新編・伊勢物語 第3152段 人生の未来に待つものは 星原二郎第3152段 人生の未来に待つものは 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和7年2月の上旬の或る日曜日の朝 いつものやうに新聞を繰り拡げ 更にまう一首、歌を この先は どうなりゆくか 判らねど 信じた歌を 詠み進むのみ と詠み、人生の未来に待つものはなにびと と言へども知らぬものなれど 今日といふ日の充実を求め願ひけり。