第3222段 蒲郡俊成短歌大会での入選
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和7年4月29日に開催の
三河の国は蒲郡俊成短歌大会に参加し
投稿の作品の
陸軍の 娯楽といへば 相撲しか
なかつたとぽつり 晩年の父
に入選の栄誉を給はりけり。
而して、選者の栗木京子先生より
「さらっと詠んでゐるのだが奥の深い歌」との高き評価を言葉を
頂き欣喜雀躍し会場を去りけり。
歌の心はその男の実の父親との思ひ出にて
或る年、温泉旅行へと共に行きたまたまテレビにて
大相撲の中継を観たる折に呟きたる父親の言葉を記憶してゐての
感慨なり。後悔はもっと戦争時の体験を聞けばよかったのに
との悔いが今もってありけり。