第3175段 屁負比丘尼の役割の友
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和7年3月2日
刈谷市は東刈谷市民センターにて毎月開催の
千草会短歌会の月例歌会に
まう一首、次の歌
たとふれば 屁負比丘尼の やうなもの
部長解任 友は愚痴らず
を事前に提出し臨みけり。
歌の心はその男の歌の友である大島久雄氏の事にて
一部上場企業の某商社に勤務し
部下の課長の重大なりミスの責任を取り
降格処分を受け容れたる折の経緯を詠みたる作なり。
※「屁負比丘尼」とは仕へる主家の娘の放屁を身代はりとなりて
自分の仕業にして恥を引き受ける女使用人の古称なり。
而して、歌会での評価は内容を理解いただき
まずまずの得点のあれば、自死したる
故・大島久雄氏へのよき鎮魂慰霊歌とぞ覚えけり。
合掌