第3107段 大谷翔平の或る日の仕草
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和6年12月21日
刈谷市文化協会所属の短歌部会の
月例歌会に次の前書きを添えて
歌を
バットをも 人になぞらへ 犠打なれど
よく打ちたりと 労をねぎらふ
事前に提出し臨みけり。
歌の心は今年メジャーリーグにて大活躍の大谷翔平
平凡なる外野フライを打ち上げ1得点を挙げての後に
ダッグアウトに戻り使用のバットを撫で労ひたる仕草を詠みたる作なり。
逆にチャンスに良き結果を出せなかった選手が
バットを乱暴に扱ひ、あたかも打てなかった責任はバットとぞ
言はんばかにに投げつけ
最悪はバットを地に叩きつけへし折るなどあるまじき行為と
真逆を讃へての作なり。
而して、歌会での評価は【犠打】を【犠牲バント】と捉へられ
その男の意図である【犠牲フライ】の時の感慨を理解されず無念なり。
いと悔し。