新編・伊勢物語 第3168段 西尾の八ツ面山の山頂にて 星原二郎第3168段 西尾の八ツ面山の山頂にて 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和7年3月5日付けの 立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』287号に 【西尾吟行】と題し連作5首を発表し 評価を世に問ひけり。 その1首目の作は 西尾なる 八ツ面山の いただきゆ 見渡す三河 寛(ゆた)に豊や この歌の心、かの昔の仁徳天皇の逸話の 国見して民の竈より立ち上る煙の少なさに 三年間の租税免除の実施がモチーフなり。