新編・伊勢物語 第3229段 遠き日の恋の思ひ出 星原二郎第3229段 遠き日の恋の思ひ出 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和7年6月5日付けの 立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』288号に 【擬人と代名詞】と題し連作15首を発表し 評価を世に問ひけり。 その1首目の作は 恋敵(ライバル)は 御曹司にて 当方は 素手の孫六 敵ふ筈なし ※「素手の孫六」とは美濃の国の刀工の「関の孫六」をもぢりての語。 その男の遠き日の恋の思ひ出を懐かしみ詠みたる作なり。