新編・伊勢物語 第3135段 この世に数日間のみ生きたる弟へ 星原二郎第3135段 この世に数日間のみ生きたる弟へ 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和7年1月22日 東京は皇居での歌会始めの儀の日にて この年の御題の「夢」に想の閃き 歌を 未明の夢に 現れ消えしは 数日の 命の弟(おと)か 語り合ひたし と詠み、昭和33年2月3日生まれの弟の 早世を悼み懇ろに般若心経を唱へけり。 合掌礼拝