新編・伊勢物語 第3117段 蔵書の断捨離を先送り 星原二郎第3117段 蔵書の断捨離を先送り 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和7年1月6日 自室の蔵書の山に嘆息をつきて 歌を 読み終へて 再び読まぬ 本あまた 断捨離出来ぬ 身を切るやうで と詠み、早かれ遅かれ処分をせねばならぬことは 重々承知なれども、問題解決を先送りにして 溜息を一つ衝きけり。