新編・伊勢物語 第3127段 「何」の漢字の訓の多さに 星原二郎第3127段 「何」の漢字の訓の多さに 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和7年1月の中旬の或る日 偶然に「何」と云ふ漢字の読み方の多さを知り 歌を 「何」の漢字 あぜ・あど・あん・ど いづ・どれ・な なじ・なん・とも多き 訓に驚く と詠み、一字の漢字の訓の多彩さに漢字と日本語の持つ 奥の深さを想ひ頬杖を衝きけり。