新編・伊勢物語 第3089段 蕪村顕彰全国俳句大会に出したる作品③ 星原二郎第3089段 蕪村顕彰全国俳句大会に出したる作品③ 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和6年12月2日 11月26日に開催されたる 丹後の国は与謝野町での 第13回蕪村顕彰全国俳句大会の作品集を受け取りけり。 その男の三作目の俳句の 春の雲たしかに誰か乗りてゐる もどの部門の入賞作品にも やはり見当たらず悔しき思ひを募らせけり。 この俳句の心は発想が平凡なれども 或る春の日の実感より生まれ出でたる作なり。 残念無念なり。