏路の略称にて煩悩汚されぬ清浄の世界の仏教用語
蕎麦屋は尾張の国は一宮市にある店舗の屋号。
頑固にて変はり者の店主とぞ覚えけり。
而して、その彼の打つ蕎麦は絶品なり。
疑ふなれば行きて試しに食する事を勧めるなり。