新編・伊勢物語 第3143段 蔵書の断捨離 星原二郎第3143段 蔵書の断捨離 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和7年2月となりて 歌を 読み終へて 残すべきかはた 処分かと 迷ひに迷ひ 決めかねてゐる と詠み、早かれ遅かれ処分する必要に迫られる事は 明かなれど読書人としての拘りが阻み続けけり。